かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

領土への執着

2012-08-26 15:22:42 | 日記・エッセイ・コラム

北方領土をはじめ、尖閣諸島、竹島と、このところこの国の領土の帰属について、隣国との紛争が一段と大きくなっています。012_img_3098

 

人類が集団生活を営むようになってから、やがて「国家」という得体のしれない集団が国境という仕切りを作りました。<o:p></o:p>

 有史以来の歴史は、領土の奪い合いが人々の営みの本質であるかのように、これでもか、これでもかと「争い(戦争)」を記録してきました。

領土問題を平和裏に解決した例は、歴史的にもごく少数で、例えばアラスカをアメリカがロシアから金銭で買ったことぐらいしか思い浮かびません。 018_img_3109

「隣国同士が仲良く、平和に」と言う願いは夢のような言葉で、歴史を紐解けば、隣国同士ほど紛争や戦争が絶えないのが判ります。

 昭和の「隣国侵攻戦争」に負けて、旧来の領土まで割譲せざるを得なかったこの国です。一旦手にした「北方四島」をかの国が交渉ですんなりと手放すはずがありません。025_img_3150

「尖閣諸島」や「竹島」についても、二つの隣国が鉾を収める見通しはありません。国際司法裁判所に提訴したところで、解決の目途は立たないのです。
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こうして見てくると、乱暴な言い方ですが、結局のところ領土紛争は、残念ながら『武力で解決』するほか無いように思います。035_img_3192<o:p></o:p>

 そのことは、どう言い繕っても歴史がはっきりと証明しているのです。

 人類が、武力以外の解決方法を見出すのは、はたしていつのことになるのだろうか?・・・と、夏の終わりのある日、ふっと思ったりするのです。
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残暑の季節 

2012-08-25 21:29:34 | 日記

暦では「処暑」の二文字が出て、季節は秋に向かうところですが、意に反して全国的に猛暑が続いています。

北の国も例年と違って、お盆が過ぎても暑さが去りません。

ここでみなさんへ「残暑お見舞い」の意味で、涼しさの画像集をお送りします

 

デジブック 『涼しさを求めて』


仏の顔はただ一度

2012-08-12 20:53:26 | 日記・エッセイ・コラム

お盆を迎えて、日ごろご無沙汰しているご仏壇やお墓にお参りし、Img_1588ご先祖様に、自分たちの今日あることに感謝します。

遠い親戚、近くの親族とのひと時の歓談も貴重なものです。

そんな安らぎの昨日今日、まるで「口の中に砂利」を押し込まれたような新聞記事が目につきました。

『民主党・(脱原発依存)明記へ、次期衆院選マニフェスト』

とあります。Img_1602

一向に収まらない、国民の「脱原発」志向、「自然エネルギーの積極導入」選択・・・などの傾向に目を向けざるを得なくなったのか、

はたまた「大阪維新の会衆院選参入」などで「脱原発」と「原発依存」の争点が露わになる不利を懸念したのか・・・

「選挙公約」という言い方を「マニフェスト」などと横文字でかっこよく言って政権を委託されてはみたものの、何一つ公約を成就することもできずに、ボロボロに成り下がった民主党です。Img_1591

「選挙公約」成就に命を掛けず、選挙で焦点にもしなかった「増税」に命を懸けて「すみません」のひと言で片付けてしまう「どじょう首相」たちが持ち出す「次期選挙のマニフェスト」には・・・・・

お盆の迎え火で舞い降りた幾多の精霊も含めて、私たちは二度と振り向く過ちは、決して犯したりは致しません。

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「傲慢不羈」・・・意見聴取会の顛末

2012-08-05 19:44:09 | 日記

  傲慢不羈(ごうまんふき)――おごり高ぶって他人の言うことを聞かないこと。

 

政府主導の「エネルギー・環境政策意見聴取会」が7月14

日のさいたま市にはじまり、8月4日に福岡市、高松市で行われたのを最後に、11ヶ所の開催が終わりました。

 

意見聴取会とは言うものの、あらかじめ狭い枠がはめられた条件下での発言です。

条件① 2030年までの原子力発電を、「0%、15%、20~25%」の三つの中から選んで発言の応募、傍聴の応募をする。

条件② 発言希望者の%支持状況にかかわらず、いずれの%支持者も同じく3名ずつ選ばれる。

条件③ そもそも全体の時間が短く、発言は言いっぱなしで、政府関係からのコメントは無い。傍聴者との質疑応答も無い。

条件④ 最初の頃は「電力会社社員」までも発言者として認めていた。

 

批判を浴びて、途中から一部の条件を変更したものの、これからの日本の根幹となる方向を決めようとするにしては、なんとも拙速で、おざなりな意見聴取のやり方に思います。

 

けっきょく、11ヶ所の会場で、発言を希望した人々の70%が「原発0%」の支持者だったという事実は大きいものがあります。

回数を重ねるたびに参加人数が増える「反原発デモ」と併せて、この国の人々の意思は一定の方向に向かってています。

 

おざなりな「意見聴取」を実施して、わずかなガス抜きの気分で、国民の声に耳を傾ける格好だけをして、「原発15%」で推移させようともくろむ政府の思惑は、まさしく『傲岸不羈』の言葉が当てはまるだろうと、強く思うこのごろなのです。