かるさんのgooブログ <北国たより>

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観客は・・・

2005-10-09 14:16:00 | インポート

ほとんどがシルバー族でした。

きのう8日、映画館に足を運んで「蝉しぐれ」を観賞してきました。

藤沢周平の原作で、‘03年にNHKでTVドラマ化され好評を博しました。今度の映画は「市川染五郎、木村佳乃」の人気俳優が主役を演じています。

同じ原作をTVと映画で、ほとんど時を同じくして製作することの相乗効果と難しさがあったりします。
その辺りのことは↓「ブログ・北国たより」に書いてみました。

三連休の初日で、シネコンのロビーは家族連れや若いカップルで賑わっていましたが、「蝉しぐれ」の上映館はあまり観客が居らず、ほぼ八割方がシルバー系の人々です。

時代物でもあり、「清廉、真摯、克苦・・・」などをテーマにしたものですから、若者に敬遠されるのかもしれません。

人の生きざまが混沌としている昨今、シルバー族は在りし日の良き世相を懐かしみ
『忘れようとて、忘れ果てようとしても、忘れられるものではございません・・・』
のセリフに、若き日の己を重ね見て、しばし甘酸っぱい涙を、ツゥ~っと一筋ながす。。。。そんな2時間ほどの刻だったのかもしれません。

それにしても、若者たちの「活字離れ」が言われる昨今です。
コミックや劇画に偏ることなく、名作と言われ、佳品と賞される小説を手にとって、『生きることのなにごとをか』を感じ取っていただきたいものと・・・余計なお世話ながら、シルバー族の一員として切に願うところです。

ついでと言ってはなんですが、先日NHKのラジオで、「青空文庫」の主催者が出演して居ましたのを聞きました。

ご存知の方も多いでしょうが、ボランティァで「ネットで読む本」を流しているとのこと。その目的はいろいろあるようですが省くとして、さっそく訪問してみました。

興味のある方は開いてみてください↓

http://www.aozora.gr.jp/
コメント
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