かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

2011年の終わりに

2011-12-31 19:06:00 | インポート
数百年の間にあるかないかというような大震災におそわれたこの年でした。

科学技術の面では世界に冠たる位置を誇っていたこの国の人々でしたが・・・・

襲い来る自然災害をすべて「想定外!!」と片付けてしまう無責任さにどんな評価を与えるべきなのか・・・とまどってしまう昨今です。

3・11から9ヶ月、ようやく「大震災」や「原発事故」にたいする当事者(政府、官僚、学者、報道機関等)の対処の詳細が語られ報道されるようになってきましたが・・

もろもろの事象に対し、来年はどんな評価が下されるのか決して見逃してはなりません。

ともあれあと数時間で2011年が終わり、2012年がやってくるのです。


photo by karusan from OCNフォトフレンド
<雪の中の残菊>

むなしい片想い・・・OCNの冷たい仕打ち 

2011-12-24 19:56:00 | インポート
何年か前から、PCを新規購入する時に家電店指定のサーバーと契約すると3万~4万円ほどの値引きがついて来るようになりました。

長いこと使っていたPCがいよいよ限界にきて、先9月に泣く泣く買い替えました。
当然指定のサーバーを勧められ、大きな値引き額にも強く惹かれましたが・・・

心のどこかに長い間、ほそぼそながらもお付き合いし、数々のことを教えていただいた「café友のバーチャル顔」が現れサーバーの変更を思い留まりました。

ケータイについて言えば、一般的になる初期のころからauで通しています(モトローラ社の、バッテリーが大きくて重い製品の頃から)

それがKDDI社となって、光通信の分野へ手をのばしてきた昨今、加入勧誘の訪問者や電話での加入勧誘が引きも切らず、断るのに一苦労しています。

元は同根の光通信インフラでありながら「OCNさんより○○○○円安くなりますよ!」とまるで脅かすような勧誘文句です。

それでも、頑なにOCNへの操を立てるべく意思を曲げなかったワ タ シ・・・・

ところが先日「café閉鎖」の通知メールが届きました。
いま突然の一方的な通知に呆然としてサークルのお仲間のご意見などを伺っているところです。

OCNからは閉鎖の理由が明らかにされていません。
幽霊会員が多く、経費の割にOCN全体に実質貢献していないから・・・JRが赤字路線を廃止するのと同じ考えでしょう・・・というお仲間が居られます。

仮にそうだとしても、いま少し会員とのコミュニケーションを図るべきではなかったかと思うのです。(社名がNTTコミュニケーション、じゃなかったのかな??)

この歳になるまで人に対する「片想い」の経験はありません。
想う人にはいつも意思が通じ、想いが遂げられたものです(人生でたった一つの自慢?)

ここへ来てOCNに対する切なる思いが通じず、ついに「片想い」を体験するはめになりました。

時は師走、極寒の北の国で「OCNの冷たい仕打ち」のむなしさに、密かに涙する男が一人居ることを思っていただきたい・・・かな?


photo by karusan from OCNフォトフレンド
<凍りつく渓流>

「ふしぎなくにのアリラン」  

2011-12-21 20:31:00 | インポート
<不思議の国のアリス>という児童文学は、イギリスの児童文学者ルイス・キャロルが
1865年に出版し、世界的に聖書の次に読まれているといわれる作品です。
幼いころ絵本や、児童本などで読まれた方も多いことでしょう。

ピクニックの途中、出合った白いうさぎを追いかけて穴に落ち、そこでかずかずの災難や不思議なできごとにそうぐうします。
最後は木の下で目を覚まし、お姉さんがそばにいることに安堵します。

作者はアリスを介して現実の世をパラドックス的に見、不条理や非現実の世界を表現しているとの説もあります。

さて先19日、隣の「北のアリランの国」のトップが急死したことが発表され、世界を大騒ぎさせています。

自分が今住んで生活している国のありようと比べて、かの国の異常さと思われる現象は枚挙にいとまがありません。

*古代の王朝ではあるまいし、為政者のトップが3代にわたって世襲であることの異常さ

*体制維持のためには、手段を選ばず民を抑圧する異常さ

*民の飢えもなんのその、特権階級だけが肥え太っている異常さ

*国家としての生産性が無く、施しを強要する異常さ

*麻薬や偽札の製造とばらまきを国家的事業として臆面もなく実行する異常さ

*他国の国民を暴力的に拉致し、事件の解決と追及には人間としての恥や反省のかけらも無い異常さ

*なによりもごく一部の国以外をすべて敵視し続ける異常さ
などなど・・・

イデオロギーから来る東西の争いが発端の、この国の誕生いきさつを考えればお気の毒としか言いようがありません。
ですが、同じような境遇を持つ東欧の各国は、苦しみながらも世界の仲間入りを果たしつつあります。

いま、新しく若い3代目が主導する異端の国家が、どんな方向へ向かうのか、識者と言われる人々が連日声を枯らして論じていますが・・・・

この「ふしぎなくにのアリラン」は当分非現実の世界から目覚めることなく、地下の穴の中で蠢き続けることは明らかです。

photo by karusan from OCNフォトフレンド
<チマチョゴリを着たトンィ人形> 通販WEBからの拝借画像

どうしているんでしょう?ーー在来線を失った地域の人々  

2011-12-18 13:13:00 | インポート
北へ向かって延伸中の新幹線が、とうとう本州最北端の青森まで到達しました。

その新幹線、「青函トンネル」を通って函館まで来ることは決まっていて、一部ですでに工事が始まっています。
いま、函館から札幌までの延伸が決定するかどうかの切所にきているところです。

既存の新幹線の建設過程において、どこの地域でも在来線の切り離し(JR→三セクなど)もしくは廃止が根本的な政策となっています。(東海道線、山陽本線などは除いて)

ご多分に漏れずJR北海道は新幹線延伸決定の条件として、函館~小樽間(253㎞)の平行在来線をJRから経営分離させるべく、道庁を窓口にして15の地元自治体に同意を迫っています。

今日現在、14町村が泣く泣く賛意を表しましたが、肝心の函館市が渋っているようです。
ですが、函館市の陥落も時間の問題でしょう。

「地域の発展」を大命題として、各地の都市が先頭になって誘致に奔走しました。
建設に要する莫大な地域負担金もものともせず、在来線の廃止や赤字路線の受け入れの苦悩も放り投げて新幹線の到着を待ちわびたのです。

その誘致の過程で、強烈に誘致の反対を主張した一部の自治体は、その後県などから「村八分」の状況に追い込まれたような話も伝わってきます。

新幹線を輸送の手段としてのみ考えたとき、その恩恵を被るのは大都市を往来する人々のみに限定されます。(もちろん一時的に観光客は増えるでしょうが・・・)

その陰で、沿線に住まう多くの人々の日常生活が壊されています。
通勤通学の足の確保が困難になり、病気の通院にも支障を来しています。

地域の過疎化を防ぐ政策を必死に模索する一方で、日常の交通手段を奪うことで更なる過疎化を容認するこの矛盾・・・
いま、新幹線が通った後の沿線の弱小自治体の苦難の声を聴くことができません。

政治も報道も新幹線の「功」のみを大きく伝えるだけで、「罪」の部分に目をつぶっているように思われます。
阻害された弱小自治体の住民の生の声を、いま聞きたいと切に思うところです。

photo by karusan from OCNフォトフレンド
<新幹線基地・借用画像>

除染・・・その行き着く先は?

2011-12-11 16:39:00 | インポート
 きょう11日で、大震災発生から9ヶ月になります。

いまちょうど午後2:46分でTVでは被災地からの中継で鎮魂のサイレンと祈りの姿が報じられています。
「毎月11日がくるたびに、新たな悲しみが湧きます」という被災者の言葉に打たれます。

「原発事故」による放射能物質の汚染は、時間が経つほど広範囲にかつ深刻な被害を及ぼしていることがはっきりしてきました。

事故当初の東電や国の機関が発表する汚染範囲や汚染度合が、いかに実態を軽視(というよりその恐ろしさを本当に知っていない)したものだったかが判ります。

放射性物質のレベルが高い地域では行政や住民が除染作業を活発に実施しています。
福島の「事故原発」近辺の町村の除染作業もようやく緒につきはじめ、避難住民が戻って生活できるようにするとのことです。

除染方法のサンプルが放映されていましたが、土壌の掘り起し(剥がした土壌はどこへやるのでしょう)はもちろん家屋、樹木、落ち葉などなど、あらゆるものに「高圧水」を掛けて洗浄するとのことです。

そうすれば確かに家屋や樹木からは、放射性物質は剥がされましょうが、放射性物質が消えて無くなるわけではありません。
それは土壌に吸収され、やがて河川に流れ海へと流れ込みます。

海水は常に蒸発し雲になり陸地に雨を降らせます。
海には魚をはじめ、たくさんの生物が棲んでいて、人々の生活を助けてくれています。               
それらの生き物に流れ込んだ「放射性物質」は遠慮なく吸収されて行きます。
海は地球上のあらゆるところとつながっています。地球に住むあらゆる生物は海と係わり、その恩恵を受けています。

福島県をはじめ、このたびの事故で放射性物質の被害を受けた地域が「除染作業」に精を出し日常生活を取り戻したいと願うのは当然のことです。

ですが、「原発推進者の面々」が想定外の震災と言い続けてきた愚かな行為が、一時的な除染を繰り返したところで、このかけがえのない「地球」を何百年ものあいだ汚染し続けることを、人々は肝に銘じねばなりません。


photo by karusan from OCNフォトフレンド
<参道の脇の庭から>