kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習再開2

2012-01-05 | 陸上競技
また遅れてしまいました。合宿に行っていたので更新できず。すみません。

1月3日、ミーティングをしてから近くの遠石八幡宮へ初詣に行きました。毎年実施しています。これがあるから練習開始を3日にしているといっても過言ではありません。普段はゆっくりジョグで行くのですがこの日はある程度の制限時間を設けて走っていくことにしました。時間がもったいないですから。走っていってすぐに参拝。恒例行事として絵馬を書くようにしています。その年の最大目標を神様の前に掲げて誓うというものです。多分、去年だけはやらなかった気がします。年末にチーム内で大きな裏切り行為が発覚しめちゃくちゃな状況で初詣に行きましたからそんな「神様に誓う」なんて話にはなりません。今年はそれなりのチーム状況ですから問題なし。破魔矢も購入しておきました。最後は神頼みです(笑)。

また、走って戻って通常練習。この日は身体づくりをメインとしました。かなり身体は温まっているのでサーキットは1セット。時間がかかるのでそれ以上はやりません。年末に話をしていましたからそれなりに身体を動かしてはいたようです。まずまずの動き。あとは身体に正確な負荷をかけるように意識をしないといけません。これはまだまだです。

そのまま外補強へ。それ以外の時間をかなり使っていますからこれだけにしました。しかし、意識する部分を明確にすることを繰り返し言い続けました。先日のblogにも書いたのですが動的柔軟性の獲得というのはこれから3か月の最大の課題だと思っています。速く動かすこともやってきましたし、それなりに基礎筋力は付いてきました。それなりに走れるようになってきているとは思うのですがこれからはその質を上げていく必要があります。「負荷をかける」ことが最大目的ではなく「身体を使えるようにする動き」を重視することにしました。実際にその動きを意識してやってみると動き自体の負荷が変わってきます。運動の形は似ていても意識する部分が違えばきちんとした形になります。一番狙いとする負荷がかからなければ意味がないのです。股関節周辺の動きも同様ですね。これは実際に自分で身体を動かしてみて感じました。自分がやろうとしていることがどれだけきちんとできるかです。
意識をしてやるだけでかなり時間がかかるようになりました。逆にいうと早く終わらせるために楽をしていた部分があるのかもしれません。これでは「やるだけ」の練習になってしまいます。ある程度は早くできないといけません。意識をしながら正確な動きをする。この形でしっかりと意識して取り組んでいかせたいと思います。しかし、見ていても動きが硬すぎます。そういう目で見ているからだと思いますがこれでは走れません。もっともっとやらないといけないですね。動的柔軟性の獲得ができれば今後の競技パフォーマンスを大きく変えていくと思います。

競技パフォーマンスに関していえばこの日、うちの女子エースがハードルジャンプができるようになりました。「今更か」と思われるかもしれませんがこれまで全くできませんでした。リバウンド系の練習がかなり苦手でした。特にハードルの開脚ジャンプに関しては酷い有様でした。この数か月間かなり変わってきたと書いていきましたが、この4日間の休みの間にかなり動的柔軟のストレッチを行ったようです。たった4日間ですが時間を見つけてはやっていたのではないかと思います。すると、この日ハードル開脚ジャンプができるようになっていました。正直驚きました。開脚するのに股関節が硬すぎて全く開きませんでしたがこの日は「人並み(?)」には開くようになっていました。これだけやるのは大変な事だと思いますが「強くなりたい」という目標が明確なのでしっかりと取り組めたのではないかと思います。結果、今までできなかったことができるようになった。これがパフォーマンスの向上だと思います。

ここ最近、女子エースの話を多く書くようになっていますが「かなりの変化」をしています。それだけこちらに感じるものがあります。他の選手もある程度できるようになってきたと思いますが、今のチーム内ではこの変化が群を抜いています。半年前では絶対に考えられないことです。「やる気」になれば人は変われる。過去の過ち云々を言い続けても前には進めません。本気で変わろうと思えば必ず変われるのです。「強くなったからやる気になった」と思われるかもしれませんがそれ以外のことが大きいと思っています。初めてインターハイに行った女子は中学時代は全くの無名選手。県の決勝に残ったことすらありません。それが高校に入って最初の県総体で62秒。翌年は59秒台で県総体優勝、秋には58秒台へ。さらに翌年は58秒前半で県総体に勝ち、中国で6番に入りインターハイへ、最終的には57秒5まで行きました。中学時代のこの子からは誰も想像できないでしょう。引退するときだったか「何故速くなったと思うか?」と聞いたら「やる気になった」と言っていました。シンプルです。それ以上でもそれ以下でもない。本人がやる気になったから全てを吸収して強くなったのです。「やる気になったつもり」ではなく「本気でやる気」になれば全く違うのです。これが今の女子エースに当てはまるでしょうね。今までとは明らかに違います。

私が与える「情報」をどれだけ理解して自分のものにしていくことができるか。大事なことです。しっかりと考えてもらいたいですね。同じことを言っても「やる気」の人間と「それなり」の人間では結果は大きく違ってきます。「分かったつもり」「やる気になったつもり」では全く話になりません。自分がどれだけやろうとしているのかを示すのは行動以外にはありません。「強くなりたいならやれ」です。

翌日から合宿。しっかと身体をいじめて欲しいと思います。とはいっても、この記事を書いている今は合宿終了してますが。これはまた別に書きます。いやーすごく「がむしゃら」になれる良い練習でした。また書きます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする