暖かい地方での、サクラの開花宣言を聞くと本格的な春到来を感じます。
もう一つ「選抜高校野球」の開幕にも「春来たり・・」を覚えます。
この選抜野球開幕二日目、試合に負けたある学校の監督の試合直後の談話が問題視されています。
高野連にしても、試合を中継する解説員やアナウンサーなどが「良いことばかり言ってる・・・」なあ~と、以前から疑問視し、もっと現実に沿った発言もあってしかるべきと思っていたのですが・・・・
にしても、かの監督、エライ発言をしてしまったものです。
あの試合が終わったあとの「勝利監督の談話放送」を見ていました。映像として映らないのですが、常に敗けた方の監督の談話も取材記者から同時発表されます。
ところが「・・・うでを組んだり、下を向いたり、くちびるを噛んだりして、一向に談話がありません」とのことで終わりました。
これはおかしいな? 長い歴史でこんなことは無かったはずだが? と思いながら次の試合の観覧に入りました。
案の定「とんでもない談話」がなされたと、今朝の報道にありました。(内容は各地の新聞をお読みください)
この報道を読む限り高野連やNHK、それの解説者たちの「いい事ばかり・・・」の語りと「学校現場(指導者たち)」の高校野球に対する考えが、天と地ほども違っていることが判ります。
この発言が「21世紀枠」で出場し、45年ぶりに勝利した高校に対して、いかに侮辱的なものであるか・・・
敗者のウップンを、相手方を貶めるような言葉でしか晴らせないような人が教育者とは驚きます。
「恥」は勝敗の結果にあるものでは無く、むしろあなたの発言こそが「恥」の最たるものであることを知るべきでしょう。
「恥」の意味を取り違えた監督を持ったこの学校は、この不名誉を払拭するために、これから長い間苦しまねばならないことでしょう。
photo by karusan from OCNフォトフレンド
<北の国の春はまだ遠く>