kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合同練習

2010-01-31 | 陸上競技
土曜日、いつもお世話になっているtabe高校にお願いして一緒に練習させてもらいました。今回は先日kida先生が訪問されたsonoda学園高校から先生が来られるということだったので私も図々しく一緒に練習させてもらうことに。せっかくの機会ですから選手も連れていって刺激をもらうことにしました。私としてはkida先生の話も聞けるし選手に刺激をもらえるしと一石二鳥(笑)。こういう所で手間隙を惜しむと何も得られないと思いますし、私自身が色々とkida先生に伺いたいことがあったのでちょうど良い機会でした。

今回は女子を6人だけ連れていきました。というか女子は6人しかいません(笑)。いつももっと多いと思われるのですが短距離女子は6人です。その上先日から故障気味の者が2人いますからきちんと練習に参加できるのは4人だけ。それでも私以外の指導を受けるというのは非常に大切な経験だと思っています。アップサーキットをやっている時から動きの意識のズレを感じました。一生懸命にやればやるほど、負荷をかけようという想いが強くなればなるほどいつの間にか動きのポイントがずれていきます。この部分はかなり難しいと思います。もっと細かく見ていかなければいけない部分です。動きの本当の目的を見失ってしまいますから最大限の効果を獲ることができなくなります。もったいないですね。ここはきちんとやっていかなければいけない部分です。
その後、kida先生にバランス1人骨盤調整をして頂きながら話を聞いていました。他の者は完全にお任せです(笑)。色々とやってから外に出て走りを見てみると全くといっていいほど走れていませんでした。膝が全く引き出されずに「速く動こうとするだけ」になっていました。前に進まないといけないのにがむしゃらになって進もうとするだけですから非常に効率の悪い動きになります。普段やっている動きでないアップをするとこの辺りが出来なくなります。なかなか難しい部分です。この傾向は以前からあります。暗い中で見ているから速いく見えているというレベルではなく動きそのものが違います。

今練習では膝の引き出しに合わせた重心移動をかなり意識しています。楽に速く動くというのがテーマです。学校で走るときはかなり意識して繰り返しやりますが、他校で練習すると練習パターンが違うのでなかなかそこまで意識する時間が取れません。逆にいうとかなり意識した練習をしないと動きが出来ないレベルだということです。まだまだ本物になっていません。本人達も痛感したはずです。こういう状況を肌で感じることができるというのは大切だと思います。

150mを何本か走りましたがやはり走れていません。いつもなら400mHの2人は前から出た2人を追い抜いていきますが、今回は間詰めるのが精一杯。ほとんど抜くことができませんでした。ここをきちんと受け止めて生かしていかなければいけません。「スピードが出ていない」という自覚症状があるならそこをどうするべきかをきちんと考えなければいけません。まだまだ甘いですね。

選手はrest中に兵庫から来られた2人の先生と話をしていました。兵庫や近畿地区の400m系とマイルの話を聞いてかなり衝撃を受けたようです。マイルは4分切らなければ地区大会に進めませんし、400mHは61秒台で地区の決勝に進めない。それくらい厳しい地区で戦っていかなければいけませんから、自然と目指すところは高くなります。山口県記録を更新してもラウンドを進むことは出来ないのですから。でもそこを見ていないと自分達の取り組みに満足してしまいます。本当にインターハイで戦うことを考えたらまだまだやらなければいけないことはたくさんあります。地区を通過しなければインターハイに進む事さえもできませんが、インターハイに行く事だけを考えていたらそれ以上先はないと思います。改めてその部分を感じることができました。

こういう機会はなかなかあるものではありません。一流選手の話を聞くことも必要かもしれませんが、常に全国で戦っておられる指導者の話を聞けることはかなり貴重なことだと思います。感謝しなければいけません。こういう所で育ててもらっているというのを強く感じますね。

その後また色々と話を伺う時間があったのですがそれはまた別に書きます。色々な意味で選手も私も刺激を受けました。これを今後に生かしていきたいですね。
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