かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

大波の意味は・・・?

2005-01-30 23:07:00 | インポート

『これほど大きな波になるとは気がつかなかった・・・・』

スマトラ沖地震による、インド洋大津波の被害を受けた被災国の関係者の言葉ではありません。
東京は渋谷の高台にそびえ、津波とはおよそ無縁な「NHK」の新会長さんの言葉です。

度重なる内部の不祥事とその処理をウヤムヤにし、視聴者を蔑ろにするNHKの態度に怒りが沸騰しております。

その怒りの表現として「視聴料」の不払い者が急増しました。為に05年度のNHK予算は前年度を下回ることになるのだそうです。

言うまでもなくNHKの運営はその殆んどが、視聴者の「視聴料」で成り立っています。
NHKの番組を見ようが見まいが、ラジオやTVを持つだけで「視聴料」を払わねばなりません。

法律でそうなっていますからいたし方はありませんが、民放や有線放送が身近になった昨今、この「視聴料」制度も賞味期限が切れかかっているのでは・・・とも思います。

その辺りのことはともかくとして、一連のいきさつから辞職を余儀なくされた「前会長」の認識の甘さ、そうまでして「顧問」に就任し、影響を及ぼしたいと画策する行動に「サモシサ」さえ覚えます。

不祥事からくる「引責辞任」の発表と同時に「顧問」になる・・・とても庶民感覚では考えられないところです。

口で言う「組織の改革、刷新」など絵に描いた餅よりも様になりません。視聴者の怒りが静まるどころか、怒りの火に油を注いでしまいました。

殺到する抗議に抗し切れず「顧問の辞退」という茶番劇となりました。そこで会見に臨んだ「新会長」の言葉が「これほど大きな波とは・・・」となるのです。

NHKの特徴は巨大組織を駆使した「ニュースの迅速さ」「暮らしの中の経済を判りやすく」「幅広い教養番組の豊富さ」などが挙げられます。
教養ものの中には「人はどう生きるべきか・・」などを示唆し、見る者の襟を正させる番組が多々見受けられますし、「目まぐるしい現代社会の政治、経済への予見」番組も見逃せません。

そんな番組を制作し、人々を啓蒙しようとする組織のトップがこのあり様です。 

あまりにも世間を知らなさ過ぎるこの組織の「新旧トップ」に、『あなた方が作った番組を丹念に見直し、一般常識を勉強してください!!』と、申し上げたいところです。

その高台には、本当の「大津波」は決して襲来しませんから・・・・・

――この茶番劇を来年の「大河ドラマ」で表現したら、低迷一途の視聴率も上がるかと思うのですが、、、いかがなものでしょう――
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摩周湖の異変 

2005-01-22 23:29:00 | インポート
道東の阿寒国立公園にある名所の一つに「摩周湖」があります。

北海道を訪れた方なら、一度は観光された場所かと思います。
そうで無い方でも、布施明が歌う「霧の摩周湖」という曲は耳にしたことがありましょう。(スナックで、マイクを独占するおじさんが得意げに唄う定番の一つになっています――ヒンシュク)

この湖、周りが高さ300mほどのカルデラ壁に囲まれ、周囲約20km、面積19.2K㎡ほどのものです。
水が流出入する河川が無いのに水位が変化しない、変った湖です(岸辺に湧き水が豊富に在るのだそうです)

ために透明度が抜群で、1931年(昭和6年)の調査で透明度41.6mの世界一でしたが、1991年(平成3年)のそれでは28.0mとなってその座を譲ってしまったようです。

摩周湖を訪れる観光客の嘆きは「霧でなにも見えないっ!!」ことでした。
第一展望台から晴れた湖の全貌を眺められるのは「ラッキーっ!!」の一言につきました。

ところが、つい最近の地元紙によれば『霧の消えた摩周湖』になってしまったとのことです。

昨‘04度の観測では、4月~11月の観光時期に霧がかからず「一日中湖が見えた日」が、観測を始めて以来最多の147日の新記録となったのだそうです。

逆に言えば「霧で見えない摩周湖」は10日に一度の割合でしかなかったことになります。
大方の観光客は大喜びだったそうですが、湖面に雲海のようにかかる霧は素晴らしく「霧の摩周湖」を見たかった!!と残念がる観光客も多く居たとのことです。

霧が少なかった理由について、釧路地方気象台では
「摩周湖の霧は、オホーッツク海高気圧から流れ込む冷たい空気が湖面で雲をつくりだすことで生じるが、昨年は太平洋側の高気圧が強かったせいで、オホーッツク海の勢力が湖周辺まで伸びきれなかったことが影響している??・・」
と言っています。

昨年、異常に多かった台風の襲来、熱暑、地震など、天変地異が「霧の摩周湖」にも異変をもたらしているようです。

美しい自然界から一転「現世」の記事に目を移してみますと、《警察の裏金・現職警官が実名で告発》とありました。
愛媛県の現職巡査部長が命を賭して「裏金は実在!!」と告発しています。

北海道警察のそれも、地震や津波の大被害の記事に隠れて鳴りを潜めた格好です。
この事、いつまでも「霧の中」に隠すことなく、昨今の摩周湖のように「カラッと晴れた真実の姿」を国民の前に現して欲しいものですが・・・・・いかがなものでしょう。



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