kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

身体を運ぶ

2010-01-15 | 陸上競技
女子は普通に練習をしました。本来ならこちらも一緒にミーティングをしたほうが良いのかもしれませんが、目的意識がはっきりしている選手が他の者に合わせる必要はありませんからね。女子が全て出来ているわけではありません。それでもかなりの所までは来ています。目指すところがはっきりしている選手は自然に強くなっていきます。そこまで行くのにかなりの労力を要しますが…。

練習は基本的な事を中心にしました。火曜日にやった身体を前に運ぶための動きをドリルの中に取り入れていきました。こういう動きを見ていると身体が進む選手と進まない選手がはっきりとしてきます。それがスプリントにも現れます。ドリルというより身体を運びための練習といったほうが適切なのかもしれませんね。ドリルは動きの確認という意味合いが強いですが、動きの中で感覚をつかむというのは実際の走りにつながっていきますからね。

その後は加速ドリル。本当は火曜日にやりたかったのですが先述の動きを意識してやっていたらそれだけで終わってしまい、次の動きが出来ませんでした(笑)。やり過ぎです(笑)。そこに結びつけるまでの動きをきちんとやっておかないと意味がなくなります。ここも少しずつですが改善されてきています。取り組みがきちんとしていれば成果は出ると思っています。男子との差はこの辺りにあります。別に女子を特別視しているわけではなく明確な差があると感じています。

最後にその流れで走りました。本人達の感覚としてはかなり良いようです。しかし、全体的に良いので相対的に見るとわかりません。感覚としてはかなり前に進むと話していました。見ていても進み具合がかなり変わってきました。楽に速くという感じがつかめてきたのかなと思っています。もちろんまだまだやるべきことはあるのですが、少しずつ改善されていくと本人達もそれが分かるので表情が明るくなります。「楽しい」というのはこのあたりから生まれてくるのだと思います。

どれだけしっかり取り組めても補強が強くても、勝負するのは走力です。ここが無ければ何も証明することは出来ません。積み重ねて勝負ができる状態に持っていきたいと考えています。まだまだ先は長い(笑)。
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頑張り方を知る

2010-01-15 | 陸上競技
水曜日はかなり落としました。まーそれはそれで大切な時間だと思っています。いつも肉体的に追い込んでいると余裕はなくなりますからね。練習量を落としたからといって中身がなくなっているわけではありません。「心」はどんな状態でも動く。特に練習量を落とした日には自分の目標について考えたり、自分の課題について見つめ直す良い機会だと思っています。

が、日誌を見ると男子は「~をやった」「疲れを抜く」という内容しか書いていません。単純に「書いている」だけです。これは練習で「やるだけ」につながると考えています。練習内容を理解して何を目的にやっているのかを考えれば自分がやるべきことが書けるはずです。基本的に男子は日誌が書けません。これは今までの経験上ですが。しかし、書けるようになってきた男子は間違いなく変わります。日誌は自分の内面と向かい合い、やっている内容を見直す大切な道具だと思っています。これだけ話をしても変わらない。それが練習に現れている。注意を受けた日は出来るがそれを過ぎたら出来ない。今時の高校生です。

これにより午後練習に参加する意味はないと判断し、男子はミーティングとしました。もっともっと自分自身と向き合うべきです。頑張り方自体が分からなければ何をやっても適当なレベルで終わってしまいます。どれだけ言っても分からないのであれば目的意識を持って取り組んでいる選手の足を引っ張ることになりますから。周りから変えてもらうのではなく自分から変わらなければ何も変わらないのです。
練習がやりたくてたまらない2年生男子も一緒にミーティングに参加させました。1人だけ練習させても良かったのですがやはり男子全体の問題ですから一緒に考えなければいけません。他の者はこのことについてどう考えているでしょうか。チームとして活動する時に自分達が他の者のチャンスを奪う。それがどれだけのことなのかを本当に理解できているのか。

結局練習には全く参加しませんでした。ミーティングをすれば変わるわけではありません。その中身の問題です。やったから変わるのではない。これも練習と同じ。全ては頑張り方を学ばなければ変わらないのです。これが全てにつながります。どれだけ理解できるか。それだけです。
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