かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

おおいなる「やらせ劇」

2012-06-16 21:11:34 | 日記・エッセイ・コラム

大方の予想通りきょう16日、運転を中断していた「大飯原発」の再稼働を首相が認めました。Img_0829

福島第一原発事故以降、さまざまな被害と混乱を引き起こしている「原子力発電施設」です。

事故の検証もまだその途中にありながらも、当該電力会社の制御能力の欠如、安全委員会や保安委員会と称する役所のいい加減さ、それを統括する政府が輪をかけての無能だったことがさらけ出されています。

Img_0837

修理・点検中の原発の再稼働を多少延期して、「脱原発」らしき発言を、国民に耳障り良く吹聴していたどこかの首相でした。

彼の頭の中には「増税」の二文字しかなく、「脱原発」の三文字なんて最初から無かったのは明白です。Img_0839

夏場の電力不足による「経済の停滞」という不確定な要素を「人質」にして、安全のためにさらに必要な諸設備増強をなおざりにして、「大飯原発」の再稼働をあっさりと容認するこの情景は、政・官・業のまさしく『おおいなる やらせ劇』以外の何ものでもありません。

Img_0846

これで各地の原発も次々と再稼働の方向へなし崩しにされるのは間違いないでしょう。  

「私が責任を負う」などと大見得を切っても、福島原発事故の責任すら取れない彼らを、まともに受け止めることはもうデキません!!

Img_0811


街が痩せ細って行きます

2012-06-14 20:34:38 | 日記

 

少子高齢化が言われてから、もうずいぶんと年数が経ちます。

統計を操ることに得意なこの国の政治家、官僚は出てきた数字を

るだけで、いち早くこの国の「少子高齢化傾向」は掴んでいたは 

ずですが・・・

でも、けっきょく長い時間ほとんど真面目に取り上げられず、

対策がおざなりにされてきたのです。

その結果が今日の人口減少に現れてきています。

 

話しが飛びます。

「小樽の街」は、北の国でも観光客に人気がある都市です。

戦前までは北海道の「商港」として賑わい、樺太などとの交易が盛んでした。

また「ニシン漁」の本場で、本

州から渡ってきて、網元として一代で財を築いた人もたくさんいまし

た。

戦後の昭和30年代から、商業の中心が道都札幌に移ってしまい、ま

た突然ニシンの漁獲が激減し、街の衰退がはじまりました。

そんな環境の小樽市ですが・・・

この69日現在、人口がとうとう13万人を割ることになってしまいました。

昭和39年の約20万人をピークにして、48年間で約77千人(約3

7%)もの減少となりました。

この昨今の人口数は、大正11年の11万8千人余りの数字とほぼ同

じものになるのだそうです。

当局は人口減少の理由を

 産業の衰退で若い世代が札幌へ流れた

 晩婚化の影響で、出生数が減少している

などと述べています。

 

いまさらながら、小樽の街だけの話しでなく、無為無策のために全国

的に市町村が痩せ細って行くこの傾向を、指をくわえて眺める以外

手段の無い、この国の前途を憂えるばかりです。


「ソーラン祭り」と「神宮祭」

2012-06-10 22:03:19 | 日記・エッセイ・コラム

 

この6日から始まった、北の国の初夏を彩る21回目の「YOSAKOIソーラン祭り」が今日10日で終了しました。Img_0960

今年は国内外から271チームの参加があり、昨年の震災後のそれよりもさすがに盛り上がったようです。

個人的にいえば、どうもあのYOSAKOI踊りは、踊りとは言えず、エアロビックスかジャズダンスか、ヒップホップにしか見えません。Img_0964

数年前にも書きましたが、各地に伝わる伝統的な踊りは今少し「もの静かな」踊りですし、それこそが「民踊」だと思ったりするのです

とは言え、このYOSAKOIの躍動的な踊りを目の前にすると、そんな思いも忘れて感動の拍手を送り、シャッターチャンスを狙い続けるのです。Img_0975

けっきょく今年もまた、今週末から行われる「北海道神宮祭」はYOSAKOI祭りの陰に隠れることになるのです。

であれば、「神宮祭」の御神輿渡御にしずかに手を合わせ、昔ながらの祭りを堪能することといたしましょう。

Img_1003


こんどは「必勝法」詐欺だそうです  

2012-06-01 20:48:46 | 日記

 

日々目を通す新聞には、ほとんど必ずと言っていいほど「詐欺被害」の記事が載っています。

≪オレオレ詐欺≫という、新たな詐欺手口が現われてからもう何年になるのでしょうか?

国や自治体、金融機関挙げての被害撲滅運動にもかかわらず、被害件数、被害金額は一向に減るようすはありません。

「息子を名乗るオレオレ手法」から「税の還付手法」「暗証番号漏えい手法」などなど、思いつく限りの新悪手法が絶えません。

それにしても、これだけ「引っかからないように・・・」と警告をしているにもかかわらず、なぜ被害がなくなら無いのでしょうか? どうしても理解できません。

 こんどは「必勝法情報詐欺」だそうです。

競馬、競輪、パチンコなどで「かならず勝てる」などとうたって「情報料」などの名目で現金を振り込ませる詐欺が後を絶たないのだそうです。

これは詐欺のなかでも「古典的」な手法にもかかわらず、被害者が増えているとのことです。

今年3月には5千万円も詐欺に遇った被害者もいるそうです。

ギャンブルをすることの後ろめたさもあり、被害を届け出ない人も多いようで、その裏には相当な被害金額がかくれているとのことです。                                    

こんな「古典的(ネタがすぐ解る)詐欺」にひっかかるのは、けっきょく「欲と道連れ」の自業自得と言われてもしかたの無い人々というほかありません


北の国の「運動会」事情  

2012-06-01 19:20:34 | 日記・エッセイ・コラム

4月の末に訪れた「東北の桜の旅」を書いているうちに、うかうかと5月が過ぎてしまいました。

いよいよ6月に入り、北の国がもっとも光り輝く季節となりました。

さくらやうめ、チューリップは終わりましたが、ライラックやシャクナゲの花が盛りとなっています。

Img_0415

そんな5月の末~6月の初めに、北の国各地の小学校では「大運動会」が実施されます。

内地の小学校と違って、こちらの運動会は春のこの時季一回限りです。それは小学校の一年間の行事の中でも、もっとも大規模で重要なイベントとなります。

子供たちの応援のため、両親をはじめ祖父母、親戚総出で駆けつけ声援を送ります。遠方の親戚は泊りがけで出かけてきます。

そのため、さしも広いグラウンドも応援の家族集団でいっぱいになり、子供たちの走路もやや狭くなったりするのです。Img_5657

また、応援席の確保も一苦労で、以前は前夜から並んで場所取りをするありさまでした。

最近は各学校も「抽選」で父兄の応援席を決めるようになりました。

転勤族の親たちは、はじめての北の国の運動会の熱気にびっくりするのです。

北の国の小学校の運動会が、なんでこんなに熱を帯びるのか・・・・

さかのぼれば、苦難の連続で娯楽も望めなかった「開拓期」の唯一の癒しの行事で、家族のきずなを確かめる最高の場だったのだろうと思ったりします。Img_0741

まだ寒さを覚える風に吹かれながら、持ち寄ったささやかなご馳走をちょっぴり頂いたりする子供たちの「大運動会」会場なのです。

Img_5710