かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

この一年の終わりに

2003-12-28 21:56:00 | インポート
大晦日まであと三日ほどになりました。

Cafe入会以来多くのお友だちができ、さまざまなお話しを聞くことができました。
それぞれの地方のできごと、そこに住まわれる人々の日常の生活と、その思いがさまざまであることを知ることができました。
近ごろではもう「Cafeのページ」を開くことが日課となってしまった感があります。

来年もまた「健康第一」を目標にしながら「Cafeへの浸り」を続けて行くつもりです。

お付き合い頂いたみなさんにあらためてお礼申し上げ、来年が「より良い年」でありますよう願って年の終わりのご挨拶といたします。


さて、この雑記帳でたびたび「北海道のできご
と」を書いてきました。
年末の新聞には例によって「道内の10大ニュース」が発表されております。コラム欄でこの10大ニュースを川柳で言い換えておりましたので書いて見ます。(もちろん読者の投句です)

① 十勝沖地震とタンク炎上
――暁に突如目覚めた大鰻――
――天災と人災罪を擦り合い――

② プロ野球北海道日ハム誕生、新庄入団
――新庄のファンにならなきゃならんべさ――

③ 台風10号が猛威、死者・行方不明11人
――危険情報だけが遅れる情報化――

④ JRタワー開業、大丸進出
――JRタワー泣く人笑う人――
(注)商戦さらに厳しく・・ってこと

⑤ 道知事に高橋氏、札幌市長に上田氏

⑥ 10年ぶりの冷害で道内コメ軒並み不作
――懐にカイロ忍ばせ盆踊り――
――夏休み水着飾ったまま終る――
――八十八の手間報われぬ辛い秋――

⑦ 三浦雄一郎さん、70歳でエベレスト登頂
――エベレスト七十歳へ畏まり――

⑧ 札医大名義貸しで処分、他大学でも発覚
――医療過疎名義を借りて生き延びる――

⑨鈴木宗男前議員が衆院選不出馬

⑩ 環境省が世界遺産候補に知床推薦
――知床の熊もグレードアップする――

とまあ~ 以上がその内容です。
順位12位でしたが「北海道警察の捜査用報償費不正疑惑」といった暗く重大なできごともありまして、来年に大きく尾をひくことでしょう。

この美しい北海道、来年こそは「明るく、希望に満ちた」ニュースで溢れますことを切に願って止みません。

雑記帳、本年はこれにてお終いといたします。
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いよいよ年の瀬ですが・・・

2003-12-23 23:40:00 | インポート
03年の暦も残すところ一週間となりました。

ほとんど景気回復の兆しもなく、世界規模での戦争やテロの話しが日常化しています。
一方この国では、殺人、強盗、放火、誘拐、詐欺、汚職・・・などなど「悪の見本市」もしくは「大悪事展」を見ているようなこの一年でした。

先日、長崎県平戸市は「入口遺跡」というところから、約9~10万年前の(と推定される)日本最古級の石器が出土した・・・と報じられました。

この国においても、人々は10万年という気の遠くなるような昔から「今日よりも明日は良く」なることを信じて、そうなるように営々と努力し生活してきました。

そのことは長いスパンで見れば、ある時は急速な発展も遂げたでしょうし、また退廃と停滞の長い時期もあったかと思われます。
ですが、その時期その時代を生きた人々は、決して希望を失うことなく「歩、一歩」と明日に向かって歩いたことでしょう。

こんにちの、この国の混沌とした状況を思うにつけ、先人が永年持ち続けた「明日に向かって」の貴重な努力の成果を、それこそ一朝にして埋没させてしまった・・・という感が否めないのです。

10万年単位の歴史のなかで、たかだか50年程度の時間というものは「一つ、瞬き」をするくらいの短いものでしかありませんが、その間にこの国の人々が失った「もろもろのこと」の重さは,文字通り量りしれないものがあるように思います。

そのことに気づく多くの人々が、さまざまな意見を述べてはいます。
しかしそれらの声も「狂傲」と「曝恥」そして「無畏」の奔流にかき消されて跡形も無くなってしまう、というありさまです。

来るべき04年を「さらなる希望を持って」迎えたいのは山々なのですが、仮に経済が活発化し景気が上向いたとしても、ひとが生きて行く上での最も大切な『慈愛と敬い』を失いつつあるこの国に、ほんとうの意味での【輝き】は望むべくもありません。

この50年の間に失われた「それらのこと」を取り戻すには、それこそ万年単位での努力が必要・・・ではないかと、
お坊さんがいよいよ忙しく走り廻るこの時期に、一人のんびりとマイナス思考を続けたりして居る・・・年の瀬ではあります。

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ちょっと嬉しいはなしです――交通事故死亡者の減少

2003-12-17 00:55:00 | インポート
ここしばらく、この雑記帳の話題は地元新聞のニュースをネタに展開してきました。
そのネタはほとんどの場合暗さに満ちておりました。
どうしてこんなに暗い話題が多いのか?と書いてる本人が驚くくらいですから、読む人々の憂鬱さは察するに余りがあります。

いよいよ03年も残すところ半月、ここへ来て新聞にも一年を振り返る記事が多く見受けられるようになりました。
そんな中で、ちょっぴり嬉しい記事がありましたのでちょっとご紹介します。

北海道新聞12月16日の夕刊のトップ記事です。

★タイトル★
道内年間交通死『48年ぶりに300人台へ』――16日零時現在371人、ピーク時から半減――

【記事】
今年の道内の交通死者数が、前年の493人から大幅に減少し、1995年以来48年ぶりに400人を下回る可能性が大きくなっている。(中略)
ピークは71年の889人で、ここ10年は493人(昨年)から、632人(95年)の間で推移している。(中略)
ただ、死亡事故を含む人身事故の発生件数は16日午前零時現在27,340件で、前年よりも643件増えている。(後略)記事終り。

と言ったような内容です。
北海道における交通死者数は、ここ10年(平成5年~14年)、全国ワーストワンです。この間の2位は愛知県が6回、千葉県が3回、兵庫県が1回、となっています。
3位に埼玉県が1回出てくるだけで、10年間1~3位は《北海道、愛知、千葉、兵庫》の4県で占めています。
――不思議と東京都、神奈川県が出てきません。あれだけの大都会です。よほど予防がしっかりしているか、車が走れないほど混雑しているかのどちらかでしょう――

事故発生件数が、全国の10位ほどに位置する北海道がなぜ死者数が多いのか? 観光やその他でご来道された皆さんは、とっくにお気づきのはずです。とにかく ①道路が広く曲がりくねっていない ②運転手はやたらスピードを出す ③運転マナーが最低 ④冬の凍結道路でのスリップ・・・などなどがお目に止まったことでしょう。

言うまでもなく交通死亡事故の最も大きな原因は「速度違反(スピードの出し過ぎ)」で、全体の約27%を占めます。次いで「前方不注意、安全不確認」が23%となります。
注目すべきことは『速度違反』です。その致死率の高さは、他の事故の約36倍にもなるのだそうです。

北海道のドライバーの多くが、このスピ―ド違反の重大さに【関心を払わない】ということになります。
行政が何年にもわたって『死亡事故ワーストワン返上』を叫んでさまざまなキャンペーンを張ってきましたが、効果が現れませんでした。
ですが、今年はようやくその可能性が出てきた・・・と言ったところでしょうか。なんにせよ喜ばしいことです。

私的なことですが、先日5年を経過した「運転免許証」の更新をして来ました。あやぶまれた視力の低下もなんとかクリアして再取得することができたのです。
これで10年間の「ゴールド免許」達成です。
これから15年間目を目指してさらなる「安全運転」を心がけるつもりです。

えっ、なんですって「ペーパードライバーだろう?」って声が聞こえますが・・・
いえいえ、北海道はチョッと隣の家に行くにも、車が必要なほど広くて、なあ~~んにも無いところなのです。はい・・・

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思ったとうり――②

2003-12-08 21:13:00 | インポート
――北海道の観光産業のこと――続き

昨夜遅くに書いた雑記でした。今朝起きて「北海道新聞」朝刊を見て驚きました。
社説に「北海道物産展」のことが大きく取上げられています。
題は
『看板に偽り』なくそう
となっています。

この問題が、地元の最大有力新聞の社説に 取上げられるほど問題の根は深そうです。
以下その社説を抜粋して見ますが、たいして面白くもありませんので、興味の無い人は通り過ぎてください。


社説・北海道物産展

この秋に全国の百貨店で開かれた道などの主催の北海道物産展で、表示を偽ったり、誤解を招きかねない出品物のあることが分かった。百貨店の中には、今後の契約を見直す動きもあるという。一部だとしても、ゆゆしい事態と言わなければならない。
ことは道産品の信頼にかかわるからだ。道はきちんと実態を調べるとともに、「道産品」の明確な基準づくりを急ぐべきだ。
問題になったのは
(ここからタラバ蟹などの具体例が出て、北海道と貿易物産振興会の話しになるが・・省略します)

道物産展の本州での人気は高い。道主催だけで年間の売上高はおよそ50億円、入場者数も延べ約700万人に上る。既に50年以上の歴史をもつ本州の大手百貨店もあるほどだ。
最近は水産品や農産品に加え、菓子類の人気も高まっている。このブランドイメーを大切にしたい。
厳しい環境に置かれている道内経済で、道物産展の評価をより高めていくことは、地域産業の振興とともに、雇用確保にもつながる。
「看板に偽りあり」は、何としても払しょくしなければならない。〈終)

と言うのが、北海道新聞社説です。いまさら小学校の児童に教えるような内容の警句ですが、言わないよりはよろしいかとも思います。
これに似たようなことは他県でもあるのかもしれません。事実は判りませんが、何にしても北海道の全体の低レベルを嘆かずには居れません。
読まれた皆さんはどんな感想をお持ちになりますか、知りたいところではあります。



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思ったとうりです――北海道の観光産業のこと

2003-12-07 23:20:00 | インポート
いつもの年より遅い降雪でしたが、この六日~七日にかけての低気圧の接近で、とうとう本格的な雪となり、街全体が白くなりました。
これで間違いなく「ホワイトクリスマス」を迎えることができそうです。

周りが白く、それこそ純白に染まったその日に、なにやら灰色っぽく、汚れモードの雑記を書くのは気乗りがしませんが、書かない訳にはまいりません。

11月2日に書いたこの雑記、「讃岐うどんと札幌ラーメン」の題で”るみおばあーちゃん”のことと併せて「北海道の観光産業のありよう」について少し触れました。
CAFEの多くのお仲間が読んでくれたようで、折り返し感想なども寄せていただきました。

その雑記のなかで、「北海道の産業の大きな柱となっている”観光”は、それに携わる人々の心構えが不足している」と書き、追って機会を見て「一文したい」とも書きました。
その機会がこんなにも早くくるとは、まったく予定外のことでした。
それは次にようなことがあったからです。

またまた新聞記事からの話しです。
北海道新聞の12月4日付けの社会面に、以下のような記事が大きく載っておりました。


『人気の物産展、看板に偽り?』
全国各地の百貨店などで開催される「北海道物産展」で北海道銘産と言いながら

①木彫りフクロウはインド製

②「たらば蟹」は実は「アブラ蟹」

③中国産のハッカで作った「ハッカ飴」

を販売していることが関係者の証言で分かった。
これに対し――「誤解を招く・・・」と百貨店側は困惑している――

と言った内容です。

細かく書けばこんなことになります。
①木彫りのフクロウ・・・5年ほど前から人件費の安いインドで生産している。国内で作ると5~10倍の価格になるから――業者の弁

②たらば蟹・・・アブラ蟹は甘味が落ちる、ボソボソするなどで、たらばより価格が安い(素人には見分けがつかない。まして足だけならなおさらのこと)

③北見のハッカ・・・かっては多くの収量があり名産品とされたが、今はその作付けも殆んど無い。

と言うところでしょうか。

全国各地で展開する「北海道物産展」は北海道(庁)や、社団法人北海道貿易振興会などが主催しています。(各地の百貨店は客集めの為の「場所貸し」と「口銭稼ぎ」の役に過ぎません)
その振興会に約400社の業者が加盟しているそうですが、「それを管理することは不可能」と振興会自体が音を上げています。
で、結局のところ物産展に係わる百貨店や業者に文書で通知する・・・ことぐらいがせきの山です。

全国都道府県の「物産展」、例えば”大江戸老舗まつり”とか”大薩摩展”や”京都の老舗味めぐり”を覗くのは楽しいものです。
自分の故郷の、その地へ転勤したときの、旅人として訪れたときの、その時々の懐かしい想い出が、展示販売品からよみがえります。
ことさら「北海道の物産展」は、どこでも人気No.1で引く手あまたとのことです。

そう言った素朴な庶民の楽しみを「逆なで」するような今回の記事です。
北海道――せっかく授かったこの「美しい自然」です。その自然を元手にして「生業(なりわい)」を営む「観光業者」たちは平気でその美しい自然に泥を塗り、善意の人々を欺きます。そのくせ彼らは声高に言います「これからの北海道は観光にもっと力を入れねば・・・」と。
一次産業が衰退し、公共事業の量も減じるとなれば、視線はそれ以外にありません。
しかし、いみじくも今回の記事になったように「やらずぶったくり」「一期一会の精神無し」の北海道観光は、所詮一時の「あだ花」に過ぎないことを、一人々が肝に銘じるべきだと思うのですが・・・なかなかそうはなりません。

これ以上書くことの筆の重さを感じながら、今回の雑記はこれまでとします。
機会がありましたら「北海道の観光――温泉ホテル編」も書いてみたいのですが・・・。





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