GWだ花見だと浮かれているうちに、気がつけば五月も終りになりました。
庭の残雪が四月末に溶けて無くなったときに、長かった我が家の雪の季節もようやく終りとなるのです。
それから一ヶ月、好天にも恵まれ芽吹きの春も、あっと言う間に深緑に変わってしまいました。
庭の花々は一斉に咲き始め、桜も梅も、コブシもモクレンも、ツツジもライラックも、サクランボもリンゴの花も、殆んど日を置かずに咲き乱れてしまいました。(きたぐにの写真集にその片鱗を載せました)
この季節、それぞれの花がもう少し間を措いて咲いて呉れたら・・・という儚い願いを毎年思ったりするのです。
ライラックの花が終ると、後はニセアカシアとハマナスの花程度が主役となり、短い夏が訪れるのです。
そんな五月も終ろうとしている先日、南太平洋地域で大きな地震が起こり、またまた大変な犠牲を強いられることになりました。
温暖な気候の地域とは言え、家を失い、家族を失い、ケガの治療もままならぬ被災地の人々の苦しさは計り知れないものがあります。
ひるがえって、近ごろこの国にたびたび発生する地震にも、常日頃要注意の目を向ける必要があるのかと思ったりもします。
その時はそのとき・・・と楽観視したいところですが、今回の被災地のことを目の当りにするたびに心が曇るところです。
多くは望まないまでも、人々が花々を愛でながら、日々平穏に過せますよう願わずにはおれません。