<善行を勧めはげまし、悪事を懲らしめること。正しい公正な世の中にするには、ぜひともこれを実践しなくてはいけない。でもこの当然のことが、なかなかできないのが現実である>
「越後屋、おぬしも悪るよのう~~」のセリフで代表される、悪人退治の時代劇(小説・映画・TV)が根強い人気を得ています。
(水戸黄門、必殺仕掛け人、藤枝梅安、鬼平犯科帳、居眠り磐音、死神幻十郎、etc.)
庶民は「法が取り締まらない」悪人を密かに葬るこれらの主人公に、拍手喝采を送り溜飲を下げます。
それは取りも直さず、現代社会が相変わらず汚辱にまみれ「悪い奴ほど良く眠る」傾向であることを物語っています。
この18日(水)、名古屋地裁で「闇サイト殺人事件」の判決が出され、二人に死刑、一人は無期懲役を言い渡されました。
‘07年8月、名古屋市の女性が「闇サイト」で集まった男たちに無残に殺害されました。
それは、ただ「金が欲しかった」だけの理由で、まったく関係の無い女性をとつぜん拉致し、残忍な方法での殺人です。
物語の「闇の仕置き人」は巨悪をターゲットにして庶民の共感を得るのですが、同じ「闇」がついても、昨今のそれは方向も違い、反感と憎しみを覚えます。
このたびの「闇サイト殺人事件」や「光母子殺害事件」の遺族の心情を思うとき、また自分にもそれと同じような事件に巻き込まれるかも・・・といった、漠然とした不安を持ってしまいます。
死刑制度に反対する運動もあるようです。また、死刑を重ねたところで犯罪は減らない・・・と言う意見ももっともです。
ですが、上記の2事件のようなケースの場合、犯人には死をもって償ってもらう以外無いのでは・・・と思うのです。
でなければ、庶民は物語上の本当の「闇の仕置き人」が現実のこの世に登場することを、日々渇望することになるのでしょう。
「越後屋、おぬしも悪るよのう~~」のセリフで代表される、悪人退治の時代劇(小説・映画・TV)が根強い人気を得ています。
(水戸黄門、必殺仕掛け人、藤枝梅安、鬼平犯科帳、居眠り磐音、死神幻十郎、etc.)
庶民は「法が取り締まらない」悪人を密かに葬るこれらの主人公に、拍手喝采を送り溜飲を下げます。
それは取りも直さず、現代社会が相変わらず汚辱にまみれ「悪い奴ほど良く眠る」傾向であることを物語っています。
この18日(水)、名古屋地裁で「闇サイト殺人事件」の判決が出され、二人に死刑、一人は無期懲役を言い渡されました。
‘07年8月、名古屋市の女性が「闇サイト」で集まった男たちに無残に殺害されました。
それは、ただ「金が欲しかった」だけの理由で、まったく関係の無い女性をとつぜん拉致し、残忍な方法での殺人です。
物語の「闇の仕置き人」は巨悪をターゲットにして庶民の共感を得るのですが、同じ「闇」がついても、昨今のそれは方向も違い、反感と憎しみを覚えます。
このたびの「闇サイト殺人事件」や「光母子殺害事件」の遺族の心情を思うとき、また自分にもそれと同じような事件に巻き込まれるかも・・・といった、漠然とした不安を持ってしまいます。
死刑制度に反対する運動もあるようです。また、死刑を重ねたところで犯罪は減らない・・・と言う意見ももっともです。
ですが、上記の2事件のようなケースの場合、犯人には死をもって償ってもらう以外無いのでは・・・と思うのです。
でなければ、庶民は物語上の本当の「闇の仕置き人」が現実のこの世に登場することを、日々渇望することになるのでしょう。