中東のリビアでとうとう「カダフィー独裁政権」が倒れました。
隣国チュニジアで起こった「ジャスミン革命」が引き金になったようです。
砂漠の遊牧部族から身を起こし、軍の青年将校のとき王政を打倒し実権を掌握しました。
以来「アラブの狂犬」と呼ばれながら、世界から孤立し、強権で民を弾圧する一方で埋蔵資源売却益を独占し、栄華を欲しいままにしてきました。
「民が主人」とならない独裁国家が42年も続いたことに驚異を覚えます。
一方この国では1年3ヶ月で首相が退陣し、現政権で3人目の首相が選ばれようとしています。
リビアの独裁政権が続く42年間のあいだに、この国の首相は20人もの多くが数えられます(二次、三次を除く)。
単純平均すると、一人当てりの就任期間は2年1ヶ月に過ぎません。
このたびの辞任も含めて、近々の元首相5名は、在任期間365日前後の短命を競い合って(?)いる始末です。
42年間の独裁政権による弊害と、コロコロ変って結局何も出来ない政権の弊害を・・・・・「どっちも同じようじゃんかっ!!」と、声に出したくなるのです。
――――29日、また短命首相が選ばれるようです。この国難の時に、いまさら「挙党一致」でもありませんでしょうに!!
国債のランク格下げも当然の成り行きです----
photo by karusan from OCNフォトフレンド
<湿原の花一輪>