かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

厳寒と大雪に泣く街 

2013-02-26 19:43:10 | 日記・エッセイ・コラム

 あまり楽しいはなしではありません。Img_2622_2

全国的に寒さが続くこの冬、道都札幌市は厳寒と大雪に見舞われ、日常生活にいくらか支障を来しているのです。

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  225日現在で、今冬の真冬日(終日マイナスの気温)が57日にもなり、昨冬より5日も多いことになりました。

 昨年12月から約3ヶ月の平均気温が平年よりも「1.2度」下回っています。

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  積雪量も平年を72%以上上回る150センチほどに達して、これは13年ぶりの積雪量です。(気象台がある街中のデータです)Img_2636

 けっきょく、総降雪量は5メートルを超えました。

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  幹線道路も、生活道路も除雪が間に合わず、車の渋滞と歩行困難な日々が続いています。

 雪対策・道路除雪費の当初予算149500万円では到底足りず、補正予算20億円を組みましたがまだ足りず、二次補正で25億円を追加し、総額194億円となり史上2番目の高額となりました。Img_2646
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 税収の伸びが見込まれない昨今、自然災害に近い「除雪」に要する費用ねん出は、けっきょく「借金」か、手っ取り早く「福祉予算のカット」などで間に合わせることになります。<o:p></o:p>

 そんな訳で、ここ「恋の街札幌」に住む人々は、この冬『雪はあるが金が無い』、心凍る日々を過ごすことになるのです。

Img_2654

 

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地球を滅ぼす「核の廃棄物」

2013-02-16 19:01:38 | 日記・エッセイ・コラム

 

最北の街稚内市から、日本海側をおよそ50kmほど南へさがったところに「幌延町」という小さな町があります。 

町内の面積が「574.27?」、人口が「2600人」で人口密度は「4.57/k㎡」と人が少ない代わりに乳牛が「11,000頭」もいる、純酪農地帯です。 

近隣に「国立公園サロベツ原野」があり、広大でいかにも北国を感じさせる風景が広がるところです。

Img_6883
 この幌延町に「日本原子力研究開発機構」が運営する『幌延深地層研究センター』というものがあり、地下を掘り下げ「核廃棄物など」を埋蔵する際の地層の研究をしています。

 

1980年(昭和55年)に、研究センター候補として挙げられ、道内や近隣住民の反対運動があったのですが、けっきょく「核廃棄物は持ち込まず、あくまで地層の研究だけ」という協定がなされ。2000年(平成12年)に掘削工事がはじまりました。Img_6885
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 つい最近、その『幌延深地層研』の掘削工事現場の地下350m付近で、メタンガスを含んだ地下水が異常出水しているとの報道がありました。<o:p></o:p>

 26日に異常が発生し、214日まで掘削工事が中断していたようで、センターはその間この事故を公表しなかったことがいま問題になっています。

福島の「原発事故」以降、それ以前まで「原発に関わるもろもろの不都合なこと」が国民に隠ぺいされてきたことを私たちは知りました(まだほんの一部ですが)

 このたびの「幌延深地層研」の事件についても、当事者はいとも簡単な事例と判断し公表しなかったとのこと。

この例を見ても、彼らにはあいかわず「不都合は隠ぺいする」体質がシミついていることを知らされるのです。Img_6888
 

それにしても、原発から排出される「使用済み核燃料棒」をはじめ、膨大な「低レベル核廃棄物」の処理の方向すら決まっていないまま、 

(危険と背中合わせで原発敷地内に保管されている。世界中の原発のほとんどが同じ状況とのこと)<o:p></o:p>

 あいかわらず「原発」を推進して行ったら、どうなるのでしょうか?

仮に、地下への埋葬方法を選択したとしても、放射能が除去されるまでに「10万年」という永い年月が必要とのことです。<o:p></o:p>

 <o:p> </o:p>核廃棄物をこのまま地下へ埋蔵し続けたとしたら、いずれ地球に人類は住めず、「核のゴミ」で地球そのものが破滅することでしょう。Img_6887
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 いま、私たちは「資源が無いから・・・」とか「経済発展のために安い電気を・・・」とか目先のことばかり追っていますが、地球全体の未来のことを考えたら、ここは一つ我慢の心が必要ではないかと思ったりするのです。<o:p></o:p>

 それにしても「アベノミクス」などという催眠術的言葉に操られ、「脱原発」の言葉が胡散霧消しつつあることに懸念を覚える近ごろです。

Img_6892

 

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