地球規模で頻発する大きな災害に、人々はなすすべを知りません。
異常気象による豪雨、豪雪、旱魃などの被害や、火山の噴火に大規模な地震や津波などなど・・・
ニュージランドで発生した大地震では、大きな被害が起きています。
日本からの語学留学の若い人々がこの被害に遭遇しています。
安否が気遣われている人々、救出するタイムリミットとされる72時間がむなしく過ぎていきます。
かの都市で生活する人々の困難さと、希望に燃えて語学学習を志している若者たちの無事を願い、そのご家族の心労を思いながら涙を流します。
北アフリカや中東各国で、貧困と不公平、思うことも言えない強権支配から抜け出そうと、人々は死を賭して起ち上がりました。
21世紀のこの時代でも、多くの国々ではいまだに「人が人として認められない」状況が続いています。
『freedom』 自由をッ!!と叫びながらデモの隊列に加わる多くの人々の勇気と、その困難さに強い連帯を覚え、なみだがこぼれます。
自然界の異変、国家間に横たわる数々の軋轢、内を見れば不景気と失業者の増加、少子化傾向と福祉の貧困さ・・・などなど。
国の先行きを根本的なところで見通さねばならない昨今、この国の政治屋たちは「身内の矮小な欲望追及」に血まなこになっています。
変革を期待されて政権を担ったいまの与党も、けっきょくのところ「言行不一致」を見事にさらけ出し立ち往生しています。
他方野党に落ちぶれたかっての政権党は、自分達がやってきたと同じような「敵失」を、重箱の隅をつっつくように取り上げて復権のみを声高に叫んでいます。
災害で救いをもとめる人々の叫び声、死を掛けて自由を求める人々の叫び声・・・・
それにくらべれば、この国の政治屋同士の「愚かな叫び声」には落胆のナミダを禁じ得ないのです。
photo by karusan from OCNフォトフレンド
<阿弥陀如来はこの混乱を救ってくれるのでしょうか?>