北海道の中央部に位置する、道内第二の都市「旭川市」が、いま全国的に注目されています。
旭川と言えば、雄大な「大雪山連峰」を背景にした道内屈指の農業地帯として知られております。
第二の都市とは言え、人口は約36万人で札幌市の人口のほぼ2割しかありません。
その旭川市の郊外の丘陵地帯に『旭山動物園』と言うわりと小さな市営の動物園があります。
この旭山動物園が、いま、全国的に名を馳せています。
23日のNHK「クローズアップ現代」でも取り上げられておりました。民放の全国版でもたびたび話題になっておりましたので、みなさんもすでにご承知のところでしょう。
8月末の好天の一日、この動物園へ行って来ました。
驚いたことに、関西、関東からは言うにおよばず、台湾、香港からの観光客も数多くいらっしゃいました。
もちろんこの動物園だけがお目当てでなく、道内観光の一つとして組み込まれたスケジュールではあるのでしょうが・・・・
園内は大人も含めて、子供たちの喚声で賑やかなものでした。
この小さな動物園の7月、8月の入園者数が、あのメジャーの「東京上野動物園」のそれを超えたと言うのも頷けます。(東京が酷暑期間中のことですから、若干割り引いてやらねばなりませんが・・・)
その上、この20日には「今年度の入園者数が100万人」に達したとのことです。
この数は35年前に、札幌市円山動物園が記録して以来のことなんだそうです。
数年前には入園者減にあえぎ、市議会で閉園まで検討されたこの「旭山動物園」が、わずかな期間にどうして「全国的トレンド」になったのか??
なによりも「動物の生態を生かした」ユニークな展示方法が人気の秘密のようです。
動物を、ただケージに入れて餌をやるだけでなく、動物個々の習性、動作をありのまま、見る人の目線で、可能な限り見せようとする努力が、ふんだんに見て取れます。
もう一つ、「飼育案内係」というスタッフの位置付けです。
いままでの例で行けば「飼育係」は担当動物の世話をするだけでのようでしたが、ここでは入園者への説明役はもちろん、案内看板まで自分たちで作成するのだそうです。
そこには入園者への思いやりと、少しでも動物達を判って欲しい・・・と言う情熱が感じられます。
行政を説得し、苦難を重ねてこんにちに至った園長さんの言葉が印象的です。
『自分も含めて職員に言い聞かせていることは《自分が感動しなければ、人に感動を与えられない》ということです』・・・・と。
商品のニセ表示、食品の産地偽装、税金の不正流用を“不適切な支出”とシラを切り通す官僚、などなど、、、、やりきれない世相が蔓延するこの頃です。
甲子園大会での「駒大苫小牧高校」の優勝と並んで、「旭山動物園」の快挙は、この夏北海道での喜ぶべき出来事の一つとして挙げねばなりません。
北海道観光をご計画のみなさん、一度ぜひ「旭山動物園」にも立ち寄ってみてください。冬も開園して居るそうですから。。。。。。
旭川と言えば、雄大な「大雪山連峰」を背景にした道内屈指の農業地帯として知られております。
第二の都市とは言え、人口は約36万人で札幌市の人口のほぼ2割しかありません。
その旭川市の郊外の丘陵地帯に『旭山動物園』と言うわりと小さな市営の動物園があります。
この旭山動物園が、いま、全国的に名を馳せています。
23日のNHK「クローズアップ現代」でも取り上げられておりました。民放の全国版でもたびたび話題になっておりましたので、みなさんもすでにご承知のところでしょう。
8月末の好天の一日、この動物園へ行って来ました。
驚いたことに、関西、関東からは言うにおよばず、台湾、香港からの観光客も数多くいらっしゃいました。
もちろんこの動物園だけがお目当てでなく、道内観光の一つとして組み込まれたスケジュールではあるのでしょうが・・・・
園内は大人も含めて、子供たちの喚声で賑やかなものでした。
この小さな動物園の7月、8月の入園者数が、あのメジャーの「東京上野動物園」のそれを超えたと言うのも頷けます。(東京が酷暑期間中のことですから、若干割り引いてやらねばなりませんが・・・)
その上、この20日には「今年度の入園者数が100万人」に達したとのことです。
この数は35年前に、札幌市円山動物園が記録して以来のことなんだそうです。
数年前には入園者減にあえぎ、市議会で閉園まで検討されたこの「旭山動物園」が、わずかな期間にどうして「全国的トレンド」になったのか??
なによりも「動物の生態を生かした」ユニークな展示方法が人気の秘密のようです。
動物を、ただケージに入れて餌をやるだけでなく、動物個々の習性、動作をありのまま、見る人の目線で、可能な限り見せようとする努力が、ふんだんに見て取れます。
もう一つ、「飼育案内係」というスタッフの位置付けです。
いままでの例で行けば「飼育係」は担当動物の世話をするだけでのようでしたが、ここでは入園者への説明役はもちろん、案内看板まで自分たちで作成するのだそうです。
そこには入園者への思いやりと、少しでも動物達を判って欲しい・・・と言う情熱が感じられます。
行政を説得し、苦難を重ねてこんにちに至った園長さんの言葉が印象的です。
『自分も含めて職員に言い聞かせていることは《自分が感動しなければ、人に感動を与えられない》ということです』・・・・と。
商品のニセ表示、食品の産地偽装、税金の不正流用を“不適切な支出”とシラを切り通す官僚、などなど、、、、やりきれない世相が蔓延するこの頃です。
甲子園大会での「駒大苫小牧高校」の優勝と並んで、「旭山動物園」の快挙は、この夏北海道での喜ぶべき出来事の一つとして挙げねばなりません。
北海道観光をご計画のみなさん、一度ぜひ「旭山動物園」にも立ち寄ってみてください。冬も開園して居るそうですから。。。。。。