kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ロードレース大会

2010-01-22 | 陸上競技
今日は学内でロードレース大会が実施されました。男子は8キロ、女子は5キロです。近くの緑地公園と総合スポーツセンターで走りますから交通の面などでは安心です。車などは全く入ってきませんから安全です。

男子は短距離が活躍できるほど甘くはありませんが、女子は比較的活躍できます。うちの女子バスケ、県内でもかなり強くて有名です。年間を通じて5キロを毎日のように走っていますからかなり走れます。毎年トップはバスケ部(笑)、。うちの女子は長距離経験がありますがここ最近は150m以上の距離を走ったことがありませんから圧倒的に不利(笑)。別に勝つためにやっているわけではありませんから良いのですが。

今回女子の1・2年生は6人中5人が走りました。結果としてはyukaが2位、mikiが3位、hatuが6位、akaneが11位、sakiが27位と十分すぎる走りが出来ました。短長が中心のチームですがある程度は走れます。ちなみにうちの選手以外の10位以内の生徒は全部バスケ部です(笑)。これまで長距離がかなり苦手だったakaneも11位になるくらいまで走れるようになってきていますから、150mでもある程度本数がこなせるようになってきているのだと思います先天的に持久力が高い選手もいますが、akaneとsakiは完全に短距離系ですからかなり長距離は苦手です。それが練習を積むことで学内でトップの方で走れるようになります。練習は偉大です(笑)。

400m系ではスピードだけではなくある程度の持久力が必要となります。特別に長い距離を走れるようになる練習はしなくても400mがきちんと走れるようになるための練習が出来ていればある程度の距離は走れるようになってきます。mikiは以前と比べるとスピードが上がってきているのですが、それで持続力があるのですから練習の150mで強さを発揮するはずです。もっと磨きをかければかなり強くなると思いますね。
yukaはトップスピードでは他の者には置いていかれてしまいます。しかし、400mで61秒4を持っていますからある程度のスピードで走れるのです。加えて他のメンバーと比べて持続力があるのですからやはり適性は400mや800mにあると思います。今年は800mにも積極的に取り組むことにしています。もちろん練習形態は変えません(笑)。師事している方から「対応できる」と言われていますし、実際に昨年は2分22秒0で走っていますからね。

こういう所で意外な適性や練習での強さの裏付けが見えてきます。昨年と比べて強くなってきているのにはやはり理由があります。これが見えてきたので進んでいく方向性は間違っていないという自信が持てます。まだまだ強くなれる可能性を秘めている選手達が目の前にいます。可能性を感じます。

ロードレースを走っているので練習はサーキットと補強、マッサージとしました。ひたすらやるだけではなく身体を休ませるのも必要ですから。昨日と今日は身体の回復に充てました。本当はもう少し休んでも良いのかもしれませんね。まーそれはそれで判断をしながらやっていきたいと思います。
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怖いのは何か?

2010-01-22 | 陸上競技
昨日の練習で女子にはかなり厳しく話をしました。いつまでも甘えているわけにはいきませんし、チーム内での競争が激化しなければ戦えないからです。今の女子、非常に良いチームだと思いますがチームの中に厳しさが足りないと思っています。まだ仲良しチームの息を脱することができません。チームワークが良いというのは最大の長所ですが、「自分が一番になってやるんだ」という貪欲さが足りないと思っています。

それを感じたのであえて選手に投げ掛けました。今のままではインターハイに行くのはmikiだけだと。これまでmiki自身常に誰かの後ろについていくタイプでしたから、12月位から自ら前に出てチームを引っ張るくらいの自覚を持つように促してきました。それが出来るようになってきた辺りからしっかりと走れるようになってきましたから「心」の変化がそのまま力の変化につながっている感じがあります。もちろんまだまだ足りませんが、この1ヶ月でかなり強くなってきてます。

その選手に追い越し走で抜かれていってそのまま全く粘ることなく置いていかれる姿に非常に物足りなさを感じました。これがマイルだったらどうなのか?自分よりも強い選手に抜かれたらそのまま行かせてしまうのか?本当に勝とうという気持ちがあれば何がなんでも前に行かせないように粘るべきです。必死になって戦うべきだと思います。自分が強くなるためには自分よりも力がある選手を利用すればいいのです。簡単に負けている間は強くはなれません。

怖いのは何か?練習で力を使いきって倒れ込むことが怖いのか?力を出し切ってもチームメイトに勝てずに自分のほうが弱いことを認識させられることか?本当に怖いのは自分の持っている力を出し切れずに大切な場面で戦えないことだと思います。それ以外の辛さや苦しさはそれに比べれば微々たるモノだと思います。自分が強くなるためには目の前にいる最大のライバルに勝とうという意欲を持つべきです。全力で立ち向かって力で負けてしまったら、自分の方が弱いということを認めないといけなくなる。それができないという小さなプライドは必要はありません。

そしていつの間にか自分達の中に作り出している「壁」を破れなくなっていると感じました。昨年の今時期に比べると明らかに今の方が強くなっているにも関わらず、そこに対する自信が持てていません。いつまでたっても昨年やられていたmisatoを越えられないと思っているのが日誌等で伝わってきていました。「自分がmisatoを越える」と書く者が数名います。目の前にいない相手、もう勝負することができない相手を越える云々ではなく、チーム内で勝ち上がる方が確実に強くなれます。過去の記憶がいつの間にか大きな「壁」となっている感じを受けています。自分から「壁」を作り出しているから先に進めない。「自分がエースになるんだ」という強い気持ちは必要ですが、勝負できない相手に勝つことばかり考えているから成長はないのです。だから選手には「misatoにインターハイに連れていってもらうのか?」と話をしたのです。それを選手がどう感じるか?日誌には「悔しい」と書いてありました。悔しかったら強くなるしかないのです。そのために話をしているのですから。こうやって「心」が動けば必ず成長につながっていくと考えています。

怖いのは、現状に満足してしまったり、目標を見失うことだと思います。常に競争意識を持ちながらチーム内で戦う。負けることを恐れず1本目から全力で走り、自分自身に負けないようにひたすら取り組む。勝てない相手に少しでも追い付こうと努力をする。そうやっていくことだけしか先に進む方法はないのです。

中途半端なことはやりたくありません。目指す場所は明確ですからね。そこに向けて何をするかをしっかりと考えていかなければいけません。何だかまとまりのない文章になってしまいました…。申し訳ありません。
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逃げ道を作らない

2010-01-21 | 陸上競技
水曜日の練習中に、1年生が1人、3本まではスピード維持が出来るがそれ以後スピードが激落ちしました。2セット目の最後の1本、ジョグレベルまで落ちてしまい全く練習になりませんでした。3セット目に1本走ってスピードが上がらないので「やる意味がない」と激怒しました。にも関わらず2本目は最初の50mまでで後は全く走れていませんでした。すると自ら「動きが作れないのでもう一度動きを作ります…」と言いに来ました。完全に激怒です。

本当に動き云々ならそれを認めるかもしれません。足が痛くて動きが作れないから走るのを止めるというのとは意味が違います。完全に気持ちの部分で負けています。一度気持ちが切れたらその練習に参加しても効果はないと思っていますから、好きにさせました。こちらからあれこれ言う気にはなりませんでしたから…。

残念ながら完全に気持ちの問題だと思います。練習パートナーがかなり力がありますから、少しスピードが鈍ったら付いていけません。付いていけないから弱気になる。弱気になるから更に走れなくなる。悪循環です。そこから目を背け、「動きが作れない」と自分を正当化しているだけ。本当に動きが作れなかったら最初からスピードに乗ることは出来ません。苦しくなった時に粘ろうという気迫を感じられない走りをしていた時点で完全に負けです。粘って粘って差をつけられるのではなく抜かれたら諦めるような走りでは勝てるはずがありません。

厳しいことをいうようですがこれでは安心してマイルを走らせることは出来ないと思います。自分よりも強い選手に抜かれて全く粘らず一気に離されていくような「心」ではチームの「想い」を背負った走りは絶対に出来ないのです。どれだく「力」があったとしても気持ちが示せない走りをするような選手は大切な場面を任せるわけにはいきません。

通常の女子なら仕方ないのかもしれません。こんな苦しい事を好んでやろうと思う者はほとんどいないはずですから。しかし、本当に目指すものがあるならやる必要があります。苦しんでいる自分が可哀想になり、自分に甘えが出るような選手では絶対に目標には届きません。「何がなんでもやってやる」と思えるなら簡単には諦めない。
今回の練習は基本的に「スピード持続系」です。最初から高いスピードを出しておいてそれをどれだけ維持できるかです。苦しくなる3本目以降に粘れないということは今回の練習の目的は果たせていないのです。ある程度走った事で自分自身を納得させるようでは戦えるようになるはずがありません。

12月にはかなりの強さを示していました。人は自分の調子が良く、思い通りに走れるときには気持ちも乗っているのでどれだけでも走れます。しかし、一度調子を落とした時に本当の「強さ」が問われるのです。ここで自ら逃げ道を作るような選手は本物ではない。練習場所に来て走るということは自分自身と勝負することになります。ここでは学年や過去の実績は全く関係ない。その時に強い者が強いのです。それから目を背け逃げていたらいつまでたっても前には進めません。苦しさから逃げる事では何も産み出さないのです。自分の弱い部分を認めることから全ては始まります。目を背けている間は絶対に成長はしないのです。自分ではなかなか気づかないからこそ指導する者が気づかせるのだと思っています。

かなり厳しく話をしました。うちのチームが今後戦うための鍵を握っている選手だと思っています。練習をさせるだけが私の役目ではありません。自分自身と向き合わせながらどうすれば強くなれるかをしっかりと考えさせる必要があるのです。厳しく話をするだけでなく、自分が何を目指しているのか、何をやろうとしているのかをきちんと理解させなければいけません。1年生は分かったつもりでも全く分かっていません。だから劇的に変わることがない。甘いと思います。

自分自身が何を目指すのかをしっかりと考えるべきです。そうやって自分自身と向き合わせることが私の役割ではないかと考えています。簡単な事ではありません。しかし、中途半端な事をやっていて届くほど簡単な場所を目指しているわけではありません。別に過剰に熱くなっているわけではありません。ここが出来て初めて可能性が出てくると考えているのです。持っている「力」はかなりのものです。それを引き出せればチーム内でも1・2を争うレベルまで行くと思っています。その自覚がどれだけあるかの問題です。

期待するからこそ厳しく接する場面が増えていきます。求められているモノを理解してもらいたいですね。
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雨の中の走り込み

2010-01-21 | 陸上競技
水曜日はいつも走練習にしています。今週は検定週間に加えて金曜日には校内ロードレース大会が実施されます。金曜日はほぼ休みにしようと考えていたので、きちんとした走り込みが出来るのは水曜日と土曜日しかありません。夕方から少し雨が落ち始めましたが練習を強行しました。幸い、気温はかなり高かったので雨以外は気にならない状態でしたから走練習自体はほぼ予定通り実施しました。

短長はいつも通り150m。女子は5人が走ったのですが、1セット目、2人は最初の3本までかなり速く、2人は後半の2本が速いという状況でした。最初から最後までスピードを維持できたのはmikiだけ…。確かに昨年よりは全体的にスピードが上がっている感じがありますから、後半付いていけない、前半置いていかれるというのもある程度仕方ないのかもしれません。しかし、そのままで本当に良いのか?目指す場所に向けて今のままで本当に届くのか?

通常考えれば今実施している形での150mが3~4本きちんと連続で走りきれれば400mには十分対応できると思います。1本勝負ならなんとかなりますが、高校の大会では1日何本も走らなければいけません。ある程度の本数をかなりのスピードを維持して走れるようにならなければ戦えないのです。情けない話ですが後半スピードが落ちていく者を見ながらmisatoの良いときの走りと比較していました。もう走ることのない選手と比べるほど無意味なことはありません。それだけ絶対的なエースといえる存在がチームの中にいないのです。自分がチームを強くするんだという絶対的な気迫を示す者がいない。

2セット目に入る前に少しだけ投げ掛けをしました。本当にインターハイに行く気があるのかを問いました。もちろんその気はあるのだと思います。しかし、それがいつの間にか当たり前になっていて持っている力を出し切ることなく終わっているのです。力を使いきれなければ練習の質は下がります。そのレベルで届くほど甘くはないのです。追い詰める気はありません。自分がどこまでやれるかだけの話ですから。1セット目の感じからすればインターハイに届く可能性があるのは1人だけ。昨年の悔しい想いをして戻ってきたのと同じ事を再び経験しなければいけなくなります。

少しだけ話をしてほとんどの者が課題とする部分に目を向けることができるようになりました。akaneが最後までスピードを維持できるようになりました。最初からできたはずです。ここにまだ甘さが残ります。1セットのラスト2本を無駄にしました。ここでスピードを維持して走りきれればかなり良い練習になったはずです。無理矢理動かすのではなくどうすれば楽に速く走れるのかを常に頭に置いておかなければいけません。これにより2人が後ろからハイスピードで追い続けることになり練習の質が上がりました。やっと昨年の同時期のトップ2人のスピードを越えた感じです。これが本物にならなければ絶対に戦えません。

選手は「本気」だと思っています。実際かなりの意識レベルで取り組んでいます。が、比較対象がどこなのかという問題です。「県総体に行きたい」「中国に行きたい」と思ってやっているチームよりは意識レベルが高い。失礼になるのかもしれませんが、「当然」だと思っています。別に調子に乗っているわけではありません。目指すところが違えばやはり取り組み自体も違うはずです。他校と比べて…ではなく、自分達が目指すところに向けてというのが大きくなるのです。

かなり感じたことがあるのですが長くなりそうなのでまた別に書きます。まだまだ目標には届きません。
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時間が足りない…

2010-01-19 | 陸上競技
今週は検定週間ですからなかなか時間が確保できません。こういう時には割り切って身体作りを優先するほうがいいのではないかと考えています。朝練の時間は特に不足する体幹補強をしっかりとやっておきました。

そういえば今日たまたま昼休みに外を見てみるとトレーニングルームから男子選手が出てきました。放課後課外があると伝えに来たので「何故トレーニングルームにいるのか」と問いただすと「昼休みに補強をすることにしたので…」と言っていました。後で確認すると男子は前回のミーティングで話し合った時に自分達で昼休みに補強をすることを決めたようです。私は全くノータッチですから自分達の判断です。自分達が何をするべきかが何となく見えてきたのではないかと思います。やることが大切ではなく、何故やるのかをきちんと理解してできているのならかなり意味があると思います。限られた時間をどのように使うか。しっかりと考えてもらいたいものです。

午後は昨日よりもスタートが遅れて練習開始がすでに5時30分過ぎでした。時間が足りません。普段でもかなり時間を要しますから、いつもよりも1時間以上遅くなるというのはかなりの痛手です。仕方ありませんが…。少し練習内容を減らしてでも様々な動きの確認をしておきたかったので加速ドリルを実施しました。

私は1人自転車練習をすることになったのでそちらに付き添いました。暗くなるのが早いですから1人で離れた場所で練習をさせるわけにはいきません。下腿の痛みがある選手には昨年からかなりやらせていましたが、今年度は1度もやっていませんでした。400m系のラストにかなりの効果があると思っています。運動時間もちょうど60秒前後ですから400mのレースイメージにも使えます。女子にとって他のメンバーから1人だけ離れて練習をするというのは精神的にけっこうきます。加えて負荷がかなり高く普通の選手では途中で自分の弱さが出てきてしまうような練習です。この練習を1人で乗り越えることが出来るようになると本当に強くなります。
練習の最後のセットの時に3年生が見に来てくれました。この事が何を意味するのかをきちんと理解しなければいけないと思います。途中から一緒になって走っていました(笑)。それが刺激になったのかラストまで脚の動きが鈍りませんでした。昨年はラストの減速があり、そこで勝負を分けることが多かったですがこの部分をきちんと克服する練習をしておけば、走れるようになった時に大きな自信となります。全ては積み重ねです。

終わって学校に戻るとちょうどショートを走る所でした。走りの方は少し1歩目の投げ出しの角度が気になりました。腰も残り気味でしたからもう少ししっかりと意識して取り組んでいかなければいけませんね。スピード感としてはかなりあります。無理矢理スピードを上げようとしてガチガチになってしまう者もいたのでその辺りは話をして意識するポイントを変えさせました。それによりかなり動きが良くなっていきました。本人が最近本数が持たなくなっていたのもこの辺りに理由がある気がします。速く走ろうとし過ぎて楽に走ることが出来なくなっていた感じがあります。ガツガツ走るとやはりエネルギー効率が悪いので最後まで持ちませんからね。
女子で最もスピードがなかった者がここ最近かなり走れるようになってきています。今日の時点では女子で2番手でした。後半の強さはかなりのものですからスピードが上がればチーム内の上位に来る可能性もあります。多分、何故走れているのか本人は分かっていません。まだその日の勢いだけで走っている感じがあります。感覚が鋭いわけではありませんから特にこの辺りが課題になっていくと思います。ここが出来ればシーズンに入って「台風の目」となる可能性があります。明日以降の走りに期待しておきたいですね。

最後にウエイトを。身体作りを主体に置いていますからここははずせません。基礎筋力を上げていく事が将来の活躍につながります。とにかく時間が足りないですがやるしかありません。
時間が全く足りません。普段よりも1時間半遅く始まったらやはり足りません。その分終わる時間が遅くなってしまいます。できるだけ早くしようと思っていましたがなかなか上手くいきませんでした。もっと効率的にやっていかないといくません。選手は純粋に強くなろうとやっていますからそこを引き出せるようにもっと工夫して時間を作り出したいですね。

明日は走りたいと思っています。やるべきはきちんとやります。時間を作り、しっかりと負荷をかけていきたいと思います。
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検定課外始まる

2010-01-19 | 陸上競技
今週から検定課外が始まりました。商業系はかなりの正念場となります。ここが頑張りどころです。課外の関係で練習開始は普段より1時間以上遅くなります。仕方ありませんが様々な部分を省略しなければいけなくなります。

それを補うために朝練でサーキットとドリルを少しだけやりました。最近は重心の移動を意識していますから、基本的な動きの部分が崩れかけていました。もう一度しっかりとした脚運びを意識させたかったので朝やっておきました。午後にそこまで時間は取れませんからきちんと時間を使っておこうと。

午後はかなり暖かかったですね。今週前半はかなり温度が高くなるようですから練習はやりやすいと思います。こういう時に限って検定課外ですからついていません(笑)。練習自体はハードルを使った基本的なリズム練習(身体のコントロール)とハードル基本、1歩ハードルを実施しました。上手く身体を使うためにもこの手の練習は継続的にやっていかなければいけません。もともとこういう能力が高いわけでありませんから、1ヶ月くらいやっていなかったらまた最初の段階の動きに戻っていました…。ハードルを専門にやっているはずの者も動きが作れません。おいおい、って感じです(笑)。続けていくうちに少しずつ動きは戻ってきましたが時間がかかります。春先に400mHで戦うためにも感覚が鈍らないように継続してやっていく必要があります。

ハードルを使って練習しているうちに今やろうとしている動きを取り入れてみようと話しました。本当は最初の段階から重心の移動がポイントなのですが説明はしていませんでした。ハードルを脚だけで跳ぶのではなくきちんと身体を運んでいかなければ前には進めませんから。加えて接地のポジションをつかむ事を意識させています。身体が浮いても構わないのでしっかりと意識させたい部分を強調しています。

ハードル走をいつもやるようにしているのですが、今日はミニハードルで実施しました。上に抜ける動きではなく前方向にしっかりと進む動きをしたかったので。ここ最近かなりやっている動きですからある程度は出来るようになっています。ミニハードルを越えるときにしっかりと身体を運ぶ事を意識させていますから、ハードルドリルでやったことをそのままつなげていく事ができます。意識しやすいようですね。

最後にショートを数本走りました。周りが暗いのもあってかなり速く見えます(笑)。感覚的にはまずまずのようです。かなり動くようになってきているのですが納得しません。そういう気持ちも大切ですが、ある程度は自分で認めていくことも必要です。暗いから速く見えるのか本当に身体が動くのかは本人達の感覚に頼るところも出てきます。まー動いていると思うので問題はないですが。

まだ書きたいことがあったような気がするのですが…。思い出したらまた書きます(笑)。
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どれだけ自分の身体に目を向けることが出来るか?

2010-01-17 | 陸上競技
今日は朝から検定に向けての勉強会を実施しています。今週からは授業終了後に検定課外が実施されるため、練習時間が1時間以上短くなってしまいます。それだけの時間を使うのですからきちんと検定合格に向けて勉強していく必要があります。

女子は絶対参加にしていますが、2人ほどいません。これは自分で身体のケアと故障箇所の治療のために先にそちらに行くという理由です。勉強も大切、身体に目を向けることも大切、どちらもきちんとやらなければいけないのです。
勉強会を実施している時に男子が1人、勉強場所に来ました。これは骨盤調整をするための機械を使うためです。以前かなり厳しく話をして以来、やっと自分の身体に目を向けるようになってきました。ここがきちんと出来るようにならなければ絶対に練習が積めるようになりません。聞いてみると午後からはmatuzaki先生の所に行くと言うことでした。朝来ていない女子の1人も気功に行くということでした。さらにもう1人夕方予約を入れているようです。電車で行くことになるでしょうからかなりの費用がかかります。昨日も朝、無理を言って朝の7時半から見てもらっています。自分で判断して必要があるて思ったから行くのですから、それなりに意識レベルも上がってきていると思います。かなり迷惑をかけていますが…。

他にも整体に行くという者がいます。こちらも自分の判断です。基本的に強制的に行かせるようなことはしていません。自分で必要だと考えて家族と相談してからの行動です。特に冬期は練習量が増えていますから、痛みが出たり故障を起こしやすくなります。疲労回復のために様々な事をやっていく必要が出てきます。試合が近くなれば積極的に治療しようという気持ちが強くなりますが、冬期はすぐな試合があるわけではありませんからなかなか行動に移せない者が多くなります。その中で自分から動くというのはやるべき事が見えてきているからだと思いますね。

そういえば、前日女子は家庭で飲むためのプロテインを購入しました。身体作りのために自分が何をするべきかを考えています。本当ならもっと早くに飲むべきだったのかもしれませんが、試供品でもらったプロテインを分けて持って帰って飲んではいたようですが。
栄養に関してもかなり話をしてきました。練習終了後、家に帰るまでの時間がもったいない(身体作りのためのエネルギー補給が遅くなる)ので、おにぎりやゆで卵を家から持ってきておくと効果が高まると話してから数人はきちんとそれを実行に移しているようです。とにかく練習量に見合う身体作りが必要になってくると考えているからです。

いつも選手には「どうしたら良いのか」というヒントを与えます。練習内容にしても身体作りにしてもこちらが与えたものをどう理解して行動に移すかの問題です。ここに大きな差が出ると思っています。何度も話をしてきましたが、実際に行動に移して実践している選手は間違いなく力がついていきます。言われた事を純粋に実行に移せるというのは強くなるために非常に重要な要素だと思っています。

強くなるためには良い練習をする以外にはありません。良い練習をするためには練習が積める身体作りが必要となります。単純に何かをやるだけではなく全てはつながっていると思います。まずはきちんとした身体作り、そのための栄養摂取が重要です。しっかりと理解してもらいたいですね。
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暖かい中で走る

2010-01-17 | 陸上競技
土曜日、前の記事に書いたように午前中は講演会に参加したため練習は午後からとしました。多少風はありましたが前日と比べるとかなり暖かかったですね。これくらい暖かい日が続くと非常にやりやすいのですが。

練習は普段通りの流れで。サーキット、ラダー、ドリルの流れでやっていきました。ここまでの流れでかなりの時間を要しますし、練習負荷としてもかなりのものだと思います。よく考えなくても結構走っているんじゃないかという気もしています(笑)。木曜日、金曜日と短い距離とはいえ比較的(?)本数を多目に走っていますからそれなりに身体にダメージが残っていると思います。さすがに2日間と同じ動きのキレはありませんでしたが、ある程度高いレベルで動きが安定してきた気がしています。

話が若干それましたが、その後またも短い距離を何本か走りました。ドリルで終わっても意味がないのできちんと短い距離で走りに結びつけて起きたかったので。加えて150mを走る前にスピード刺激として120mを何本か走りました。最近短長はこのような形で120mや150mを走る機会があまりなかったので少しだけスピードを上げた状態での持続をしておきました。まずまず走れるようになってきている感じがありますね。

メインは150m。12月いっぱいはリレー形式でやっていましたが、1月に入ってからはRESTを短くしてある程度の本数を走るように切り替えました。単純に走るだけではなく練習の中で勝負をするという意識付けもしていきたいので競り合わせています。男子は競り合いをするほど選手がいません(笑)。短短と短長に分かれるためです。短短は少し力に差があるのでスタートをずらして競り合わせるようにしています。

女子に関しては400mHの2人がかなり走れるようになってきています。本数が増えてもある程度のスピードを維持できるようになってきました。力としては2人が少し抜けている感じがします。単純比較は出来ませんが、昨年の60秒を切った2人の1月の走りよりは数段上の感じを受けます。爆発的にスピードを出して乳酸が蓄積していく中でさらにスピードを維持する。動きが崩れないようになってきていますからこれをもっとレベルを上げていければインターハイ路線でかなり良いレースが出来るようになるのではないかと思います。

加えてスピードはそれほど高くありませんが後半のスピード持続が高い選手が2人数います。1本勝負の短い距離ではついていくだけで精一杯ですが距離が伸びたり本数が多くなるとかなりの強さを見せます。1人は今年は800mも視野に入れていますからこの手の練習でしっかりと積み重ねていく事が重要になっていくと思っています。

そして2人は不調…。まー焦る必要はありません。1人は原因がはっきりしていますからそこをどうするかだけです。選手自身に焦りがあるのは当然ですが、今速くても春先の一番大切な時に走れなければ意味がありません。そこまでに1つ1つ課題を克服していけば良いだけのこと。感覚的には悪くないようですからあとはバランスをどうするかだけです。出来ることを最大限にやっていければと思っています。

女子はマイルチームだと思っています。多分周りも(笑)。前の記事にも書きましたが、マイルで戦うためにチームを作っています。どれだけ100mが速くなってもそれが400mに結び付かなければ戦えません。4継も周りの批難に耐えながら出ますが(笑)、やはりマイルでチームを作りたいと思っています。もちろん、100mに適性がある選手が2人いれば4継も必死でやりますが(笑)。これからは少し長い距離の刺激も入れていきたいと思っています。全ては勝負がかかった時のためです。ひたすらそこに向けてやっていきます。

少しずつ上向いているのを感じています。とにかく身体のケアに目を向けてもらいたいですね。練習をやるだけではなききちんとそれに見合う身体の管理をしなければ本当にパンクしてしまいます。どれだけできるか。こちらも細心の注意を払っていかなければいけないと思います。強くなるためには良い練習をすることが必要となり、良い練習をするためには練習ができる身体を作る必要がある。しっかりと理解してもらいたいですね。
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講演会に参加する

2010-01-16 | 陸上競技
今日は周南市の5周年記念のイベントとして北京オリンピックの4継で銅メダルを獲得した朝原さんの講演会が実施されました。年末に中四合宿でやり投げの村上選手の話を聞いた選手が刺激を受けたと言っていたこともあり、今回は選手全員に話を聞かせることにしました。内容云々ではなく1つの道をひたすら突き進んだ人間の言葉には重みがあります。聞くだけで何かしら刺激を受けたら良いと思って参加しました。

10時半から受付開始だったため8時に集合にして2時間勉強してから総合スポーツセンターへ。すでにかなりの人が集まっていました。市内だけではなく他の市からも多くの人が来ていました。知名度がありますから陸上関係者は興味があるのだと思います。

話の内容はこれまでの自分の経験から得たモノについて、何を思って36歳まで競技を続けたのか、北京オリンピックでメダルを獲るに至った経緯についてが中心でした。これまでやってきたことがが全て正しいというわけではなく、場所が変わり時代が変われば様々な事が変わってくる。それを柔軟に受け入れることが出来る能力が必要となってくる。ドイツに留学した際には試合の前日にウエイトをやって筋肉に刺激を与えるようになった、これまでは試合のために長い間時間をかけて準備をしてからレースに出るような流れだったがドイツに行ってからは1週間に3回レースをしながらそれを練習にして力をつけていったと日本ではあまりない形であったがそれを受け入れることで適応していき変わっていったと言われていました。自分から変わろうというのではなかったのかもしれませんが、変化を受け入れていく事で人は成長していくのだと思います。

また大阪世界陸上で引退を決意していたにも関わらずまだ自分の身体には可能性があると思ったこと。しかし、心が付いてくるかどうかの不安のためどうすれば北京まで続けられるかの葛藤があり苦しんだこと。様々なゲンをかついで北京へと気持ちを奮い立たせたこと。それが最終的にメダルにつながった。この中で「信頼」と「心を1つにする」事の大切さを感じたと言われていました。普段から選手に伝えていることを一流選手から言われる事で違う形で心に響いたのではないかと思います。どれだけ力があっても「信頼」がなければバトンはつながらない。互いに信頼があるからこそ思いきった走りができる。大切なことです。

うちの選手にはいつも言っています。表面上の関わりでは絶対に大切な場面でミスを犯します。アンカーに誰からも信頼される選手がいることで他の3人は自信を持って自分の走りをすることができます。
普段はライバル関係にある選手同士が相手を認め合いながらリレーを組む。相手の強さが分かっているからこそ、信頼が生まれ同じチームだということで強いつながりが生まれる。だからこそチーム内で争いが激化する事がチーム力を引き上げることができる。

選手達は朝原さんの話をどれだけ自分の事として聞くことができたでしょうか。4継チームの話が中心でしたが同じ事だと思いました。女子はマイルチームです。全てはそこに結びつけるためにやっています。個人で戦うのはもちろん自分のためですが、最終的には全てマイルで戦うためだと思っています。

何が「成功」かはわかりません。朝原さんも競技を終えた今からが本当の自分が試されると言われていました。今回は3年生も何人か聞きに来ていましたが、このことは部活を引退した者にも当てはまるはずです。3年間何をしてきたのかはこれからさきに試されます。本物かどうか。示してもらいたいですね。

選手にとって良い刺激になったと思います。心を動かすきっかけになればと思います。貴重な経験だったと思います。
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またも基本練習

2010-01-16 | 陸上競技
天候などの関係で練習がかなり変則的になっています。仕方ないので朝練は補強系にしました。動的な補強が明らかに不足していますから時間を作って実施していかなければいけないと。自分で家でできる補強と出来ないものがありますから、きちんとした練習をしておきたかったので。

午後は引き続き前日と同じような内容にしました。本当なら競技場まで行って120mくらいの距離を走りたいのですが、土曜日に走り込みをしたかったので練習負荷の調整をしなければいけません。まー昨日男子は全く走っていませんから関係ないんじゃないかという気もしていますが。
この1週間で動きがかなりよくなってきています。その要因は合宿で感じた部分の克服にあります。12月中までは基本的なこと、最もベースとなる部分の練習をしてきました。まずは動きの基礎となる部分をきちんと身に付けておく必要があると考えていたからです。合宿で様々なアドバイスを頂き、次の段階への早い移行を必要とする事を感じました。地道に時間をかけて移行していく事も考えていましたが、質の高いトレーニングを積んでいくためには1本1本のスピードを更に上げていくほうが効果が高いと判断しました。問題はそれをどうやってやっていくのかです。何となく思い付きでやっていましたが、様々な道具を使いながら効果がありそうな動きをしてみたら、選手の感覚が変わってきました(笑)。偶然なのか、普段から考えていたから出てきたのかは分かりませんが良いタイミングで練習ができたと思います。

これによりいつも行っているサーキット&ラダー以後の動きの確認までの時間が更に長くなってしまいました(笑)。やりたいことを全てやったらどれだけ時間があっても終わりません(笑)。もっと効率を上げていかなければいけない気がしますがこういうのは苦手です。やりたいことは全部やってしまうタイプですから、減らしていくというのができません。だから自然と練習が増えていく(笑)。選手はそれに耐えて良くやりますが…。

動きを見ていると昨日走らなかった男子のotaniの走りにキレがあります。単純に疲れが抜けたんじゃないかという話もありますが、火曜日の走り以上の走りが出来ています。気持ちの面の充実も影響していると思いますが、「楽に速く」が自然と出来るようになってきています。見ていて久々に「速い」と感じています。この走りが冬休み中の合宿で出来れば本当に面白かったのですが。仕方ないですね(笑)。

選手には基本的に同じ話をして同じ練習をさせています。これで何故差が出るのか?受け取る選手の取り組む姿勢の部分があると思います。もちろん能力的なものも影響しているのかもしれませんが、うちにはずば抜けて運動能力が高い選手はいないと思っています。ごく普通の選手です。私自身が「普通の選手」でしたから、人間本気になって全力でやればある程度の強さにはなると思っています。
何のために、何を身に付けるためにやっているかをしっかりと考えることが出来れば様々な事が見違えるくらいに変わってきます。そこまで本気になることが出来れば全てが上手くかみ合い始めます。otaniが良い例ですね。

私が指導を始めてまだ100mで戦えた事はありません。別に100mが嫌いなわけではなくたまたまかみ合わなかっただけです(笑)。今までは私の指導力自体が足りなかったのも間違いなく影響しています。師事している方からのアドバイス等を元に色々と考えていくうちに少しずつ見えてくるものがありました。短い距離でも戦えるようになりたいと思います。

感じとしてはかなり良いと思います。慢心せずにもっと上を目指して取り組んでいきたいと思います。
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