かるさんのgooブログ <北国たより>

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『自粛』の行きつく果ては?

2011-04-17 12:33:00 | インポート

東北・関東の大災害から1ヶ月がすぎました。
たくさんの悲劇と、被災された人々の重い苦労をを目にする毎日が続いています。

地震と津波の被害もさることながら、終息の気配が見えない「原発事故」は世界を震撼させています。

「放射性物質」の被害は、自分達の世代で終わらず、子々孫々まで及ぶ恐ろしさがあります。
見ての通りこの「元凶」はいったん暴れだしたら、人の手に負えないのです。

国を維持発展させて行くに必要な「エネルギー源」を確保するにあたって、国民はそこのところをじゅうぶんに承知して置くべきかと思うのです。

苦しむ被災者のみなさんへ、なにほどの尽力もできず、心苦しくも「貧者の一灯」でご容赦を願うばかりです。
そしていま、その心苦しさを表現する手段として『自粛』の二文字が飛び交っています。

全国的に消費は極端に低迷し、街は「閑古鳥」が大手を振って飛んでいます。

待ち遠しかった「花の便り」もまばらで、「春祭り・さくら祭り」などはすべからく『自粛』の二文字にかき消されています。

このところ大手著名デパートの、極端な売り上げ減が報じられたりして、ようやく『自粛モード』への疑問が報じられてくるようになりました。

全国的に観光地や温泉ホテルは、キャンセルの連続で存立の危機さへ言われています。

例年の「上野公園の花見」に見られる、ドンちゃん騒ぎはもってのほかとしても、ふつうにきれいな花を愛でることや、温泉に浸かることを恥じる必要はありません。

被災地の復興には、天文学的数字の予算が必要なことは誰でもわかります。
それはけっきょくのところ「国のお金(税金)」でまかなうことになりましょう。

『自粛モード』の連続で経済がさらに疲弊し、これからの税収が大きく落ち込んだとしたら、はたして「被災地の根本的な復興」は成し遂げられるのかどうか・・・?

一時の「感情からの同情」だけでは無く、子々孫々へ「放射能被害」に加えて、さらなる「国の膨大な借金」を残さないためにも、私たちがいまなすべきことは「必要以上の『自粛』」をやめて、いままで通り普通の生活を取り戻すことが肝要かと思うのですが・・・

『自粛』の行きつく果てを、いま案じているところです。

photo by karusan from OCNフォトフレンド
<甲斐の国、山高神代ざくら>