かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

東北の遅い春・・・Ⅱ

2012-04-30 21:39:55 | 日記・エッセイ・コラム

仙台空港をバスで出発したのが11:00頃。

Img_9321

車窓からの見た目には「震災・津波」の痕跡は見当たりませんが・・・よく見れば「ガレキの山」があったり、公園にはプレハブの「仮設住宅」の列が整然と並んでいたりします。

高速道路で直ぐのところの「有名かまぼこ屋」での昼食です。

このかまぼこ屋さん、「おおばひろし」や「藤城清治」の作品を上手に使って、落ち着いた雰囲気を醸し出していました。Img_9333

            

笹蒲鉾の形は、伊達家の家紋「竹に雀」から来ているとのことで、江戸時代?「ヒラメ」が獲れすぎて処分にこまり、すり身にして蒲鉾が考案されたとの説があるそうです。Img_9342

敷地内に「七夕館」を設け、仙台名物「七夕飾り」も見せてくれます。仙台の七夕まつりは東北の三大祭の一つに挙げられています。

美味しい昼食をいただいて、ここから高速道路を南下、岩沼市の名所「白川堤一目千本桜」の鑑賞です。

Img_9365

<先回の雑記の画像>

見事な、それこそ一目千本のソメイヨシノの満開寸前の景観には圧倒されました。

GWには大勢の観光客で、きっと大渋滞になるんだろうな?

なんて思いながら、バスは一路盛岡に向かってひた走るのです。

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東北にも遅い春が・・・

2012-04-29 21:34:55 | 日記・エッセイ・コラム

大型連休が始まりました。Img_9408

先日来、西の各地は高気温を記録し、まるで初夏のようだと報道されています。大震災直後の昨年のGWの人出は、自粛ムードで細々としたものでした。

今年のこの時期の人出、観光客はほぼ昨昨年並みに戻ってきたとのことで喜ばしい限りです。

GW期間中は混雑を避ける意味から、動かないことを信条としています。Img_9415

で、一足先の24日~26日と「東北の桜の名所めぐり」の旅に参加し、宮城、岩手、青森、秋田の東北4県をひたすらバスに揺られ、それぞれの地の遅い春の風情を楽しんできました。

桜のようすは、宮城県がほぼ満開で、盛岡近辺は一部がようやく開花した程度、青森の弘前城公園や秋田の角館武家屋敷通りは、蕾の赤みがそれなりの美しさを表現していましたが・・・。Img_9404

震災を被った東北各地も、今年のGWは観光客が戻りつつあるようで、関係筋はホッと胸をなで下ろしているようです。特に「被災地慰問巡り」「ボランティア参加」などの企画ツアーが各社とも満員だとのことです。

このたびのツアーを案内してくれたバス会社のドライバー、ガイドさんの話によれば、震災後のほぼ一年間「仕事が無くて辛かった」とのこと。冗談を交えながらの語りが、かえってこちらの胸を打ってしまいます。

直接的なお手伝いや「貧者の一灯」も差し上げられない私たちです。

自分も楽しみながら、せめて被災地の賑わいの一助にでもなればと・・・参加したこのたびの「桜の名所」巡りでした。Img_9433

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異常な好天?

2012-04-23 21:21:05 | 日記

 

好天を「異常」と呼ぶのはおかしいような気がしますが・・・

例年より雪解けが遅く、サクラの開花はGWが過ぎて2~3日経ってからと言うような予報でした。

4月の20日前後までは予報通りの陽気で推移してきました。

それが25日ころから急に気温が高い日がつづき、あっという間にサクラの開花宣言となりました。

驚いたことに、開花宣言の翌日に「満開宣言」です。

さらに北の旭川では2日の午前中に開花宣言したと思ったら、午後からは「満開宣言」となるスピードぶりです。

ゆっくりと花見としゃれる余裕も確保できないこの「サクラの咲き競い」をどう考えればよいのやら・・・

北の国はいま「百花繚乱」の言葉がピッタリの日が過ぎています。

 

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熊のお目覚め

2012-04-23 12:42:11 | 日記

北の国にも遅い春がやってきました。

街路の雪も溶け、陽射しも日々強くなっています。

川辺の柳の葉もうすみどり色に色づいてきましたが、木々の花々が咲き乱れるのはもう少し先の話しです。

そんな春先の陽気にさそわれ、冬眠中のクマも目覚の時期となってきましたが・・・まだ寝ぼけていたのか住宅のすぐそばを徘徊することになってしまいました。

近くに小学校もあり、児童の登校は父系同伴、下校は集団で先生の付添いする事態となりました。

 

けっきょく住民にとって「重大な危険」と判断され、射殺駆除されて一件落着となりました。

 

ところがこの「射殺駆除方法」に市民から多くの苦情が寄せられたとのことです。

たしかに「捕獲して山奥へ逃がす」方法はありますが、今回は追っても逃げず、2~3日同じところに現れていたようです。

――おりしも、秋田県でクマ牧場の熊が逃げて関係者お二人が熊に襲われ亡くなりました―――

秋になると市街地のあちこちに現れて散策?する熊ですが、春に住宅地に現れるのは珍しいことです。

最近、人間と動物の棲み分けが難しい例が多くなりました。

動物愛護の気持ちもわかるんですが、家の周りを徘徊されたり、農作物を荒らされたり、森林に多大な被害を与えたりしている現状では、駆除も止むを得ないかなと思います。

このたびの駆除に批判を寄せた人々は、上記のような被害に直接関係の無い人々なのでしょう。

意見はそれとしても、切実な被害を被っている人々の困難も理解してしかるべきかと思うのです。

 

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愚かな魔法使いの弟子たち 

2012-04-21 20:56:08 | 日記・エッセイ・コラム

浜 矩子さんというエコノミストが、報道番組で「原発」について発言していました。氏は完全に「脱原発」派のようです。その理由を表現する例に感心しました。

『原発を操る人々はまるで「魔法使いの弟子」のようで、魔法を掛ける呪文を教わっていても、それを止める呪文を知らない』・・・・

というものです。828_thumbnail

                                                                 

想いだしました・・・・・

1955年(昭和30年)に上映されたデズニーの「ファンタジア」というアニメ映画に「魔法使いの弟子」という部分がありました。

クラシックの名曲に合わせた「弟子役のミッキーマウス」の話しです。

師の魔法使いから水汲みの用事を言いつけられた見習い弟子が、水汲みに飽きて、箒に魔法を掛けて水汲みをさせるのですが・・・床に水が溢れても、それを止める魔法を教わっていなかったものですから大変・・・業を煮やして箒を叩き割ってしまいます。細かくなった箒それぞれが水をくみだしたものですから、大洪水になってしまうという話しです。1037_thumbnail

その次の「はげやまの一夜」とともに、綺麗なアニメと何とも言えない不思議な世界に引き込まれたものでした。

人類はその叡智をしぼって「原子力で発電」することを知りました。

ですが、その危険性を棚に上げ(あえて知ろうとせず)、いざ重大事故が起こったとき「人類を守る対処法」を学んで来なかったのです。

ファンタジーの中の弟子の失敗は、師の魔法使いがもどってきて事態を収拾してくれるのですが、ごらんのように「福島の原発事故」は収拾のめどすら立っていません。760_thumbnail

いわれなく家や土地をうばわれ、塗炭の苦しみを味わっている人々がたくさん居られるいま、いとも安易な検査やテストで「原発推進」を続けようとする「おろかな弟子」どもに鉄槌を加えるのは、私たち一人々の意思表示しかありません。

ミッキーマウスの汗だく顔を想いだし、それに「原発推進派の愚かな弟子たち」を重ねて思ってしまうのです。

<ミッキーの画像は借り物です。お叱りを受けるかもしれません・・ごめん>

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