かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

眺望絶佳(ちょうぼうぜっか)――北の国の昨今  その ②

2007-04-25 23:26:00 | インポート
この四字熟語は、そのまんま読んで字のごとしです。

‘08年夏の「主要国首脳会議(サミット)」の首脳会合が『北海道の洞爺湖町』で開催されることが決定したとのことです。

かねてより他府県が誘致合戦を繰り広げていましたが、ここへ来て「後だしジャンケン」をした北海道が開催地となりました。

報道で詳しく周知されている通り「立候補他府県より警備がし易い、環境問題を主テーマにするにはもってこいのロケーション」などが洞爺湖町に決定した大きな要因とのことです。

内地にお住まいの大方のみなさんも、北海道観光で一度は「洞爺湖温泉」に立ち寄られたことでしょう。
道都札幌にも比較的近く、昔から道内での観光地No1を誇る風光明媚な温泉地です。
なによりも中ノ島を持つ「洞爺湖」の静かなたたずまいは旅人の心をなごませるにじゅうぶんです。

近くにある活火山の「昭和新山」「有珠山」に象徴されるように、湖畔にある温泉街は数年前の大噴火で痛手をこうむることもありましたが、今はもうすっかり落ち着き静かなたたずまいを取り戻しております。

主会場になる湖畔上に建つ「ザ・ウインザーホテル洞爺」から眺める洞爺湖の姿はまさに「眺望絶佳」そのものです。(ただし霧が掛かると視界ゼロとなりますが・・)

そもそもこのホテルは建設当初 バブル期の象徴と言われ、不沈を誇った「北海道拓殖銀行」の倒産・消滅の一要因となったいわく付のものでした。
その後所有者が変わり、主に「富裕層」を対象とした高級ホテルとして現在にいたっています。

このホテルの建設時、縁の下で微力をつくした一人として、今回の「サミット開催」の報にいま感慨を深くしています。

会議の成功を祈りながら、世界の平和と安寧に寄与する話し合いがなされるよう切に願っても居るのですが・・・・・



脚下照顧(きゃっかしょうこ)――北の国の昨今、その①

2007-04-23 21:46:00 | インポート
題名の四字熟語は「自分の足もとを良く見直して、反省してみることが大切である」という意味だそうです。

統一地方選挙の第2ラウンドが終わりました。
相変わらずの泣き笑いもようの結果が放映されています。

北の国のこのたびの選挙の目玉は、なんと言っても「夕張市長選挙」でした。
ご存知の通り夕張市は、全国で初めて「財政破綻自治体」と認められ、一躍有名?な地域になりました。

提出した「財政再建計画」は血反吐も出ないほど厳しいもので、目標年数までにその借金が返済できるのかどうかも危ぶまれるところです。

道内はもちろん、全国的に見ても夕張市に負けず劣らずの「財政破綻」を抱えながら、今のところ紙一重で命脈を保っている自治体が数多くあるとのことです。

「鶏口牛後」の例えの通り、一番を勝ち取った?夕張市は全国の注目を集め、国や道をはじめ全国から「励ましや応援、援助」の手が伸べられています。
善意はありがたいのですが、中には??のつく応援や行動がなされたりしていて、いささか笑止の感がぬぐえません。

さて、一番を勝ち取った夕張市はともかく、これから出現するであろう多くの「財政破綻自治体」に、今後これほどの関心や応援がなされるだろうかどうか?注目されるところです。

ですが、たぶん二番手、三番手以降は、だれも見向きもしなくなる・・・というのがこの国の常の姿のような気がするのです。

それにつけても、自治体の為政者はもちろん、そこに住む市民一人々が日頃から「自分たちの足元を見直して、反省をして」居れば、夕張市民のように「塗炭の苦しみ」を味合うことが無いのでは・・・と思うこのごろではありますし、
私たちの日常生活においても「脚下照顧」の四文字を忘れてはならないことのように感じます