北海道の太平洋側、噴火湾での「毛ガニ」の漁が解禁になりました。
漁期は7月いっぱい頃までだそうです。
「毛ガニ」もご多分に洩れず、年々漁獲量が減少し資源の枯渇が問題視されています。
CAFE友で北陸地方にお住まいのHさんから教えていただきました。
卵を抱いた「ずわいガニ」のことを「甲箱カニ」と言うのだそうです。卵ごとかぶりつく美味しさはたまらないとのことです。
その「ずわいガニ」も当然のことながら漁獲量は減って来ております。
昨年来「カニ」の問題が頭から離れず、夢にまで見る始末です。
この雑記帳でもたびたび取り上げて来ました。
今日もその続きで、またまた「アブラガニ」の話しです。
6月1日付けの地元紙が一面トップで取り上げました。
『公取委、小売店を調査』――アブラガニを「タラバ」として販売――<景品表示法違反で月内にも排除命令>
という見出しです。
先に、ここで書いたようなTV報道の影響があったのかどうか? やっと公取委が重い腰をあげた・・・という感がします。
道内や西日本の複数の小売店が「アブラガニ」を「タラバ」と表示し、不当に顧客を勧誘し、公正な競争を阻害した疑いがある・・・だから調査に乗り出した―――
ということが述べられています。
さらに、関連解説記事によれば、「観光客相手の店では店頭に“タラバ”を並べ、宅配便で送る段階で“アブラ”に差し替える」という悪質な売り方もあるとのこと。
なにかと批判が集中し、北海道観光に泥を塗る行為に、業界全体としては反省の色が濃いようである。
ですが、一部の小売店では「、、、、永年これでやって来たのに何を今さら!!」といった声も多いとのことです。
続いて、6月17日の記事では、農水省が「カニ不当表示はJAS法違反の恐れあり」として、各都道府県や水産関連団体などに対し、適正表示を徹底させるよう通知した・・・と書いてありました。
一部のこころ無い小売店による「悪質商法」を止められない「水産」および「観光業界」、乗り出すことをしなかった「行政」・・・・
ここへきてやっと、取り締まりが緒についた、ということでしょうか。
はたしてこれで、観光北海道の面目が取り戻せますかどうか、そして訪問いただく「観光客」の信頼が得られますかどうか・・・・注目したいところです。
それにしても、「行政のスリム化」を切望する私たちですが、こうして一部の悪徳業者駆除のために、結局また「行政」を頼り、その権限の強化を間接的に手助けする・・・
といった悪循環を余儀なくしてしまう、そのことの重大さにも気がつかねばなりません。
――浜の真砂は尽きるとも、世に悪のタネは尽きまじ――
の名句は永遠の真理なのかどうか? なんとも申し上げられない悲しみがあります。
漁期は7月いっぱい頃までだそうです。
「毛ガニ」もご多分に洩れず、年々漁獲量が減少し資源の枯渇が問題視されています。
CAFE友で北陸地方にお住まいのHさんから教えていただきました。
卵を抱いた「ずわいガニ」のことを「甲箱カニ」と言うのだそうです。卵ごとかぶりつく美味しさはたまらないとのことです。
その「ずわいガニ」も当然のことながら漁獲量は減って来ております。
昨年来「カニ」の問題が頭から離れず、夢にまで見る始末です。
この雑記帳でもたびたび取り上げて来ました。
今日もその続きで、またまた「アブラガニ」の話しです。
6月1日付けの地元紙が一面トップで取り上げました。
『公取委、小売店を調査』――アブラガニを「タラバ」として販売――<景品表示法違反で月内にも排除命令>
という見出しです。
先に、ここで書いたようなTV報道の影響があったのかどうか? やっと公取委が重い腰をあげた・・・という感がします。
道内や西日本の複数の小売店が「アブラガニ」を「タラバ」と表示し、不当に顧客を勧誘し、公正な競争を阻害した疑いがある・・・だから調査に乗り出した―――
ということが述べられています。
さらに、関連解説記事によれば、「観光客相手の店では店頭に“タラバ”を並べ、宅配便で送る段階で“アブラ”に差し替える」という悪質な売り方もあるとのこと。
なにかと批判が集中し、北海道観光に泥を塗る行為に、業界全体としては反省の色が濃いようである。
ですが、一部の小売店では「、、、、永年これでやって来たのに何を今さら!!」といった声も多いとのことです。
続いて、6月17日の記事では、農水省が「カニ不当表示はJAS法違反の恐れあり」として、各都道府県や水産関連団体などに対し、適正表示を徹底させるよう通知した・・・と書いてありました。
一部のこころ無い小売店による「悪質商法」を止められない「水産」および「観光業界」、乗り出すことをしなかった「行政」・・・・
ここへきてやっと、取り締まりが緒についた、ということでしょうか。
はたしてこれで、観光北海道の面目が取り戻せますかどうか、そして訪問いただく「観光客」の信頼が得られますかどうか・・・・注目したいところです。
それにしても、「行政のスリム化」を切望する私たちですが、こうして一部の悪徳業者駆除のために、結局また「行政」を頼り、その権限の強化を間接的に手助けする・・・
といった悪循環を余儀なくしてしまう、そのことの重大さにも気がつかねばなりません。
――浜の真砂は尽きるとも、世に悪のタネは尽きまじ――
の名句は永遠の真理なのかどうか? なんとも申し上げられない悲しみがあります。