かるさんのgooブログ <北国たより>

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「方正謹厳」と「倣岸不遜」 

2008-12-01 21:47:00 | インポート

久しぶりの四字熟語は、対比の意味から二つ並べてみました。

◎ 方正謹厳(ほうせいきんげん)・・・行いが正しくまじめで、慎み深いこと

昨日(30日)終わったプロゴルフツアーの「カシオ・ワールドオープン」で、17歳の「石川遼」が3アンダーの13位に入りました。
これで獲得賞金が1億円を突破し、最年少記録を大幅に更新しました。

彼のゴルファーとしての腕前はさて置くとして、なんとも感心するのはその言葉の使い方と慎み深い態度です。

フアンあってのプロ商売と心がけてはいるのでしょうが、メデイアで見る限りそれは付け焼刃でなく、正味の人格が自然と醸しだされていることが感じられます。

プロゴルファーの先輩として一時代を築いた(O・A・N)と言う3人がいましたが、新人のころから今に至るまで、言動に於いて石川遼の足元にも及びません。

この若者が技術面でもさらに精進し、いつまでも「方正謹厳」を保って欲しいと切に願う者です。

◎ 倣岸不遜(ごうがんふそん)・・・思い上って人を見下し、へりくだらないこと

そんな若者が居るその一方で、70歳にもなろうとする「さる国のおエラさん」の言動には耳を塞ぎたくなります。

念願の位階に登りつめたそのとたん、己の保身にのみ汲々とし、大方の民人(たみびと)の思いを顧みるようすはありません。
しょせん“お坊ちゃん育ち”と言ってしまえばそれまでですが、メデイアに映る一挙手一投足が「倣岸不遜」に見えてなりません。

政治の世界とスポーツのそれとを、同じ目線で見ることを憚りはします。
ですが、人間の本質という点では、拠って立つ環境に左右されることは無いはずです。

17歳の若者のさわやかさと、70歳になろうとする一国の舵取り者の醜さを、痛切に感じるこの日、あえて「方正謹厳」と「倣岸不遜」の四字熟語を二つ並べてみたのですが・・・

コメント
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