かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

「傲慢不遜」の連鎖

2011-06-19 12:39:00 | インポート

傲慢不遜(ごうまんふそん)
---おごり高ぶって他人を見下した態度をとること

いまの世の中、「傲慢不遜」の傾向がますます顕著になってくるようです。
(この国では「政治屋」の専売特許ではありますが・・・)

さる5月27日の夜「JR北海道」の石勝線で特急電車が脱線し、トンネル内で6両全車両が炎上しました。
9時間半も燃えつづけ、翌28日の午前7時半ごろやっと鎮火しました。
乗客245人は自力で脱出し、きわどいところで死者は出ませんでした。

その直後の「JR北海道」の幹部の記者会見では、乗客にたいする避難誘導の不手際には言及せず、乗務員の処置が正しかったことを強調する一方でした。
そこには乗客の「危機感、恐怖感、負傷」への配慮は感じられず、あいかわらず「組織防衛」の感覚がありありと透けて見えるのです。

この12日~14日に同じ路線の特急に乗ってみました。
事故後乗客は減少傾向にあるそうですが、修学旅行の団体などの利用もあります。
利用した翌日からまたまた信号トラブルなどの重大な事態が発生しています。
組織の巨大化による弊害と永年の「慣れ体質」は拭い去りようもありません。

東電の「原発事故」の対応にも見られるように、元国営企業だった組織(三公社五現業と呼ばれていた)が民営化されて年数が経ちましたが、表面はにこやかにつくろっても、根本のところでは『おまえたちに、やってやってる・・・』的な「傲慢不遜」の心根が蔓延しているように思うのです。

「民営化」とは、子会社を無数に作くって儲け主義に走ることでなく、利用者の利便と安全を最重要課題とし、人々の心情に寄り添うことこそ肝心ではなかろうかと、「傲慢不遜」に傾く人々に警告したいのですが・・・・・

photo by karusan from OCNフォトフレンド
<根室・納沙布岬の碑
濃霧で北方四島は見えませんでした>

「狂言綺語」・・・語るもおぞましく    

2011-06-05 20:33:00 | インポート
狂言綺語(きょうげんきご)
「狂言」は道理にもとることば。「綺語」は、巧みに偽り飾ったことばだそうです。

東日本大震災発生から間もなく3ヶ月になろうとしています。

多くの被災者は、いまだ避難所生活を余儀なくさせられ、「原発事故」の影響は日々悪化し、当事者は毎日「もぐら叩き」に明け暮れています。

そういった悲惨な状況をそっちのけで、この国の舵取りを自認する「政治屋」は己たちの野望達成のみに血眼になっています。

いまさらここに書くまでも無く、日々の報道などから彼らの行動に対して、国民の大多数が怒り心頭に達しています。

かの人々は「被災者の救済と復興」や「原発事故の終息」などと『狂言綺語』を弄し「政争ごっこ」に明け暮れています。

この国でいまなすべきことは何か? 3歳の児童ですら判断できるそのことを片隅に措いて狂奔する彼らに、八百万の神々は「鉄槌」を下してくれないものかと・・・日々祈る毎日ではあります。

photo by karusan from OCNフォトフレンド
<庭のシャクナゲ>