かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

新幹線開業の功罪を問う

2014-08-23 15:05:05 | インポート

新駅名で争っていました「北海道新幹線」です。

 新駅名も「新函館北斗」に落ち着いて、2015年中に「新青森~新函館北斗」間の開業を目指して工事中となっています。Img_2538

 新幹線は、地元の熱烈な誘致活動の成果があって初めて計画、着工されるのが当然とされています。

 「便利になる」や「経済効果抜群、沿線都市の発展」と理由づけられていますが、はたしてプラス効果だけなのかどうか・・・?

先ず、在来線が切り離されます。利用したければ「三セク」で自主運営せねばなりません。Img_2544

遠距離旅行者でなく、日々の足として「通勤、通学、買い物、通院」などに利用している多くの沿線住民に大きな負担と不便をかけることになります。

札幌~東京間の新幹線が具体化されるなかで、いま人気がある「在来の長距離列車」が姿を消しそうになっています。

「大阪~札幌間のトワイライトエクスプレス」が廃止と予告されています。Img_2557

 つづいて「東京~札幌間のカシオペア」や「北斗星」などの人気寝台列車が廃止の風にさらされそうで、沿線道県の首長が「存続願い」を国交省に提出したとのことです。

Img_2564

 (全国的にめずらしくなった寝台急行「はまなす<札幌~青森間>も無くなるとのことです)

 巨額の負担金を背負わされ、日常が不便になり、「ノンビリ旅行の楽しみ」が奪われたりする新幹線の開業は、多くの沿線住民に、はたして本当の幸せを持ちこんでくれるのかどうか? こころ波立つところです。

Img_2552

 

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どこに住んだらいいのやら・・・・

2014-08-20 21:23:46 | インポート

 ここ数年来、この国の気象は異常の連続です。

とにかく「集中豪雨」がやたらと頻発し、その降雨量はいつも「観測以来初めて・・・」と判で押したように発表されます。Img_2462_2

   きょう未明に発生した「広島市」の「山崩れ、土砂災害」では、多くの犠牲者が出て、

 広範囲にわたって家屋の流出、倒壊が起こっています。

 被災されたみなさんへ、あらためてお見舞い申し上げます。

 とは言え、この国がここ数年被る災害は果てしがありません。

 「大きな地震」「大きな津波」「巨大な台風」「信じられない集中豪雨」・・・Img_2463

 平地に住めば地震、海辺に住めば大津波、山側に住めば山崩れ、土砂災害、 川辺の田畑は濁流に流され、街の堤防と橋は決壊し水浸しとなります。

 これからは、どうやら今までのような「安定した気象」は望めそうもありません。

Img_2504 だとしたら、この国の人々はいったいどこに安住の地を求めたらよいのか?・・・・

 いずれ真面目に、真剣に考えねばならぬ時が来るかもしれません。

 

 

 

Img_2505

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69回目の終戦記念日に思うこと

2014-08-15 19:17:48 | インポート

あの日から69年という歳月が経ちました。

終戦というより「敗戦」が決定した日です。Img_2399_3

 砲撃や銃撃戦、空襲と言った武器による犠牲の悲惨さを忘れるわけにはいきません。

 当時普通に暮らしていた国民にとって、戦火の悲惨よりも恐ろしかったのは『軍部が牛耳っていた為政者』の愚行です。

 「一億総決起、撃ちてし止まん」の掛け声のもと、あらゆる言動が抑圧され、食べるものも無く、無謀な戦争へと方向付けられたのです。Img_2393

 あれからほぼ70年、いまの為政者は「戦争なんてするわけが無い!!」と言いながら、「秘密保護法」を成立させ、「平和憲法の解釈」を適当に変え、「集団的自衛権」が行使できるように仕向けています。Img_2400

 無謀で悲惨な太平洋戦争へ突入して行った、当時の政権も当初「戦争はあり得ない!!」と言いながら、いつの間にか都合よく法律を改悪し、あるいは力ずくでこの国を破滅へと引き込んで行ったのです。

昭和20年(1945年)を真ん中にした前後約10年の、悲惨な年月を過ごした人々は、この8月15日という終戦(敗戦)記念の日に・・・・・・・Img_2409_3

 現政権の「俄かな行い」に「おかしいぞ!」と、どうしても一言、発言したくなるのです。

 

 

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闘うべき相手は何なのか?

2014-08-12 19:44:49 | インポート

世界保健機構(WHO)の発表によれば、この12日までに『エボラ出血熱』による死亡者(疑い例を含む)が、西アフリカ4ヶ国で計1000人を超えたと発表しました。Img_2286_2

 同時に、感染地域諸国の医療制度が、常に脆弱なことが拡大に拍車をかけているとして、この際全世界の支援強化が必要・・・・と、緊急事態に該当すると呼びかけています。

飛行機を利用した人的移動が容易になった昨今、単に発生地域の封鎖程度ではことが収まりません。

 国の空港検疫所では、入国者の検査に余念がありません。

 この「エボラ出血熱」に対処する薬も、ワクチンも未だ開発途中でいま現在の役に立ちません。このまま行ったとしたら人類の生存を脅かす事態になりかねません。Img_2277

 この地球に住む人類が挙げて「新種の病原菌やウイルス」に対処し、力を合わせねばならない昨今、世界のあちこちで「無益な戦争」が繰り広げられ、殺し合が続けられています。

 実につまらぬ国家間の意地やメンツで、日々同胞を殺しあっている人々・・・

Img_2295 いま人類が闘わねばならぬ相手は何なのか、とくと考えてもらいたいものと強く思うこの日です。

 

  

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 節電努力への限界 

2014-08-03 15:16:00 | インポート

 このところ北の国の夏にしては、異常なほどの高気温が続いています。

 夏場の涼しさを求めて来道された観光客も「本州とおんなじだあ~~」とがっかりされていることでしょう。

ですが、近畿以西の集中豪雨の被害を思うとき、この暑さを恨むことはできません。Img_2060

 こちらの家庭では、ほとんど「エアコン」を備えていません。備えている家庭では、この暑さを乗り切るために、ついつい「エアコンスイッチ」に手が伸びることでしょうが・・・・・・

 先月末の31日、北海道電力の社長が記者会見をして「この10月から電気料金を再値上げしたい」と発表しました。

その発表内容によれば「一般家庭向けの平均17.03%」「企業向け平均22.61%」という大きな数字です。Img_2072

 実現の際には、いくらか「減数」されるのでしょうが、それにしても昨年の9月に値上げを実施したばかりなのです(ほか電力会社はまだ再値上げを発表していない)

  北電はこんかいの値上げ案で「1184億円」の増収を見込んでいます。 昨年の値上げ時の増収500億円を合わせた1700億円が道民の負担となるのです。

 一方で北電は、昨年度の値上げの際に「経営合理化で13年度460億円、14年度590億円の費用減を目論む」と明言しているのですが、その約束はどこかへ消し飛んでいます。Img_2109  

このたびの記者会見時でも、追加的合理化案として「役員、社員の報酬減額は?」と問われても『やれないことはないが、確約はできないっ!』などととぼけた発言をしています(役員報酬減額などは、通産省などからも強く言われているようです)

 

いま、この北の地の「家庭、企業、公営、官」とも、電力料金アップの陰に怯えきっているところなのです。

Img_2067

 「原発依存」にドップリと浸かった「北海道電力」は、大震災対策も、原発の再審査も他人事で有がた迷惑なことで、「電気料金値上げが不満なら早く原発再稼働させろッ!!」と・・・・

まさに世間を恫喝しているような態度を表現しているのです。

Img_2073

 「福島原発事故」以降に要する(要している)、あらゆる費用の総額を思う時、その費用が「自然エネルギー利用の構築」へと向けられたならば。。。。

後世の人々に少しでも顔向けができるだろうにと・・・・先の短い年よりは思ってしまうのです。

 

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