かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

逃走フラミンゴのゆくえ

2012-10-30 21:58:31 | 日記

旭川市の「旭山動物園」は、ユニークな動物の飼育・観覧手法で、全国的にその名を知られるようになりました。

 その旭山動物園に飼われている「ヨーロッパフラミンゴ」が逃走してから、10月27日で3ヶ月になりました。                      

逃走時は日本海側まで飛んできましたが、その後オホーッツクの紋別市にある「コムケ湖」にとどまり、サギなどとなかよくのんびりとすごしていました。

 

当初は動物園側も、捕獲に躍起となりましたが、うまくいかず諦めの状態となりました。

雄飛のフラミンゴを撮らえようと、コムケ湖の周りはカメラの放列でにぎわっています。

 

さすがに北国オホーッツク、10月半ばになれば気温も下がり、湖は薄氷が張る寒さになってきます。

冬の使者白鳥の飛来もあり、いよいよフラミンゴも南下の時季か?と思わせるのですが、26、27日までは留まったままでした。

 

ところが、29日早朝からきょう30日の二日間、その姿が見えなくなったのです。

まだ確認されていませんが、どうやら南のほうへ渡っていったのではないか?と、関係者は推測しています。

 ひょんなことから、すっかり道民のアイドルになった「ヨーロッパフラミンゴ」です。

ぶじ南下して、暖かいところでじゅうぶんにエサにありつき、長生きして欲しいものだたと、道民のだれもが願っているのです。

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後世への伝言

2012-10-30 20:55:22 | 日記・エッセイ・コラム

 札幌市から南へ車で約40分、千歳市とのあいだに恵庭市という街があります。Img_2274

2週間ほど前、ここにある「恵庭郷土資料館」で『カリンバ遺跡』からの出土品の展示会があり鑑賞してきました。

『カリンバ遺跡』は縄文後期(およそ3500年前)~縄文晩期初頭(2800年頃)の居住地で、3000基にもおよぶ「土坑墓」や「住居跡」が発掘されました。<o:p></o:p>

 特筆されることは、土坑墓からたくさんの「漆塗の櫛」「頭飾り」などが出土したことで、当時の「漆技術の高さ」が明らかになりました。

この『カリンバ遺跡』は、平成17年に国の遺跡に指定され、Img_2219
さらに調査が進んでいます。<o:p></o:p>

 東北から北海道にかけては「縄文遺跡」の宝庫で、約15千年~3千年前くらいまでのあいだ大きく栄えたことが証明されています。

昨今、さかんに発掘される出土品は、現代のわたし達をもうならせる文化度の高いもので、後世への貴重な伝言となっています。<o:p></o:p>

 にしても、近代になって生み出された「放射能廃棄物」をいかに処理するのか、地中深く埋める以外方法はなさそうですが、これから何千年後、何万年後かの人類が「この放射能遺跡」を発掘したとき、どんな風に思うことか・・・Img_2224

たぶん、2021世紀に生きた人類の伝言が、いかに愚かなものであったかと、さげすみの眼差しで見ることはまちがいありません。<o:p></o:p>

ただし、それまで人類が生き延びたらの話しですが・・・<o:p></o:p>

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ロシアからの贈り物

2012-10-23 13:47:25 | 日記・エッセイ・コラム

 シリーズ映画007に「ロシアより愛をこめて」という作品がありました。マットデイモンが歌うバラード風の主題歌とともに大ヒットした映画でした。(作中、ロシアのおばさん工作員が007を襲う場面、靴の先端が鋭利な凶器になるところを、妙にはっきりと覚えています) 

今回は007の話しではありません。

 

きょうの新聞各紙に、ロシアの「プーシキン美術館」に所蔵されている浮世絵が、高画質にデジタル化されホムペで公開されたとのことです。1193_mainfoto_01_2

 

所蔵されている700枚にもおよぶ「浮世絵」は、帝政ロシアの海軍士官「セルゲイ・キタ―エフ(18641927)」が収集したもので、美術館に預けておいたのだそうです。

 

このままでは劣化が進むため、デジタル化のプロジェクトが発足し、このたびの完成・公開となったとのことです。1730_mainfoto_01
 

このプロジェクトに「JTI(日本たばこ産業)」が一枚加わり、重要な役を担ったとのことです。<o:p></o:p>

 ここ北の国は、ご承知のように「北方四島」の帰属をめぐって、長年おだやかならぬ雰囲気が漂っています。

国家間の忌まわしい関係とはべつに、文化・芸術・スポーツの交流を通じて人々の実り豊かな関係が続くことを願っています。2231_mainfoto_01
 

このたびの「浮世絵画像」の公開はなんとも嬉しい「ロシアからの愛を込めた贈り物」ではないかと思っています。

 

画像のホムペURLは

  http://japaneseprints.ru 

です。一度覗いてみてください。

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大雪山・旭岳の初冠雪

2012-10-14 18:24:47 | 日記

例年より気温が高く、長かった夏模様で、ことしは秋が来るんだろうか?と余計な心配をしていました。

ですが、やはり季節はきっちり廻ってきます。

 

14日、大雪山系・旭岳での初冠雪が、旭川の気象台で観測されました。

これは平年より19日、昨年より22日遅い初冠雪でした。

また、1888年(明治21年)の旭川気象台が観測を始めて以降2番目に遅い初冠雪だったそうです。

 

同じ日最北の利尻島・利尻富士にも初冠雪があったとのことです。

いよいよ北の国も「冬を迎える準備」に入らねばなりません。

デジブック 『滝野すずらん公園の秋』


人種がちがうのでしょうか?

2012-10-11 19:50:21 | 日記・エッセイ・コラム

 この8日、京都大学の山中教授が2012年のノーベル賞「医学生理賞」を受賞することが決まりました。 

受賞の対象は「IPS細胞(人工多能性幹細胞)」の研究成果に対するものだそうです。Img_1950
研究内容やその成果などについては、かねてより多くの報道がされているようですから、みなさんご承知のところでしょう。<o:p></o:p>

 内容に不案内な自分ですが、目の疾患が進行中の身にとって「近いうちに朗報がもたらされるのでは?」と、不確かな希望を持ったりしています。

Img_1944 山中教授は時の人として、報道関係へのインタビュー出演に多忙を極めているようです。<o:p></o:p>

 昨夜(10日)NHKが教授にインタビューした番組を視ました。

青年の頃からの真摯で前向きな人生観に納得し、研究に対する熱意と辛抱強い努力に敬服しました。<o:p></o:p>

 なによりも自分の研究が、多くの障害者(ことさら難病患者)を救うことに役立つものと固く信じています。Img_1963
『多くの研究者が同じような目的を持って、成果へのベールを懸命に一枚一枚剥がしているなかで、たまたま自分が幸運なベールを剥がすことができた』と静かに謙虚に語る教授の言葉に感動します。

研究が生む、これからの巨大な成果を、どこかの企業に独り占めされないよう京大と教授グループで特許を獲得することにも意を尽くしているようです(広く、安価に、多くの人に役立つようにするため)Img_1990
 

今回の京都大学と山中教授グループの研究成果は、この国が誇って余りあるものだと思うのです。<o:p></o:p>

 につけても日々メデイアに登場し、訳のわからない言動と行動をとる「政治屋」の面々・・・

例えば「科学技術、化学分野」などの研究に、端緒の頃から支援する目利きすら持たず『一位でなく、二位じゃだめなんですか?』などとのたまう議員は今も大きな顔をしています。

(スパコン“京”の登場も画期的な効能を発揮するものです)Img_1998

先進各国は、国を挙げて資金と人材を惜しみなくつぎ込んで、 IT関連産業はいうに及ばず、あらゆる産業で「デファクトスタンダード」を目指し成果を挙げています。(マイクロソフト社のOSなくして、世界中のほとんどのパソコンは動きません)<o:p></o:p>

 「国家戦略室」とか「日本再生戦略」とか、この国の政治屋は入れ物や名前を付けることだけは得意ですが、中身はいつも空っぽです。Img_2008

長期的な視野と確固たる信念で、国民を豊かにする手段を持ち合わせないこの国の為政者たちと、今回のノーベル賞受賞者は、棲む世界が違うことから比較することは憚られます。

はばかられはしますが、両者はまるで「つきとスッポン」、まさに「人種が違う」のではないか・・・・とさえ思ってしまうのは、わたし一人なのでしょうか?<o:p></o:p>

 画像は <国営・滝野すずらん公園の秋もようです>Img_2032

 

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