kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

tabe合宿

2012-01-06 | 陸上競技
1月4日から5日の一泊二日で毎年恒例のtabe合宿が実施されました。これまではかなり多くの人数が集まっていましたが今回は80人弱の合宿です。人数が多すぎると目が行き届かない部分も出てくるのでこれくらいの人数がちょうどいいのかなあという感じもあります。これまでこの合宿は中心となる学校が全体を引っ張っていました。昨年、情けないことにうちが全くそれができていませんでした。ここ数年ではあり得ない感じの内容となってしまい深く反省をさせられました。今年はある程度のチーム状況で合宿に参加できたと思うのでまずまずの練習ができるのではないかと考えていました。

今回の合宿のテーマは「泥臭さ」というか「ひたすらやる」という部分です。ここ数年は比較的きれいに終わる(内容はハードですが)感じでした。技術的な部分を中心にやっている感じがありましたから今回はもっと「がむしゃら」にやっていくという練習になるとのことでした。走るだけではなくバウンディングしたりホッピングをしたりと疲れてからの動きというのをひたすらやっていきました。これは「強くなりたい」という気持ちが試される練習だと思っています。走るだけでもかなりハードなのにそれ以外の負荷も高い。目的意識がはっきりとしている選手でなければやり遂げられない部分です。「やるだけ」なら誰でもできます。内容的に「誰でも」というのは不適切かもしれませんが。普通はできません(笑)。それでも合宿という雰囲気の中でしっかりと走る、負荷をかけるというのができれば全く違う結果が見えてきます。自分で勝手に決めている限界を超えるための手段だと思いますね。

初日は練習開始時点から雪が降っていました。身体を温めている間にめちゃくちゃ降ってきて一瞬でグランドは雪に覆われました。いやーすごい話ですね。この数十分をすぎると雪はやみ暖かくなりました。ある意味貴重な経験ができたかなという感じですね。午前中は往復走+α。走っていってもも上げとバウンディングで帰ってくる。かなりの本数行きました。100mから20mずつ減らしていき40mまで。徹底的に負荷をかけるという感じです。4セットくらい走ったでしょうか。動かない時にどれだけやるか。意識の問題です。
午後は坂道を使った練習。馬跳びをしたりおんぶ走をして身体を温めその後は坂を使ってのもも上げ。終了後は坂道走+バウンディングを延々と。走練習が終わってからはバウンディングとホッピング。うちの選手はこの辺りが極端に弱いですね。さらに階段を使ってのホッピング。本当に意識ができているかが問われます。やるだけではなくしっかりと意識して取り組んでいかないと効果は出ません。見ているとまだまだできていないですね。「何とかしよう」という感じを受けません。「こなす」練習になってしまっている感じがありました。

2日目はスタートの時点から身体がパンパンだったようです。タータンが硬いのもかなり影響していると思います。筋肉自体が硬い選手はこの時点でダメージが大きい。それでも妥協せずにしっかりと走ることになりました。この日は往復走。100m往復走を往復を5セットくらいやりました。これはかなりこきついと思いますね。休息は1分ですから回復しません。本当はこれで回復すると質の高い練習ができるのですが。全体的にひたすら走っていました。うちの女子エース、1本目に最高の走りをします。が、2本目以降はヘロヘロ(笑)。これで良いと思います。しっかりと負荷をかけた後に2本目以降走れるとは思えません。純粋な短短選手ですね。爆発的に力を使い切ってしまう。最後は組で一番後ろを走るような感じでしたが今後の大きな伸びを感じさせました。これとは逆に最後まで走りきることを目標に走っているのだろうなという選手もいました。先を考えて練習をするのでは意味がありません。中途半端なスピードで本数をこなすよりも、一番元気な時に最大スピードを出してそれをできるだけ維持していく練習にするほうが効果があると思います。与えられたメニューは全員同じです。これに意味を持たせることができるかどうかは練習をする本人次第です。最後の1本だけ速い選手はもう少し力の使い方を考えたほうがいいかなと感じました。
午後からはまた坂道を使った走り。120mくらいの坂を走り少し休息してバウンディング。徹底していますね(笑)。本当に力を使い果たすくらいの練習になったと思います。動かないところをどうやって動かすか。これですべてが決まってきます。最後のほうになってやっと声が出始めました。「辛い練習をやっている」という雰囲気が少なからずありました。これではなかなか成果は出ません。どちらにしてもやるのだからその環境を楽しめるくらいの気持ちが必要です。

思うことはまだあるのでもう少し書きたいと思います。本当に追い込めた合宿だったと思います。感謝。
コメント (2)
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