kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ミーティング~本当に必要な努力とは~

2012-01-09 | 陸上競技
月曜日、少し思うことがあって女子を早めに集めてミーティングをする予定としていました。内容に関しては前日にメールで連絡をして「朝練の時間に集合してミーティング」と伝えました。今の取り組みを見直す必要があると感じたからです。この1ヶ月でやると約束していたことがあるのですが全く出来ませんでした。かなり難しい話でしたが「やる」と全員で決めたにも関わらず、誰一人として達成できませんでした。一人に関しては約束前とほぼ同じ状態。自分は「やっている」と思っていても本当はできていないのです。そのことを客観的に見ることが出来ないので何も変わらないのだと思います。また、私が話をしていても「分かったつもり」で終わっている者がいます。見ていて絶対に分かっていないだろうなと感じる部分があるのですが、本人はそれが分からない。だから、結果的には同じ事を繰り返す。やはり話をしないといけないと感じました。

朝練の時間と送ったので私は7時に学校にいました。早く来る選手がいるかもしれませんから。どちらにしても7時40分位からのミーティングになるのですが、何かこの状態を上手く言い表しているような文章がないかを探しました。なかなか見つからないので本を持って行く事にしました。しかし、2人ほど約束の時間になっても来ません。1人は50分くらいに来ましたが、結局私の指示した内容が分かっていなかったようです。分からないなら確認をすれば良いだけのこと。甘いですね。いちおう車の中で待っていた私の所に謝りに来ました。
もう一人は8時15分位に到着。そのままトレーニングルームに入って出てきません。何をやっているのかという話です。かなり怒りを感じていましたが、我慢して話をする事に。先程書きましたが「分かったつもり」でやっているからこのような事になるのです。確認をしたらやはり送られてきたメールの内容を把握できていなかったようです。話をしても文章で送ってもなかなか伝わらないというのは厳しいですね。

どちらにしても練習開始時間は8時半です。15分に来たら準備はできません。他の者が準備したモノに乗っかって練習をするだけになります。この事を指摘すると「準備はしています」と返事。いやいや、サーキットの準備だけではなくて、メイン練習の準備ができていないではないかって話です。「自分はやっている」という想いがあるのだと思います。話がかみ合いません。本当に必要な事をやっていなくても「自分はやっている」「時間に間に合っているのだから問題はない」という感覚があるからこのような返事になるのだと思います。だからこそミーティングをしていかないとダメだと思っていたのですが、やはり的中していました。

この話を受けて昨年の話を少ししました。女子エース、今でこそある程度の理解をしていますが昨年は情けない事に全く分かっていませんでした。こちらがどれだけ話しても「自分はこんなにやっているのに、認めてもらえない」という感覚があるから自分の行動を客観視できないのです。本当は何もできていない。なのに注意を受けている。だから悪いのは顧問だという話になるのでしょう。だから競技力も上がらない。運良くインターハイに行けましたが、他の者は分からないまま終わってしまいました。無意味な時間を過ごしたなと情けなく思います。女子エースはたまたまその後に立ち直れるかどうか分からないレベルの大きなショックを受けました。辞めてもおかしくないほどの所までいったのでやっとやらないと行けない事が分かってきたという感じです。人は痛い目に合わないとなかなか自分の過ちやできていない事には気づきません。全員が痛い目に合えば分かるのかもしれませんが、出来ればその前に気付いてもらいたいと思っています。自分が「出来ていないから言われている」という事実を認める事が出来なければ前には進めません。

また、約束事に関しても話しました。「やったつもり」であっても結果が全く出ないのであればそれは「やっていない」と同じです。4人のうち3人は決めた日からある程度の変化がありましたが、1人はほとんど変化ありません。この状態で変化なしというのは本当に厳しいと思います。やっていないわけではないと思います。しかし、本気でやれば必ず変化は生まれます。まだまだ本当に必要な努力は出来ていないのです。これが出来なければ今後のパフォーマンスの向上は見込めません。
何故このような状態が生まれるか?各自の努力というのは「差」があります。これまで10のうち1の努力しかしていなかった者が3の努力をすれば今までの3倍の努力ですからかなりやった気になります。しかし、本当に必要な努力は10なのです。半分に満たない努力であってもこれまでの努力と比べたら3倍。満足してしまい、「自分はやっているのに認めてもらえない」という感じになるのだと思います。だから何度話しても行動自体が変わらない。感覚の差ですから埋めるのは難しいと思っています。1ヶ月前の約束は体重に関する事でした。約束した日からほとんどの者がある程度の減少を示していますが、一人はほとんど変わっていません。減らせる確率が高い者が減らないというのはやはり問題があります。きちんとやらないと行けない事ができていないのです。少し何かをやったら痩せると思っていたのかもしれませんが、結果的に変わっていないという事実を受け入れないといけません。
1ヶ月前に話をした時に「体重が増えたからご飯を食べない」と言い出した事があります。話をきちんと理解せずに自分の思い込みで行動をしようという所が多々あります。周りからのアドバイスは素直に聞き入れません。ここに問題点があるのです。自分はきちんとやっている、という気持ちがあるから周りのアドバイスを受け入れられない。こういう状態が続くとチーム内で浮いてしまいます。その前にきちんとやっていかないといけない。大切な事です。

この感覚の差というのは本当に大きい。だから何度言ってもわかってもらえないのだと思います。また、本人が心から必要だと感じていなければある程度の努力で満足してしまいます。繰り返しになりますが、今までの努力と比べたら自分は「頑張っている」のですから。
チーム内で一番努力をしているのは間違いなく女子エースです。卒業生が聞いたら驚くかもしれませんが、間違いない事実です。過去は変える事はできません。うちに入ってきてから1年間はとても努力ができるような選手ではありませんでした。それが、痛い目にあって目標に向かって進み始めたら一気に変わりました。人は変われるのです。今では他の3人の努力を足しても勝てないくらいの努力をしています。大きな差があります。チーム内で一番力がある選手がほかの誰よりも努力をしている。この姿を1番近くで見ているはずです。それを感じ取らないといけません。

冬休みが終わります。だからというわけではありませんが、できていない部分はきちんと指摘しておかないといけません。曖昧なまま終わらせてしまうと学校が始まってから取り返しのつかない事になります。かなり話をしましたが、どこまで伝わったでしょうか。どれだけ本気になって取り組めるか?ここが全てを決めます。まだまだ時間はかかると思います。何とか本気にしていきたいですね。

練習に関してはまた書きます。
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合同練習

2012-01-09 | 陸上競技
土曜日、この日はkudamatu高校とhikari高校との合同練習としていました。これは先日のtabe合宿中にogawa先生と話をしているうちに実施することになりました。うちとしてはこの冬休みの追い込み期という意識でいました。自分たちだけで負荷をかけよりも他校の力を借りながらやっていく方が刺激があるのでしっかりとした練習ができるのではないかという感じがありました。本当は「走り込み」というイメージでいたのですが、前日の脚の状態を考えるとちょっと厳しいかなという感じでした。ちょっと過保護かなというのはありますが、hikari高校も前日まで合宿だったようなので「身体づくり」の練習に充てることにしました。効率の部分からすると単独のほうが良いのですが、他の人に教えるというのは自分の中で動きの確認になります。こういう機会を使って確認をさせていくことが大事になると思います。

時間が比較的長くとれたので最初の1時間は武道場で「身体の使い方」について実践を交えながら話をしていきました。今の自分の身体を上手く使えるようにしていくことを考えてもらいました。特別な練習はありません。「身体の使い方」だけのトレーニングを練習時間中に出来るほどの余裕はありません。今やっている練習に「意識」を入れるだけでずいぶん変わってくるはずです。股関節と肩甲骨のことについて話をする前に「体幹」についての話をしました。どれだけやっても「軸」となる部分の意識が抜けてしまったら効果はありません。色々とやってみると指導する側も見えてくるものがあります。「軸」を意識しているので中心部分を安定させないといけません。しかし、実際に動かしてみると身体が崩れてしまって「大きく動かすこと」だけになっています。「見た目」と「必要な動き」というのは違うのだと改めて感じました。肩甲骨と股関節の柔軟性を上げていくためのどのような意識で練習に入ればいいかというのは簡単ですがなかなかできないだろうなと見ていて思いました。

その後、屋外に出て外補強。これも全てではなくある程度種目を絞りました。「普段やっているからやる」という漠然とした考えでやるのであればラダーなどの細かい種目を教えますが、「教えるだけで時間がかかる種目」をこのような限られた時間でやるのはもったいない。もっともっと優先事項があるはずです。難しい種目は少なくして一般的にできる種目に限定しました。今までやっていた種目であっても「伸ばすところをしっかりと伸ばす」というだけで効果は違ってくると思います。今までは「やればいい」という感じでした。それだけでもある程度の負荷がかかるのでしんどいと思いますが、本来の練習目的は「強くなるため」のものでなければいけません。「肉体的に辛い」から良い練習ではありません。先日のtabe合宿のように意図的に「鍛える」という意味の練習とは違ってきます。特に身体づくりにプラスアルファの意識を持たせることで効果は飛躍的に変わってくるのではないかと考えています。

見ているといつの間にか意識が抜けてしまいます。これを繰り返し繰り返し指示していく。意識付けするしかありません。ある程度の負荷がかかりますから初めてやる選手にとっては動かすだけで精一杯かもしれません。しかし、できるだけ伸ばすところが意識できれば違ってくると思います。シャフト補強はジャンプ系が多いですから、この時どこにポイントを置くかで実は「更に伸ばす」ことができるのではないかと思います。プライオメトリックトレーニングとしての効果よりも「筋肉をより伸ばす」という意図を持たせたいと思います。地味にやっていく練習ですからこれは「やる選手」の「強くなりたい」という気持ちに比例すると思います。うちの選手でも「ひとまずやる」という選手がいると思います。「やらされている」選手は自分で意識できません。「自分のため」にやれる選手は一つ一つの動きに意識を置いて効果を高めます。
体幹部の意識をするために腹筋の内側に意識する方法を伝えました。これも良く考えると一時期めちゃくちゃ流行った「白樺のポーズ」に近いものがあります。「白樺のポーズ」も周りがやっているからやるという指導者が多かった気がします。「やることに意味がある」という感じでしょうか。本当に意識しないといけない部分が分っていないまま導入するパターンが多いでしょうね。周りから見ると「やっているかどうかわからない」というのがありますから。この腹筋の内側に意識を置くというのも非常に分りづらい。見ていても絶対に分りません。分るのはやっている本人だけです。だからこそ「本人の意識」が問われるのです。本当に強くなりたいのであれば「自分のために」意識する以外にはないのです。

同じ種目をやっても「狙い」をはっきりとさせないといけないと思います。技術的な部分というのは「なかなかできない」ということがあります。しかし、身体づくりの部分での意識は「やろうと思えばできる」部分です。伸ばすところをしっかりと伸ばす、動かす起点となるする部分から大きく動かす。これだけの話です。

室内種目も行いましたが、腸腰筋を鍛える練習で上半身をきちんと動かせば「肩甲骨」のトレーニングになるなというのも見えてきました。運動は一部分が独立して動くわけではありません。練習の中で複数の部分が「共動」して動くような練習をやっていく必要があるのだと改めて感じました。どこか一部分だけを意識しても実際の走りにはつながらない。逆にいうと多くの練習が「身体の使い方」を意識さえすれば効率よく鍛えることができるのではないかと思います。「身体づくり」は筋力を上げるだけではなく、「上手く使えるようにする」ことも「身体づくり」です。昨年の冬は「筋力アップ」にこだわり過ぎていたのかもしれません。気がつけばめちゃくちゃ筋肥大していました。今回は「速く動かせる身体」を作ろうと意識してやってきましたが、それだけではなく「思い通りに動かせる」というのも大事にしていきたいと思います。

練習を見ながらそれぞれの部分について「これは・・・」とか「もっとこうしたほうが・・・」という話が出ました。一緒に練習を見ていくというメリットは大きいと思います。感じたことをしっかりと確かめることができるというのは自分の感覚と客観的なモノをすり合わせることができます。こういう機会を大事にしていきたいですね。

同じようなことばかり書いていますが、それだけ同じことを感じたということです。これから数カ月もうワンランク上の練習をするためにはこの部分を重視していきたいと思います。十数年前に「動けば動くほど身体が柔らかくなる」というトレーニングが一世を風靡しました。イチローも導入しているということでかなり有名になりました。当時は「表面的なモノ」しか分っていませんでしたが、今考えると「当たり前」であり「トレーニングの本質」です。特別なことをやっているのではなく「その部分に目が向くか」どうかだけだと思います。実践の中で確かめていきたいですね。

わざわざうちの学校まで足を運んでくれた2校に感謝ですね。良い練習ができました。指導者としても感じることが多くありました。他校が帰った後、うちの選手だけは別の話を少ししました。基本的な「身体づくり」を家で実践させるためです。これも段階を追って少しずつ増やしていきたいと思います。紹介したことを本当に実践できるか?これも自分次第です。定期的に次の資料を配布していきやることを意識させていきたいと思います。やるかどうかは選手次第。しつこいようですがこれが全てです。これからの取り組みを見ていきたいですね。
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ケアに充てる

2012-01-08 | 陸上競技
金曜日、この日の練習はマッサージとストレッチにしていまいした。前日まで合宿だったので休みにしても良かったのですが、完全に任せると何もしないで寝ているだけになるのでは?という恐れがありました。本当に自分のためと思えば各自で動くと思うのですが、まだまだそこの部分は怪しいと思っています。前日までの合宿での様子を見ると「言われたからやる」というレベルから抜け出せない選手が目につきました。本当であればそこまで言わなくても自分でできないといけません。これができるのであれば体重管理も補強もこちらから繰り返し言う必要はありません。

この日が1か月前に約束した期限の日になっていました。自己管理をしっかりして運動量を増やし、体脂肪量を1kg減らす。簡単なことではありませんがそれを各自が努力してやっていくことができるかどうかで、本人たちの「取り組む姿勢」を見ようと思っていました。最大で0.8kg、最小で0.2kgでした。かなり脂肪量が減少している者とほとんど変わらない者がいます。ここに「意識の差」が現れてきます。「一生懸命にやっている」と思っているのかもしれませんが「自分なりの一生懸命」から抜け出せません。「やらないよりは良い」という水準です。今までやっていなかったことをやったという安心感が選手にはあるかもしれません。しかし、これまではぬるま湯に浸かっていただけです。求められているのは「本当に必要な努力」です。これだけ繰り返し言い続けてもほとんど伝わらないというのはちょっとしんどいですね。こういう書き方をしたらまた「一方的な非難」と捉えられるかもしれませんが・・・。「現実」を見ていると今のままでは・・・と感じる部分が多々あります。

少し遅い時間の集合にしました。最初に先日話をした「動的柔軟性」についての資料を配布しました。ある選手は先日話をした時の日誌に全ての種目の細かい説明書きを練習日誌に書き込んでいました。それ以外の種目に関してもポイントとなる部分を書きあげていました。こういう姿を見ると「強くなる」という可能性を大きく感じます。逆に「練習内容」だけを書く選手はなかなか変わりません。「表面的なこと」だけを書いても自分の内面と向き合うことができないからです。ここが「本当に必要な努力」なのか「自分なりの一生懸命」なのかの「差」です。それでもこちらとしては「情報」を提供することしかできません。どれだけ話しても受け取る選手自身が「意味」を理解できない限りは変化は生まれないからです。
マッサージをする者と動的柔軟性を高める練習をひたすらやっておくように指示をしました。この日に見てみるとあれだけ身体が硬かった選手の1人が股関節周りが動くようになっていました。約1週間の時間を有効に使っていたのだと思います。まだ肩甲骨周りの動きが著しく悪いですがこれは時間をかけて少しずつ解消してくれるのではないかという感じです。全体的に男子は硬いですね。これも多くの時間を要します。「勝負の年」という自覚があれば必ず行動に現れると思います。「誰のためにやるのか」という部分を「心」から理解できるかどうかです。これだけ動かないでパフォーマンスの向上というのは難しいですね。「練習をやればいい」というわけではありません。結局は「取り組む姿勢」の問題です。練習をする前の「心構え」「意識」がきちんとしていなければ同じ練習をしても効果は出ません。この辺りが今後のポイントになると思っています。

前の記事にも少し書きましたが「ある程度の水準まで来たら「力」の差は大きくない。最後は「本人の意識」次第。」という部分が今後を大きく変えていきます。この日は「常に意識すること」について話しました。腹圧を高めて練習の効率を上げるための「意識」です。外見からは意識しているのかどうかは分りません。しかし、意識さえすれば誰にでもできることです。ほとんどの者は言われた瞬間はできるのですが、少し気を抜くと忘れてしまいます。これはうちの選手に限らず多くの選手に言えることだと思います。「同じ練習をしても結果が違う」というのはこの部分が大きく影響してくると思っています。やろうといしていることに対して「言われたからやる」のと「自分のためにやる」というのでは間違いなく違ってきます。「言われたからやる」者は自分んで必要と思っていませんから「言われた時だけ」意識します。表現が難しいですが「やらされている」という感じですね。
以前、「体重管理」について付きっ切りでやったことがあります。少し目を離すと全く自己管理ができません。かなり「強制的」にやらせました。大きく体重は減りましたが、「内面」は何も変わりませんでした。めちゃくちゃな状態になりチーム崩壊という状態を何度も招きました。というか、間違いなく崩壊していました・・・。どれだけこちらが言い続けても実際にやる選手自身が「自分のため」と感じなければ効果はないのです。

ケアに関しても同様。言われたからやるというのでは良いことにはなりません。人間は「痛い目にあう」となんとなく気付きます。気付かない者もたくさんいるので同じことを繰り返すのですが。我々は「痛い目にあう」前に気付かせようとしますが、なかんか分ってもらえません。怪我をする前に「ケア」をしておく、違和感がある時点で「ケア」をしておくことで予防できます。この段階で治療しておけばお金も時間もそれほどかかりません。何もしないで怪我をしてしまうとそれから練習はできません。治療するにもかなりの費用と時間がかかります。良いことは何もないのです。強制的に集めてマッサージなどをさせますが、本当であれば自分たちで自主的に集まってケアできるようになるのが理想です。数人はそのレベルまで近づいていますがまだまだ真剣になれない者もいます。今後の大きな課題ですね。できれば午後から鍼・整骨・整体に行くように伝えました。どれだけの者が実行してくれるかですね。

与えた「情報」をどれだけ処理してくれるでしょうか。こうやってblogに書くのは何度も読み返して「言われたこと」をしっかりと理解してもらいたいからです。もちろん、厳しいことも書きますがそれが誰のためになるのかを感じ取ってもらいたいですね。大きなエネルギーを使っています。それでもやるだけの価値はあると思っています。

私は補習を5時間くらいやって、その後考査作成。めちゃくちゃハードでした。自分のやりたいことだけをやって生きていくわけにはいきません。やらないといけないことからは避けられないですから。疲れは全く抜けません。
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tabe合宿2

2012-01-07 | 陸上競技
今回の合宿は本当に追いこみました。「ひたすら走る」というだけでなく「終わりが分らない辛さ」というのもありました。通常の練習メニューでは「100m×5本×2セット」のように終わりが見えます。先が長ければ通常の選手は「このペースで行ったら最後まで持たない」と考えるので自分の力をセーブします。最初から100m×1本であればほとんどの選手が全力で取り組むでしょう。考えたら当然の話ですね。しかし、今回はこの「ここを乗り越えたら」というのさえも分りませんでした。「この練習をやる」というだけ伝えられました。これは精神的にかなりしんどいと思いますね。どれだけ走ったら終わるのかが見えません。数本走ったら終わりという練習に慣れている選手たちは「いつまで走るのか?」という気持ちになったはずです。先頭が走ればそのレベルに合わせて走るという感じになるのは仕方ないと思います。

しかし、本当に強くなりたいのであればどんな状況でも前向きに練習に取り組まないといけません。うちの選手はこういう場面で先頭に立って声を出すことができません。雰囲気が重くなってもその中で埋もれてしまいます。ここが克服できない限りはもうワンランク上がることはできないですね。嫌々走っている間は絶対に強くなりません。先頭グループで走ればいいわけではなくその中で沈む雰囲気を明るくできるリーダーシップを発揮できる選手が育たなければいけないと思います。なかなか殻が破れないですね。「出来ない」のではなく「やらない」のだと思います。人は変わろうと思えば必ず変われる。それができていないというのは物足りないですね。他校の選手が声を出して全体を引っ張ってくれている。それに乗っかって練習をするというのがこの合宿のテーマではありません。自分たちで限界を超えるというのが大事なのです。ムードメーカーが不在というのが今のうちのチームの大きな課題かもしれません。
救いは最後の練習の中で遠く離れたところで今まで出来ていなかった女子が声だしをしてました。最後の1本だからかもしれませんが、この合宿中に一度もなかったことです。男子はtabeの選手を中心に声だしができていましたが、女子は全くできていませんでした。最後だけでも声が出たというのは遠くにいた指導者も「お!?」っと感じるものがありました。最後のバウンディングの前にもう一度声だしをしていました。なんと、それを言っているのはうちの女子エースでした。これまでは人の後ろについてついていくようなタイプでしたが少しずつ変わりつつあります。私自身が感情移入しているからではないか?と思われるかもしれませんが間違いなく変わりました。これが最初の1本目から声ができるようになったり、自分が疲れて動かなくなったときにしっかりと声が出るようになるともって強くなると思うのですが。これは今後の課題でしょうか。

今回の合宿中に「ここまできたら「力」に差はない。10秒9で終わるか10秒5になるかは本人の意識次第だ」という話がありました。もちろん公の場ではなく私的に話している間に出てきた言葉です。インターハイに行ける可能性のある「力」がある。それをどこまで引き出せるかは指導者の力だけではなく選手自身が「どこまで狙うか」「本気かどうか」という「心」の部分に大きくかかっていると思います。どれだけこちらが「情報」を与えてもそれを受け取る側がどれだけ本気かでその「情報」を生かすか殺すかは決まってくるのです。「指導者が何でもできる」と思っている方もいると思います。実際は違います(と、私は思っています)。もちろん、ある程度までは「力」を引き上げることができます。しかし、最後は「何が何でも目標を達成する」という強い「想い」が選手自身にあるかです。練習の時間は3時間程度、それ以外の時間で競技成績は大きく変わってきます。それほど努力をしなくても勝てる選手というのもいます。そういう選手は中学時代から活躍をしています。悔しいことですが「能力」というのには「差」があります。中学時代から10秒8で走っているような選手、女子で12秒5を切るようなタイムで走っている選手と全国の舞台で戦おうと思えば「本人の意識」というのが大きく影響してきます。やるのは「選手自身」です。ケアにしても補強にしても勉強にしても全ては「自分自身のため」であるというのを忘れてもらいたくはありません。うちの女子エース、11秒台を目指したいと思います。このスピードを生かして200mで全国で勝負。そのために私ができることは全てやらないといけないと思いますが、本人が「現実のものにするため」にどれだけ行動してくれるかですね。その姿を見て周りの者が「本気になる」というのがどのようなことかを感じ取って自分で努力してもらいたいですね。簡単なことではないというのは分っています。これまで山口県の高校生で11秒台を出した選手は1人だけ。これまでの実績から考えると「不可能」だといわれてもおかしくない部分です。しかし、出来ると信じてやっていきます。達成します。

この合宿の期間中、ogawa先生と一緒に「あること」についてひたすら話していました。これからの練習の方向性です。我々は正直、師事している方に技術的な指導で勝てることはないと思っています。それくらい大きな差があります。もちろん勉強していくこと、教えを請うことで少しずつ追いついていきます。それがこれからの課題です。しかし、それ以外に我々のオリジナリティを見出していきたいと考えています。先日、研修会で聞いた内容をogawa先生に伝えてかなり長い時間考えました。一人で考えるよりも二人で考える方が絶対に解決策が見つかります。秘密にして自分だけで実行しても良かったのですが、私だけでは出来ない部分がありますからね。秘密にするほどのことではありませんし、多くの指導者がこの研修会を受けています。これを自分なりに理解して行動に移せるかどうかは大きな違いが出てきます。土曜日に実際に練習をしながら確かめていこうということになりました。同年代で一緒にやっていける同士がいるというのは大きいですね。午前中に走って午後から身体づくりにしようかと最初は話していたのですが、この合宿の練習負荷を考えると間違いなく無理だなということで午前中の練習を引っ張ってやっていくことに。身体の使い方をしっかりと身につけさせたいですね。

多くのことを感じる合宿でした。

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tabe合宿

2012-01-06 | 陸上競技
1月4日から5日の一泊二日で毎年恒例のtabe合宿が実施されました。これまではかなり多くの人数が集まっていましたが今回は80人弱の合宿です。人数が多すぎると目が行き届かない部分も出てくるのでこれくらいの人数がちょうどいいのかなあという感じもあります。これまでこの合宿は中心となる学校が全体を引っ張っていました。昨年、情けないことにうちが全くそれができていませんでした。ここ数年ではあり得ない感じの内容となってしまい深く反省をさせられました。今年はある程度のチーム状況で合宿に参加できたと思うのでまずまずの練習ができるのではないかと考えていました。

今回の合宿のテーマは「泥臭さ」というか「ひたすらやる」という部分です。ここ数年は比較的きれいに終わる(内容はハードですが)感じでした。技術的な部分を中心にやっている感じがありましたから今回はもっと「がむしゃら」にやっていくという練習になるとのことでした。走るだけではなくバウンディングしたりホッピングをしたりと疲れてからの動きというのをひたすらやっていきました。これは「強くなりたい」という気持ちが試される練習だと思っています。走るだけでもかなりハードなのにそれ以外の負荷も高い。目的意識がはっきりとしている選手でなければやり遂げられない部分です。「やるだけ」なら誰でもできます。内容的に「誰でも」というのは不適切かもしれませんが。普通はできません(笑)。それでも合宿という雰囲気の中でしっかりと走る、負荷をかけるというのができれば全く違う結果が見えてきます。自分で勝手に決めている限界を超えるための手段だと思いますね。

初日は練習開始時点から雪が降っていました。身体を温めている間にめちゃくちゃ降ってきて一瞬でグランドは雪に覆われました。いやーすごい話ですね。この数十分をすぎると雪はやみ暖かくなりました。ある意味貴重な経験ができたかなという感じですね。午前中は往復走+α。走っていってもも上げとバウンディングで帰ってくる。かなりの本数行きました。100mから20mずつ減らしていき40mまで。徹底的に負荷をかけるという感じです。4セットくらい走ったでしょうか。動かない時にどれだけやるか。意識の問題です。
午後は坂道を使った練習。馬跳びをしたりおんぶ走をして身体を温めその後は坂を使ってのもも上げ。終了後は坂道走+バウンディングを延々と。走練習が終わってからはバウンディングとホッピング。うちの選手はこの辺りが極端に弱いですね。さらに階段を使ってのホッピング。本当に意識ができているかが問われます。やるだけではなくしっかりと意識して取り組んでいかないと効果は出ません。見ているとまだまだできていないですね。「何とかしよう」という感じを受けません。「こなす」練習になってしまっている感じがありました。

2日目はスタートの時点から身体がパンパンだったようです。タータンが硬いのもかなり影響していると思います。筋肉自体が硬い選手はこの時点でダメージが大きい。それでも妥協せずにしっかりと走ることになりました。この日は往復走。100m往復走を往復を5セットくらいやりました。これはかなりこきついと思いますね。休息は1分ですから回復しません。本当はこれで回復すると質の高い練習ができるのですが。全体的にひたすら走っていました。うちの女子エース、1本目に最高の走りをします。が、2本目以降はヘロヘロ(笑)。これで良いと思います。しっかりと負荷をかけた後に2本目以降走れるとは思えません。純粋な短短選手ですね。爆発的に力を使い切ってしまう。最後は組で一番後ろを走るような感じでしたが今後の大きな伸びを感じさせました。これとは逆に最後まで走りきることを目標に走っているのだろうなという選手もいました。先を考えて練習をするのでは意味がありません。中途半端なスピードで本数をこなすよりも、一番元気な時に最大スピードを出してそれをできるだけ維持していく練習にするほうが効果があると思います。与えられたメニューは全員同じです。これに意味を持たせることができるかどうかは練習をする本人次第です。最後の1本だけ速い選手はもう少し力の使い方を考えたほうがいいかなと感じました。
午後からはまた坂道を使った走り。120mくらいの坂を走り少し休息してバウンディング。徹底していますね(笑)。本当に力を使い果たすくらいの練習になったと思います。動かないところをどうやって動かすか。これですべてが決まってきます。最後のほうになってやっと声が出始めました。「辛い練習をやっている」という雰囲気が少なからずありました。これではなかなか成果は出ません。どちらにしてもやるのだからその環境を楽しめるくらいの気持ちが必要です。

思うことはまだあるのでもう少し書きたいと思います。本当に追い込めた合宿だったと思います。感謝。
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練習再開2

2012-01-05 | 陸上競技
また遅れてしまいました。合宿に行っていたので更新できず。すみません。

1月3日、ミーティングをしてから近くの遠石八幡宮へ初詣に行きました。毎年実施しています。これがあるから練習開始を3日にしているといっても過言ではありません。普段はゆっくりジョグで行くのですがこの日はある程度の制限時間を設けて走っていくことにしました。時間がもったいないですから。走っていってすぐに参拝。恒例行事として絵馬を書くようにしています。その年の最大目標を神様の前に掲げて誓うというものです。多分、去年だけはやらなかった気がします。年末にチーム内で大きな裏切り行為が発覚しめちゃくちゃな状況で初詣に行きましたからそんな「神様に誓う」なんて話にはなりません。今年はそれなりのチーム状況ですから問題なし。破魔矢も購入しておきました。最後は神頼みです(笑)。

また、走って戻って通常練習。この日は身体づくりをメインとしました。かなり身体は温まっているのでサーキットは1セット。時間がかかるのでそれ以上はやりません。年末に話をしていましたからそれなりに身体を動かしてはいたようです。まずまずの動き。あとは身体に正確な負荷をかけるように意識をしないといけません。これはまだまだです。

そのまま外補強へ。それ以外の時間をかなり使っていますからこれだけにしました。しかし、意識する部分を明確にすることを繰り返し言い続けました。先日のblogにも書いたのですが動的柔軟性の獲得というのはこれから3か月の最大の課題だと思っています。速く動かすこともやってきましたし、それなりに基礎筋力は付いてきました。それなりに走れるようになってきているとは思うのですがこれからはその質を上げていく必要があります。「負荷をかける」ことが最大目的ではなく「身体を使えるようにする動き」を重視することにしました。実際にその動きを意識してやってみると動き自体の負荷が変わってきます。運動の形は似ていても意識する部分が違えばきちんとした形になります。一番狙いとする負荷がかからなければ意味がないのです。股関節周辺の動きも同様ですね。これは実際に自分で身体を動かしてみて感じました。自分がやろうとしていることがどれだけきちんとできるかです。
意識をしてやるだけでかなり時間がかかるようになりました。逆にいうと早く終わらせるために楽をしていた部分があるのかもしれません。これでは「やるだけ」の練習になってしまいます。ある程度は早くできないといけません。意識をしながら正確な動きをする。この形でしっかりと意識して取り組んでいかせたいと思います。しかし、見ていても動きが硬すぎます。そういう目で見ているからだと思いますがこれでは走れません。もっともっとやらないといけないですね。動的柔軟性の獲得ができれば今後の競技パフォーマンスを大きく変えていくと思います。

競技パフォーマンスに関していえばこの日、うちの女子エースがハードルジャンプができるようになりました。「今更か」と思われるかもしれませんがこれまで全くできませんでした。リバウンド系の練習がかなり苦手でした。特にハードルの開脚ジャンプに関しては酷い有様でした。この数か月間かなり変わってきたと書いていきましたが、この4日間の休みの間にかなり動的柔軟のストレッチを行ったようです。たった4日間ですが時間を見つけてはやっていたのではないかと思います。すると、この日ハードル開脚ジャンプができるようになっていました。正直驚きました。開脚するのに股関節が硬すぎて全く開きませんでしたがこの日は「人並み(?)」には開くようになっていました。これだけやるのは大変な事だと思いますが「強くなりたい」という目標が明確なのでしっかりと取り組めたのではないかと思います。結果、今までできなかったことができるようになった。これがパフォーマンスの向上だと思います。

ここ最近、女子エースの話を多く書くようになっていますが「かなりの変化」をしています。それだけこちらに感じるものがあります。他の選手もある程度できるようになってきたと思いますが、今のチーム内ではこの変化が群を抜いています。半年前では絶対に考えられないことです。「やる気」になれば人は変われる。過去の過ち云々を言い続けても前には進めません。本気で変わろうと思えば必ず変われるのです。「強くなったからやる気になった」と思われるかもしれませんがそれ以外のことが大きいと思っています。初めてインターハイに行った女子は中学時代は全くの無名選手。県の決勝に残ったことすらありません。それが高校に入って最初の県総体で62秒。翌年は59秒台で県総体優勝、秋には58秒台へ。さらに翌年は58秒前半で県総体に勝ち、中国で6番に入りインターハイへ、最終的には57秒5まで行きました。中学時代のこの子からは誰も想像できないでしょう。引退するときだったか「何故速くなったと思うか?」と聞いたら「やる気になった」と言っていました。シンプルです。それ以上でもそれ以下でもない。本人がやる気になったから全てを吸収して強くなったのです。「やる気になったつもり」ではなく「本気でやる気」になれば全く違うのです。これが今の女子エースに当てはまるでしょうね。今までとは明らかに違います。

私が与える「情報」をどれだけ理解して自分のものにしていくことができるか。大事なことです。しっかりと考えてもらいたいですね。同じことを言っても「やる気」の人間と「それなり」の人間では結果は大きく違ってきます。「分かったつもり」「やる気になったつもり」では全く話になりません。自分がどれだけやろうとしているのかを示すのは行動以外にはありません。「強くなりたいならやれ」です。

翌日から合宿。しっかと身体をいじめて欲しいと思います。とはいっても、この記事を書いている今は合宿終了してますが。これはまた別に書きます。いやーすごく「がむしゃら」になれる良い練習でした。また書きます。
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練習再開

2012-01-03 | 陸上競技
あけましておめでとうございます。数日間更新が滞っていましたができるだけ毎日更新できるように意識してやっていきます。今年は高い目標を掲げ全力で取り組んでいきたいと思います。これまでは「できるかな?」という部分があったのかもしれません。今年は強い信念を持って「できる」と信じてやっていきます。妥協しないようにしたいですね。

1月3日は毎年練習初めとしています。いつも翌日からは合宿がありますのでその前に集まって少し身体を動かしておこうという感じです。今回は4日間休みとしました。この時間の使い方が大きく影響していきます。練習前にミーティングをしました。この中で「人間に平等に与えられているのは時間だ」という話をしました。強い選手であろうと弱い選手であろうと「時間」は1日24時間です。これ以上でもこれ以下でもない。与えられている時間を上手く使えるか使えないかは全て自分次第なのです。時間は無限大にあるわけではありません。限られています。その時間をどれだけ有効に使えるかで全ての結果は変わってきます。これを心に刻んでおいてもらいたいですね。

ミーティングでは休みの期間中にメールした内容についての資料を配りました。指導者は「情報」を与えることができます。与えられた情報をどう使うかは自分次第です。動的なストレッチの話をかなりしていました。それに加えて説明を加えました。その内容が紹介してあるサイトを教えてそれを見るかどうかは選手自身の問題です。見ただけで実行しないのも選手、実行するのも選手。本当に強くなる選手というのは与えられたものを最大限に生かす選手です。不平不満を言わずに「強くなるチャンス」を手に入れる選手だけが本当に強くなれると思っています。どれだけの選手がこの情報を生かしたでしょうか?こういう差が大きな差になり取り返しがつかない差になるのです。

この日は新年最初の練習ですからかなり話をしました。聞くか聞かないかも選手次第。聞いたふりをするのは自分のためにはなりません。それ以上は言っても仕方ないかなと思っています。こういう話を聞いて「心」が動かないようでは何をやっても伝わらないでしょうからね。休みの期間中に私も本を読みました。その本の内容を紹介。そして「心づくり」です。多くの本を読んでいますがこの手の本は最終的に「同じこと」を言っています。優れた経営者も偉人も本質的には同じことを経験しています。これが「普遍的なモノ」であることは間違いないと思います。「知っている」と「出来る」は全く違います。しかし、知らなければ絶対に分らないことです。実際の行動の中で見出した結果が「普遍的なモノ」である可能性はあります。多くの人がここまで到達しないで終わってしまいます。「知る」ことで何かが変わります。

「信念を持つ」というのもこれまで何度も言い続けていたことです。自分の持っている「力」を信じて突き進むことができるかどうか。多くの人に「無謀だ」と言われても「できる」と信じ切れるか。「能力が高いから」ではなく「凡人」が上手くいくためにはということに対して詳しく書いてあります。成功者の7割以上は「普通の人」。能力がある人は自分の才能に溺れ、または気付かないまま終わってしまう。やっていれば「優れた成功者」になっていた可能性があるのに、行動を起こさず何もしなかったために成功しなかった。まずは行動することです。「自分はできる」と思って全力でやっていくことで初めて道が開ける。

また「情熱を持つ」というのも同じです。成功するためには言うだけではなく「情熱」を持って取り組んでいく必要がある。本物の情熱は周りの人間さえも情熱的にする。一生懸命に自分の能力を高めようとする人間の周りにいる人間はその「情熱」の影響を受け自分自身が熱くなる。それが本物の「情熱」だ。一生懸命やるということができれば大抵のことは上手くいくのです。自分なりの一生懸命ではなく、自分に本当に必要な努力をすることができれば何もかもが変わってくる。寝ても覚めて一つのことを考えられるエネルギーが必要なのです。これができれば他のことも自然とできるようになる。
「情熱」を持つためには「好きである」ということが大事。先生から「言われたからやる」のではなく「自分自身のためにやる」ことができるか?本当に心から「強くなりたい」と欲しているのであれば必ず手に入る。周りに良い恰好をしようと思ってきれいごとを言っているのであれば絶対に手に入らない。必死に強く欲することでそれは「意志」となる。「手に入ればいいや」くらいの想いでは心の底から動くことはない。強い情熱、欲求が人の行動を生み出すのです。そして無限の可能性へと突き動かすのです。

この2つについて話しました。これがどれだけ「心づくり」になるか?響けば行動は変わります。大事なことです。

もう少し書きたいのですが、今から初めて担任した生徒たち約30人と新年会です(笑)。ここ最近こういうイベントが増えた気がします。明日から合宿ですので最初だけ参加してこようと思います。こうやって声をかけてもらえるというのは本当に嬉しいですね。できればまた書きます。
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卒業生と飲みに行く

2012-01-01 | 陸上競技
12月30日、この日は夜に約束がありました。2年前に卒業した選手と卒業式の時に「二十歳になったら一緒に飲みに行こう」と話をしていました。夏休みはまだ全員が二十歳になっていませんからやはりこの時期になります。

今まで卒業生と一緒に食事に行く事は多かったですが一緒に飲みにいくというのはありませんでした。初めて行ったのは卒業生の一人がかなり弱っていたので元気付けるために行きました。何故かその下の学年の選手もいましたが、2人で飲みました。未成年は飲ませるわけにはいきませんからね。

今回は卒業生から声がかかりました。珍しく1ヶ月以上前から約束をしていました。普段はその日の夕方に「ご飯食べに行きましょう」と連絡して来るので「当日は無理」と言い続けてきました。学習しません(笑)。準備してやっていくことも理解していかないといけません。大体の予定でしたがまー何とかなる感じですね。

迎えにきてくれるということだったので、待ち合わせ場所を決めていました。卒業生と一緒に食事に行く時にいつも待ち合わせにする場所で約束していました。久々に男子全員に会いました。変わってませんね。しかし、よく聞くと出発した場所は目的地の方向だったようです。わざわざ反対方向に迎えに来てくれたようです。ありがたいですが気を使いすぎです(笑)。効率から考えるともう少し待ち合わせ場所を考えた方が良かったかもしれませんが、歩いて行くのでこの時間も貴重な時間だった気がします。相変わらず元気に色々話をしていました。

こちらも珍しく街には人が溢れていました。ほとんどの店が予約で一杯です。我々が入ろうとしていたお店に別の卒業生が偶然入ろうとしていましたが、やはりダメでした。やはり先を見越した行動が必要になりますね。

この時集まったのは男子4人、女子2人の6人でした。入部当初は男子9人いましたから、よく最後までやったなという感じがあります。この時は本当に楽しく競技が出来ました。今と比べると何倍も厳しくやっていたと思います。その厳しさの中で3年間やり遂げたというのは本当に立派だと思いますね。こうやって集まると当時の話で盛り上がれます。男子のテンションは異常に高かったですね(笑)。以前から女子が図々しく(?)食事に誘う姿を何度も見ていたようで「自分達には出来ない」という話になっていたようです。とても怖くて出来ない、と。いやー、そんなことはないはずなのですが。普通に会話できるのだから怖がる事はないんですけどね。

この子達は中学時代に陸上で結果を残していません。全くといっていいほど実績はありませんでした。それが勢いだけの私の指導について来てくれて一生懸命やってくれました。県チャンピオンになる事もできましたし、かなりの競技成績を残す事が出来ました。何よりそこ取り組む姿勢で県内県外に本校の名前を広めてくれました。どこに出しても恥ずかしくない選手に成長してくれたと思います。
この頃良かったのは本当に役割分担が出来ていました。男子キャプテンが個人種目である程度の結果を出し、ムードメーカーになれる選手も自分で声を出してチームを盛り上げる。また、真面目にしっかりと取り組みダメなものはダメだとハッキリと言い切れる者、怪我をして練習は全くといっていいほど出来ませんでしたが、誰よりも気を配って練習を影で支える者。男子は本当に役割分担が出来ていました。誰か一人でも欠けていたら部活として成立しなかったのではないかと思いますね。この時の男子は何度も何度も自分達で集まってミーティングを行っていました。私から言われなくても選手の中から話が出て実施していました。こういう意味でも本当に自立できる選手達だったと思いますね。

女子は表立って目立っていました。またクラスも私のクラスでしたから様々な事を共有していました。取り組む姿勢て引っ張る女子キャプテン、力で引っ張るように言い続けて来た女子エース。こちらもバランスが取れていたと思いますね。この二人の姿を見て下の学年が大きく成長出来たと思います。言葉では言い表す事が出来ない感情があります。

女子は見ていてまだまだ気配りが出来ない部分があって男子に注意を受けていました(笑)。これも高校時代と同じ。男女の関係が上手くいっていたのでこういう事も言い合えるのだと思いますね。私がいない所でも集まったりしているようです。これも嬉しいですね。

本音で話をしました。男子が当時思っていた事も聞けました。何度辞めようと思ったか分からないと言っていましたね(笑)。次に辞めろと言われたら辞めようと思っていたら言われなかったと話していました。まー縁とはこのようなものなのだと思います。タイミングですから。こんな話をしていたら男子はほとんどグッタリして来ました。これ以上はマズイなと思って二軒目で終了。男子かなり嬉しかったようでハイペースでしたからね。成人したとはいってもまだまだ子どもです(笑)。かわいいですね。私もその姿を見て本当に感慨深かったですね。これから毎年こういう会を開こうと言っていました。来年はもう一つ下の学年も交えてやっていけたらという話になりました。私にとっては思い入れが本当に強い学年です。こうやって成長を見ていけるというのは本当に嬉しいです。この仕事をやっていて良かったと心から思います。

いい時間を過ごせました。このような出会いが出来た事に心から感謝。幸せです。
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学生時代の後輩と飲む

2012-01-01 | 陸上競技
かなり更新が遅れているのですが(笑)。年が明けてしまったにも関わらずまだ昨年の事を書かないといけません。まーバタバタしていたのでお許し下さい(笑)。

木曜日、練習が終わって実家に戻りました。合宿中に大学時代の後輩から連絡があり、山口に来ているということなので一緒に食事をしようということになりました。学生時代、本当に仲良くやっていました。練習が終わってからいつも一緒に晩御飯を食べに行ったりしていて多くの時間を共有していました。
大学卒業後はしばらく山口にいたのですがいろいろなことがあって実家の佐賀に戻ることになりました。その時結婚をしたのですが、その相手が奇跡的に私の中学時代の後輩。これも何かの縁ですね。どちらもよく知っているので話がしやすい。奥さんは日本のトップレベルの晩御飯をハードル選手でした。完全に陸上が取り持った縁ですね。笑い話ですが、知り合ったきっかけが、私と旦那が競技場で話をしている姿を見て「あの人良いな」と思った事だとか。本当に競技場で出会ったのです。ある意味私がいなかったら知り合わなかったのではないかと思いますね(笑)。恋のキューピットです。

防府で飲みに行こうということになったので二人で出かけました。街にはかなりの人がいましたが、人数少ないから大丈夫だろうと安易に考えていました。ところが二人でも入れる店が全くありません。かなりの時間店を探して回りました。歩いていると学生時代に通った焼肉屋さんがあって当時の話でかなり盛り上がりました。学生が焼肉に行くなんてことは通常では考えられませんが、この焼肉屋は安くて量が多い。御飯を大盛りにすると「日本昔話」(今の子供達には分からない(笑))並の山盛り御飯が出てきました。肉を一切れ食べて御飯をひたすら食べる。懐かしい話です。後輩の話によると店舗拡大して福岡に支店ができるということでした。あんなに小さな店だったのに。驚きですね。

かなりの時間歩き回ってなんとか店を発見。カウンターご少しだけ空いていました。ラッキーなのかな。他のお客さんが多くて頼んだものがなかなか来ません。まー話で盛り上がっていたので全く問題はないのですが。近況報告をしたり当時の話でかなりの時間を過ごしました。当時の話をすると時間が経ってもあの頃に戻ります。私の周りにいた友人はほとんど山口に残っていません。他県に戻って行った友人ばかりで会う機会も滅多にありません。さみしいですがこうやって会った時の喜びは大きいですね。陸上を通じて生まれた縁は長く続きます。大学時代の後輩が山口で陸上関係にいますが、一人は残念ながらかなり一緒に合宿等をやることが多く関わりが深いですね。扱いが悪く人の不幸を喜んでいるようなひとですが(笑)。

かなり話をしました。この店、狭くてなかなか移動が大変です。その上、狭い通路で何故か他のお客さんがダーツをやっています。それも私が座っている場所のすぐ横にダーツの的がある。嫌な予感はしていましたが、案の定的に当たらなかったダーツが跳ね返ってこちらに飛んできます。針がついていないので安全なのですが良い気はしません。相手は盛り上がっていますがこちらは…。余りにも続くので嫌な気持ちになって店を出ました。何だかなー。

もう一軒行きました。これは私がめちゃくちゃお世話になっているから先生の奥さんの実家です。なかなか防府で飲みに行くことがないのでこの機会に挨拶をしようという思って行きました、ここもかなりのお客さんであふれかえっていました。何とか座ることが出来て奥さんとお義母さんに挨拶できました。これも縁です。小さな縁であっても大切にしていきたいと思っています。本当にお世話になっていますからね。

後輩とはここでもずっと話していました。ここでは教育的な話が中心でした。後輩は今は全く違う仕事をしていますが、かなり情熱的な教員でした。この経験が今の仕事にも生かされているということでした。本気で何かをやったらそれは他の事にも必ず生きてきます。新入社員と話をする時には「学生時代に部活をやっていたか?」と必ず聞くと言っていました。何かに一生懸命やったら子は他の事もやっていけますからね。

あっという間に時間が過ぎていきます。次はいつになるか分かりませんがまたらこうやって時間を共有できたら良いですね。本当に幸せな時間でした。出逢いに感謝したいと思います。
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