かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

ホリエモンさんの苦闘

2005-02-19 23:47:00 | インポート

ネットベンチャー企業の旗手として、「ソフトバンクの孫正義社長」と並んで注目されているのが「ライブドアの堀江貴文社長」です。

このホリエモンさん、去年はプロ野球界への参入を目指し世間の注目を集めました。
今度は「ニッポン放送」の株式を取得してその経営権を握り、その上の「フジサンケイグループ」への影響を目指し行動しています。

この「株式の取得手段」の是非について議論が百出しています。

株式市場については全くの素人ですから、ここでとやかく言う何ものもありません。
ですが、市場に公開されている株式は誰が取得しようが一向に構わない・・・ということだけは知っています。

「買い取られたくなかったら売らなければ良い」のです。

今回のホリエモンさんの一連の手段が「経済的モラル」に反するのかどうか? 判断する知識を持ち合わせていません。ですからホリエモンさんの肩を持つ・・・ところまではいきません。

それにつけても経済界の一部、ことさら政治屋の発言には腹が立ちます。

「金があれば何でもやっていいのか??」「いまの若い者はどう言う教育をされてきたのか??」などなど、、、、、袋叩きにしている感があります。

そんな発言をいけしゃあ~しゃあ~と口にする政治屋どもに言ってやりたい・・・・
あなたがたは「金のためなら何でもしているじゃありませんか?」と。

ホリエモンさんは、命を張って「800億円」を借りて行動しています。裏金でもなんでもありません。

政治屋は不正に1億円をもらっても「・・・知らない」「・・・関わり無い」の一点ばりです。
その1億円は「特定の業界団体に政りごとを売り渡した」汚い金です。
自ら真相解明しようともせず、数を頼みに「逃げ回って」います。他にも胡散臭い話をあげたらきりがありません。

そんな人達に「若者の教育云々」なんて、ましてホリエモンさんにいちゃもんをつける権利がどこに或るのか?・・・と腹が立ちます。

さらにこの一連の動きの中で「外資規制(放送局に限って)」を検討するとのことです。日頃「グローバル」を口にする人たちが、限定とは言え資本主義の大きな流れに棹をさしています。

メデイアに対して「外資へのバリア」を掛ける以前に、NHKや大手新聞社に対する「ある党の余計な干渉」にこそ強いバリアが必要では無いかと・・・・
スターウオ―ズのダースベーダ―にお願いしたいこのごろではあります。

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九回目の「菜の花忌」を迎えて

2005-02-13 21:57:00 | インポート

1996年(平成8年)2月12日午後8時50分、稀代の作家でエッセースト、警世家であった「司馬遼太郎」が逝きました。享年72歳・・・・

以来、氏がこよなく愛した「菜の花」にちなんで名づけられた追悼シンポジュウ―ム、「菜の花忌」も今年で9回目を迎えることになりました。

司馬遼太郎が新聞記者から作家に転進したのは33歳の頃で、昨今の作家デビューの低年齢傾向からすれば、遅咲きといってもよいかもしれません。
その後、数々の長編、短編小説、対談集、旅行記、エッセイ―を残されました。

―――単行本だけで約350冊、現在書店に並んでいる文庫本は約250冊にもなる。よく読まれている作品別に発行部数順位を見ると『竜馬がゆく』―2150万部、『坂の上の雲』―1445万部、『翔ぶが如く』―1100万部、『国盗り物語』―673万部、『項羽と劉邦』―667万部、『播磨灘物語』―421万部、『空海の風景』―170万部、紀行文・エッセーの『街道をゆく』―1009万部、『この国のかたち』―360万部・・・などなど、他に対談など入れると総数は【1億8千万部】を超えるという――――2月12日朝日新聞の特集記事から・・・・・

氏の作品に魅せられるきっかけは、社員の福利厚生の一環として備えられていた、会社の「図書室」で何気なく借りた「竜馬がゆく」でした。
その筋書きの巧みさと文章の卓抜さ、何にしても歴史への洞察の深さに脱帽でした。

以来、単行本が発売になるのを待ちかねて初版本を読みふけったものです。
その後数十年、積まれた蔵書は私のたった一つの宝物として「色あせながら」も大切に保管されています。

数多くの作品の中で、一番好きな作品は何か?と言われると困りますが、あえて挙げるとすれば《故郷忘じがたく候》と《空海の風景》となりますでしょうか。

前者は短編ですが、いまから約410年前ころの、朝鮮の役で秀吉軍によって薩摩へ連れて来られた「朝鮮の陶工」の末裔「14代沈寿官」の波乱に満ちた人生を独特の文章で綴ったものです。

この作品の最後、「14代沈寿官」が昭和40年頃(?)韓国を訪問した折、学生の前で講演した様子が描かれています。この作品のこの部分に私は感動を覚えます。

当時まだ「日韓関係」はかなりギクシャクしていた時代です。学生の間には「反日」の感情が根強く、日本からの客に対して「戦前の日本の圧制・・・」を言及する人が多かったようです。

そんな中で講演の壇上で「沈寿官氏」は言います。以下ママ

・・・・・・
最後に
『あなたがたが三十六年をいうなら』といった。
『私は三百七十年をいわねばならない』
そう結んだとき、聴衆は拍手をしなかった。しかしながら沈氏のいう言葉は、自分たちの本意に一致しているという合図を演壇上の沈氏におくるために歌声を湧きあがらせた。――(略)

現在の日韓間は「冬ソナ」「真実」「美しき日々」など、TVや映画を通して「韓流」などの言葉とともに、あらたな交流が生れつつあります。
それはそれで好ましいこととは思います。
ですが、いまの世の中、ヨン様やイ・ビョンホン、チェ・ジウなどを追っかけるだけの交流では? と思われてなりません。

日韓両国には長い歴史の中で、さまざまなことがあった・・・ことを充分認識しながらの「韓流」であって欲しいと思ったりしています。

9回目の「菜の花忌」を迎えたその夜、故司馬遼太郎を偲びつつフッと思った雑感を書いてみました。

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またまた、NHKの迷走が・・・

2005-02-12 23:15:00 | インポート
この時期のスポーツの花形と言えばマラソンやサッカー、それにラグビーがそうでしょう。

サッカーはいまや季節を問わずに観戦できますから「冬の花形スポーツ」から外しても良いのかもしれません。

マラソンなどの個人技と対照的に、ラグビーはそのチームプレーの妙に魅力を覚えます。
それ以上に、走る、蹴る、ぶつかり合う・・・ケガをものともせず戦いあうこのスポーツは、それこそ「男のスポーツ」としての迫力があります。

大学選手権、社会人大会・・・TV放映があれば欠かさず観戦することを楽しみにしている私です。

今年の学生選手権を制した早稲田大学は、監督が言われるように「近年まれなチームに育って」いて、フアンの一人として「荒ぶる雄姿」に拍手を送っています。

一時期中止となっていた「大学チーム対社会人チーム」の試合は、勝敗を抜きにしての面白さがあります。今シーズンは新たな方式でその対決を観戦できるようになりました。

「荒ぶる早稲田」が、今年こそは社会人チームに一矢報いるのでは・・・と期待に胸膨らましたこの日の「早稲田VSトヨタ」の試合でした。

ところがナンとッ!! 今朝になって、NHKがLIVE放映を中止するとの報道がなされました。

その理由は、審判のユニフォームの胸に「朝日新聞」の広告ロゴが入っているからとのことです。これはラグビー協会とNHKとの協約に違反するのだそうです。

このあたりのいきさつは、詳しく報道されていますので省きますが、結果として視聴者からの猛抗議に抗しかねて、当初の予定通り放映はされました。(協会側が謝ったから・・・とは言ってますが?)

それにしても、この一連の騒動のなんとまあ~お粗末なことか、NHKの視聴者を無視した、まるで子供の喧嘩のような「他愛も、思慮も無い」判断には開いた口が塞がりません。

つい先日、会長辞任劇で一騒動起し、視聴者へ「改革」を誓ったばかりの、その舌の根も乾かないこの日の「前代未聞のバカ騒ぎ」です。

もし、広告のロゴマークが朝日新聞でなく「読売」や「産経」などであったとしたら、NHKは果たして「放映中止」などと言い出したかどうか?? はなはだ疑問なところです。

外国での取材合戦の中で、そのスタッフ達が「国営放送である・・・」と公言して憚らず、民放各社のスタッフのヒンシュクを買っているNHKです。

百歩譲ってそうだとしたら「日本を代表するメデイア」らしく、その経営の中身と経営者の頭の中を、いま少し「変革、切磋琢磨」してもらいたいものと・・・切に願うところです。

善戦空しく、早稲田は社会人チームの強固な壁を突破することはできませんでした。

しかしまれに見る好試合が「醜い子供のような喧嘩」を、一時でも忘れさせてくれたことは事実です。
為に、今度ばかりは・・・と真剣に考えた「視聴料の不払い」手続きのその手を、ちょっとばかり休めることにいたしました。

が、その休止の手がいつまで持ちますかどうか、、、、いまはなんとも言えないことも事実ではあります。






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