かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

またまた、カニの話しです  

2004-06-22 23:07:00 | インポート
北海道の太平洋側、噴火湾での「毛ガニ」の漁が解禁になりました。
漁期は7月いっぱい頃までだそうです。

「毛ガニ」もご多分に洩れず、年々漁獲量が減少し資源の枯渇が問題視されています。

CAFE友で北陸地方にお住まいのHさんから教えていただきました。
卵を抱いた「ずわいガニ」のことを「甲箱カニ」と言うのだそうです。卵ごとかぶりつく美味しさはたまらないとのことです。

その「ずわいガニ」も当然のことながら漁獲量は減って来ております。

昨年来「カニ」の問題が頭から離れず、夢にまで見る始末です。
この雑記帳でもたびたび取り上げて来ました。
今日もその続きで、またまた「アブラガニ」の話しです。

6月1日付けの地元紙が一面トップで取り上げました。

『公取委、小売店を調査』――アブラガニを「タラバ」として販売――<景品表示法違反で月内にも排除命令>

という見出しです。

先に、ここで書いたようなTV報道の影響があったのかどうか? やっと公取委が重い腰をあげた・・・という感がします。

道内や西日本の複数の小売店が「アブラガニ」を「タラバ」と表示し、不当に顧客を勧誘し、公正な競争を阻害した疑いがある・・・だから調査に乗り出した―――

ということが述べられています。
さらに、関連解説記事によれば、「観光客相手の店では店頭に“タラバ”を並べ、宅配便で送る段階で“アブラ”に差し替える」という悪質な売り方もあるとのこと。

なにかと批判が集中し、北海道観光に泥を塗る行為に、業界全体としては反省の色が濃いようである。
ですが、一部の小売店では「、、、、永年これでやって来たのに何を今さら!!」といった声も多いとのことです。

続いて、6月17日の記事では、農水省が「カニ不当表示はJAS法違反の恐れあり」として、各都道府県や水産関連団体などに対し、適正表示を徹底させるよう通知した・・・と書いてありました。

一部のこころ無い小売店による「悪質商法」を止められない「水産」および「観光業界」、乗り出すことをしなかった「行政」・・・・
ここへきてやっと、取り締まりが緒についた、ということでしょうか。

はたしてこれで、観光北海道の面目が取り戻せますかどうか、そして訪問いただく「観光客」の信頼が得られますかどうか・・・・注目したいところです。

それにしても、「行政のスリム化」を切望する私たちですが、こうして一部の悪徳業者駆除のために、結局また「行政」を頼り、その権限の強化を間接的に手助けする・・・
といった悪循環を余儀なくしてしまう、そのことの重大さにも気がつかねばなりません。

――浜の真砂は尽きるとも、世に悪のタネは尽きまじ――
の名句は永遠の真理なのかどうか? なんとも申し上げられない悲しみがあります。


正義の値打――Ⅲ 

2004-06-13 01:04:00 | インポート
このページで度々同じようなフレーズを使って来ました。
「この国はいま、なにかが逆さま」である・・・・と。

正義を弊履のように捨て去り、ユーザーを欺き、死にまで至らしめた「大企業」はまがりなりにも再生の道が見えています。

その逆に、思い余って正義を貫いた「零細企業」は営業停止の憂き目に遭い、困難を背負いました。

この6日の日曜深夜、CAFEを散歩しながら何気なく見ていたTV番組です。

「西宮冷蔵」と社長水谷洋一さんの「苦難の軌跡」を追ったドキュメンタリーでした。
もう二年も前の02年1月の事件で、人々の頭の中ではとっくに風化の傾向にあります。

あの「雪印食品牛肉偽装事件」のことです。
BSEの発症による国産牛肉買い上げ制度を悪用し、対象外の輸入牛肉を大量に混ぜて「補償金」をせしめた・・・・というものでした。

「雪印食品」のその悪行の片棒を担がされた「西宮冷蔵」の水谷社長は、良心の呵責に耐かねてこれを「告発」し、事態が公になりました。

きっと、水谷さんは「告発」が―――人がふみ行うべき正しい道―――だと思ったのでしょう。
彼自身、苦渋の選択だったのだろうと察します。

そこから「西宮冷蔵」と水谷さんの苦難が始まります。
長年「西宮冷蔵」を利用していた顧客が次々と引き上げて行きました。<顧客の内情を暴露するような会社とは付き合って行けない・・・>というのが本音のようです。

追い討ちを掛けるように・・・行政による罰則、営業停止、、、、です。
零細企業の範囲に入る「西宮冷蔵」はひとたまりもありません。ほとんど倒産状態となり全面的な営業停止のやむなきにいたりました。

大手企業の「反社会的行為(偽装で税金を懐に入れた)」を告発した、その止むにやまれぬ行為――正義を行ったことが「マイナス」で報われるとは・・・・と水谷さんは怒り、嘆きました。

それから二年、この間の水谷さんの苦労がどんなものであったかは、ここでは省きます。興味がおありの方はどうかHPを覗いてください。

けっきょくのところ「西宮冷蔵」は、再建の為の資金800万円を全国の心ある人々に求めました。
カンパや出資は1100万円にも達し、まだ前途多難ではありますが、この5月ようやく再建にこぎつけました。

―――ところが、ごく最近の情報ではまたまた「官」の意地悪?にあって「貸し倉庫業」の再許可が下りない・・とのことのようです――――


「不正義を行い、死者まで出した三菱自動車工業」と「市民の食の安全を思い、邪を糾すべく正義を行った西宮冷蔵」・・・・・・・

前者の「正義」買戻しの値打は400億円とも1000億円とも言われます。

片や「正義」を頑なに守り通した側の値打・・・・「貧者の一灯」は合わせても1000万円ばかりです。

ですが、その価値の大きさと後の世まで語り継がれるであろう「一寸の虫」達の誇りは、
間違いなく『光り輝く値打』であろうと――――私は思うのですが。

正義の値打―――
一見単純そうなこのテーマに、この国にとって深く憂慮すべき問題が含まれていることに気がつきました。


正義の値打―Ⅱ

2004-06-11 23:08:00 | インポート
「正義」という、形而上的で、至極やっかいな言葉をテーマに書きますこと、いま後悔しているところです。

「正義」・・・
中国の古典(荀子)によれば――正しいすじみち、人がふみ行うべき正しい道
とあります。

英語では(justice)――社会全体の幸福を保証する秩序を実現し、維持すること
となっています。

「すじみち」とか「幸福を保証する秩序」とかの言葉は<色>や<形>、<量>などで表わすことができません。
ですから、一人々の解釈によってその趣きは変ってきます。

「正義とは何か?」と国民すべてに問い掛けたなら、千差万別の答えが出てくるでしょう。

とは言うものの、ごく一般的な常識を持つ人々は、おおよそ「的確な」意味合いを捕捉し、ほぼそれに則った毎日を生きております。


6月10日、三菱自動車工業の元社長ら元幹部6人が逮捕されました。

この会社の悪行については、5月7日付けの雑記帳で『大型連休の、その陰で』のタイトルの中で触れています。

そして言いました。『この会社は再生よりも消滅させた方が世の為になる』と。

この記述からわずか一ヶ月、該社の「欠陥隠し、リコール隠しの数々」が次々と表面化してきております。

毎日、ほぼトップニュースとなる報道を見るにつけ、驚き、怒り、暗澹、やり切れなさを思うのは私一人では無いはずです。

自動車に(ことさら、その部品に)いささか関係して来た者にとって、「欠陥部品」がどう言う結果をもたらすか痛切に理解しています。

どんなに進歩した科学でも技術でも、人が携わる以上「間違いや失敗」はあります。

しかし、それから起こる悪い結果を最小限に抑える努力こそ《企業の正義―ふみ行うべき正しいみち》ではありますまいか?

それを長年隠しつづけ、犠牲者を生じさせ、あまつさえ「そちらの整備不良が事故の原因・・・」と強弁して止まないこの企業・・・・・

それがこの国のトップ企業グループの一員であろうとは―――――と、嘆く言葉も種切れになるほどの怒りを覚えます。(この部分フォントを大きく)

三菱グループの中心的存在に「三菱金曜会(29社加盟)」があります。
このグループのHPをさっき覗いてみました。こんなふうに書いてあります(抜粋)。

「オール三菱としての総合力を発揮しつつ、世のため人のために尽くすことが21世紀の三菱グループの使命であると考えます」

“よく言ってくれるっ!!”の思いがします。

このグループの主な企業は「三菱重工業」「東京三菱銀行」「三菱商事」「三菱自動車工業(ふそうも含む)」「三菱電機」「旭硝子」「キリンビール」・・・などが挙げられます。
これらのグループ企業が総力を挙げて「資金や人材」を送り込み、「三菱自動車工業」を再生させようとしています。

しかしグループの重要構成員のひとつの「度重なる反社会的不祥事」に対し、グループ会としてのなんらのコメントもありません。

「スリーダイヤ」の面子回復に躍起のようで、彼らの頭には「社会や国民(ユーザー)」の顔が映っていないようです。

当初の段階で、グループの「支援金」は400億円などと言われました。
全国の自治体ですら「当面該社の車両取引中止」を打ち出した今日、再生の為の資金がそれだけで収まるとはとうてい考えられません。

この三菱グループが「本来の正義」を取り戻す“値”はいかほどなものか? 
途方も無い資力をつぎ込んでも手にしなければならない「正義」なのかどうか?

止せばいいものを・・・・とつぶやきながら、
正義の値打のなんと“高価”なものかと思わずには居れません。


一方で「正義」を実行した『西宮冷蔵』の倒産劇とその再起も述べねばなりません、、、が、

紙数が尽きました。
――――――正義の値打、まだ続きます。



正義の値打

2004-06-11 18:25:00 | インポート
この国は今、さまざまな事件の中に埋もれています。
かって経験したことも無い、複雑で不可解で、不気味ささえ感じる事件の数々です。

ことさら感じることは、社会構成の基礎となる「家族、家庭」の崩壊・・・とは行かないまでも、戸惑いと混乱とが交錯する状況であることは間違いありません。

次々と発生する少年犯罪、とりわけその低年齢化傾向は憂慮すべきことです。

こう言った現象に対し、政治や教育現場からも、百家争鳴はあれど「確固たる」意見や方策は見出されておりません。

「子供の世界は、大人のそれの反映である」とか。
事件を起こす青少年を擁護する積りはさらさらありませんが、大人社会が、子供たちのことをとやかく言える・・・そんなご立派な行いをしているのかどうか? いまさらながら問い質したい気がするのです。


この雑記帳で、世相に対する考えをさまざま述べて来ました。

その一つ、作暮れから書きはじめた「警察署の裏金問題」は、予想の通り全国的な問題に発展しこんにちに至っています。

部署ぐるみ、幹部が率先して実行した(いる)不正に対し、「知らぬ存ぜぬ、証拠なし・・・」で押し通そうとし、その証拠すら意識的に破棄し、証拠隠滅を謀ろうとさえしています。

世の中の不正を取り締まり、正義を蔓延させる役割を担う「警察」がこのありさまです。

明治維新以来、近代国家を目指し「世界から後ろ指をさされない」ことを念頭に邁進してきたこの国です。

ですが、ここへ来て国家の根源となる「正義」が今、この国から失われて行きつつある,,,

そのことに間違いはありません。

――――正義の値打、、、続く


重さを・・・

2004-06-05 00:47:00 | インポート

さっき
量ってみました

ささえる こころが
耐えきれなくて、、、、

なくした恋は mgにもならず 
ふわ、ふわと
風にのるわたすげみたいに

とんでいって


だから
june-brideはきらいです