中国における「肉加工食品」の製造過程で、考えられないようなずさんな管理がされていたと報じられて、この国の人々を震撼させています。
このたび報道された「食材加工段階」でのずさんな管理とはちょっと違いますが、この国でも「食品の偽装事件」はあとを絶ちません。
ご記憶でしょう・・・・・
1. 産地偽装―――雪印牛肉偽装、飛騨牛偽装
2.原材料偽装――ミートホープ挽肉劣悪肉混入、浪花酒造大吟醸原材料偽装
3.メニュー偽装―有名ホテルレ・デパートのレストランなどで産地や食材の種類などに関しての虚偽表示
4.消費期限、賞味期限の偽装―-赤福餅の消費期限偽装、白い恋人の賞味期限偽装、
5.食用適否の偽装――三笠フーズ、太田産業などによる事故米の食用への偽装転売
6.その他――船場吉兆における「食べ残し料理」再提供事件、アクリフーズ農薬混入事件
事件が起こるたびに法律が改正されて、規範が厳しくなるはずですが、なかなか事件はあとを絶ちません。(この辺りのことは、かの国とそう大きな違いは無いように思うのですが・・・・)
「食料、食材」について、それを口に入れる側は、生産・加工・販売者を100%信用していなければ生きて行けません。
購入の際や食べるとき、商品に極端な瑕疵が無ければ「悪意」を知ることができません。
ですから「食材、食料」にたずさわるすべての人々は、「儲け第一主義」に陥ることなく、正直に使命を尽くして欲しいと思うのです。
と同時に強く言いたいことは、この国の消費者も、ただ安さを追求するだけでなく、「食の安全と人の命を守る」ためには『多少のコストアップ』も仕方がないと肝に銘じなければならないのだ・・・・というこの一点なのです。