かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

42vs 1,3

2011-08-28 12:12:00 | インポート
     
中東のリビアでとうとう「カダフィー独裁政権」が倒れました。
隣国チュニジアで起こった「ジャスミン革命」が引き金になったようです。

砂漠の遊牧部族から身を起こし、軍の青年将校のとき王政を打倒し実権を掌握しました。

以来「アラブの狂犬」と呼ばれながら、世界から孤立し、強権で民を弾圧する一方で埋蔵資源売却益を独占し、栄華を欲しいままにしてきました。
「民が主人」とならない独裁国家が42年も続いたことに驚異を覚えます。

一方この国では1年3ヶ月で首相が退陣し、現政権で3人目の首相が選ばれようとしています。

リビアの独裁政権が続く42年間のあいだに、この国の首相は20人もの多くが数えられます(二次、三次を除く)。
単純平均すると、一人当てりの就任期間は2年1ヶ月に過ぎません。

このたびの辞任も含めて、近々の元首相5名は、在任期間365日前後の短命を競い合って(?)いる始末です。

42年間の独裁政権による弊害と、コロコロ変って結局何も出来ない政権の弊害を・・・・・「どっちも同じようじゃんかっ!!」と、声に出したくなるのです。
――――29日、また短命首相が選ばれるようです。この国難の時に、いまさら「挙党一致」でもありませんでしょうに!!
国債のランク格下げも当然の成り行きです----

photo by karusan from OCNフォトフレンド
<湿原の花一輪>
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「倭漢同臭(わかんどうしゅう)」  

2011-08-07 12:59:00 | インポート

「呉越同舟(ごえつどうしゅう)」という四字熟語の説明の要はありません。そこから連想してみました 

隣国中国が「漢」と称していた時代、日本は「倭」と称され、いささか蔑視されていました。

以来二千有余年両国の関係は、良きにつけ悪しきにつけ深い係わりを持ちながらこんにちにいたっています。

げんざい両国の政治体制は大きく異なるものの、「民を軽視する」ことについては奇妙に似通っています。

かの国の「高速鉄道衝突事故」に見られる人命軽視や犠牲者遺族への配慮の欠如・・・・
なによりも国家の体面に重きを置き、国民に事実を報せようとはしていません。

報道機関に強権をもって記事差し止めを命じ、ネットの書き込みを監視し、削除はおろかサーバーの閉鎖すら平気で命じています。

一方この国の大災害発生からことさら見えてきたのは「政官」のいいかげんな言動です。

強権こそはふり回さないものの、自分たちに都合の悪いことは隠蔽し、真実は巧妙にねじ曲げて報道させます。

「強権・強圧」で民をねじ伏せる国家と、「歪曲と隠蔽」で民を騙しつづける国家・・・・二つの国からは同じような「悪臭」が漂ってきます。

漢の国の最盛期の頃に著された名著「史記」には、民をないがしろにした王朝があっけなく滅び去る例が限りなく書かれています。

名著「史記」を信奉してきた二つの国家にいま、崩壊の兆しが現れてきているように思うのは案じ過ぎでしょうか?


photo by karusan from OCNフォトフレンド
<小樽の港に立ち寄った北前船>
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