kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

次に向けて2

2016-09-21 | 陸上競技
火曜日の練習について。とにかく忘れないように記しておきたいと思います。見たら思い出せるようにしておきたいので。

火曜日からは基礎的な練習をしていくことにしました。来年に向けて身体作りをもう一度土台からやり直したいなと。ある程度の力はありますがほぼ「才能」で走っている部分があります。鍛えるべき部分がまた鍛えられていない。もっときちんと身体作りが出来れば数ランク上がると思っています。この数週間見てきてまだまだ足りないなと改めて感じました。

そのためウエイトを少し入れていく事に。ウエイトをするのはここ数年避けていました。深い意味はないのですが「重心移動」という意味では動きが小さいのでもっと大きく動くシャフト補強をメインにしていました。が、これだけではなかなか筋力が上がりません。もう一工夫する必要があるかなと。身体作りをするために頭を働かせていきたいなと思っています。

この日はスクワットをしました。これもある程度の重量を使ってです。これまでは軽いもので速く動くというのがメインでした。が、あえて股関節周辺に強い負荷をかけて大きくしたいなと思いました。大臀筋からハムストリングにかけての筋力アップは必要不可欠かなと。シャフト補強をだけでは十分に鍛えられない(肥大できない)と感じたので。

スクワットをしてから通常通りのシャフト補強。こちらは重心移動を中心に意識させました。軽いので一回で大きく動きます。スクワットでは重心移動は少しだけ。上下の移動だけです。それを水平方向の移動にしていきたい。それは前からの思いです。そのたまにシャフト補強を取り入れていました。が、もうワンランク上を目指すのであれば基礎筋力を上げていかなければいけません。

シャフト補強をやってからスナッチ。これは全身運動です。下半身で生み出した力を上半身に伝えるための動きです。が、これだけではまだトレーニングとしては不足しているなと感じました。そこでシャフトにプレートを付けて数種目行う事にしました。フロントランジとサイドランジを行いました。ブロックを見つけたのでそれにジャンプして上がる練習も実施。これだけではバランスが悪いので上半身強化もする事にしました。特に女子はこの手の部分が苦手です。だからこそあえて導入しようと考えました。

先日100mで入賞した2人、基礎筋力が足りません。この筋力であれだけ走れるというのはすごいことだと思います。もう一人の1年生Sは2人よりは筋力がありますが身長が高いのでまだまだ筋力が必要になります。単純に他者と比較してというのではなく自分に必要な筋力を身につけていかなければいけません。男子は無理をして重くしようとするのでその辺りのことも含めて様子を見ていきました。

シャフトトレーニングでは少しだけ重心移動をさせることにしました。練習の流れとしてはウエイトをやってからシャフトトレーニング、そのままシャフト補強という方が良いかなと思います。重心移動が小さいものから大きなものへ流れていく方が実際の走りにつながるのではないかと思います。更に上半身と下半身の動きを同調させていくという練習に移って行く。

実際にこの練習の流れでやるとかなり強くなるだろうなというイメージがあります。ほぼ思い付きという感じもありますが、見ていて感じた事を頭の中で整理して組み立ててみました。このイメージで練習できれば鍛えた筋群を走りにつなげていくことができるはずです。走りというのは重心移動の連続です。ウエイトをしなくなっていたのは「重心移動が小さい」という理由からでした。が、段階的に動きにつなげていけるのであれば効果的な強化ができるのではないかと。

もちろんこの練習の流れでやるためにはかなりの「覚悟」が必要になると思います。キツいですから。それでも強くなるためには避けては通れないのではないかと思っています。この日はキツいながらもしっかりと練習を積んでいました。この感じで練習が続けられたら数ヶ月後には驚くレベルになるのではないと感じました。

そこまでやってから今度は鉄棒。懸垂と足上げ。これは昨年から取り組んでいたのですがなかなか出来ません。2年生女子も少しはできるようになっていますがまだまだ。来年の春までに懸垂がきちんとできるようになっていかなければいけません。更には全員が懸垂逆上がりができるようにならなければいけないと思います。とにかく徹底していきたいなと思っています。

最後にダイナマックス投げをやってから腹筋背筋をやって終了。かなりの負荷だったと思いますが最後まで集中を保ってやることができました。県新人が大きな刺激になっているのだと思います。上手くいかなかった者はこれを機にしっかりとやっていくしかありません。毎日の積み重ねですから。こちらも結果につながるように考えていきたいと思います。

強くなりたいという気持ちを高めていきたいと思います。確実に変わってきています。良い練習が出来たと思っています。これがどれだけできるか。私自身も楽しみです。驚く結果につながると信じています。
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次に向けて

2016-09-21 | 陸上競技
火曜日、この日から再び通常の生活に戻りました。前の週の金曜日には授業に出ていないのでその部分もきちんとやっていかなければいけません。「陸上ばっかりやっている」と言われるのはやはりやりにくいですしね。勉強も逃げずにきちんと向き合う必要があると思っています。この部分は競技につながっていきます。「全てを全力でやる」という姿勢を身に着けさせたいと思います。その過程で色々と思われるかもしれませんがそれも含めて受け止めていかなければいけません。本気でやるということは「批判を受ける可能性もある」と常に頭に入れておかなければいけなと思っています。

納得できるかどうかは別にして「ある程度の結果」につながってきていると思います。1年前にうちの学校が男子の4継で決勝に残ると想像した人がいたでしょうか。私はできると思ってやっています。特段驚く話ではありません。最初からその舞台を目標にしています。親しい指導者と食事をしながら話をしていたのですが「高い目標を掲げる」ことの重要性です。最終的に届かないかもしれないがそこを目指してやることで近づくことができる。誰も理解してくれなくても「明確に目標を持つ」ことは強くなるためには必要不可欠だと思います。

色々と思うことがあるのですが書くのは避けておきます。「いつも元気ですね」と言われたりするのですがそうではありません。外から見られる部分とは異なりしんどい部分もかなりあります。「環境」という部分でもしんどいなと思う。愚痴になるのでこのあたりでやめておきますが。

試合当日は全体で集まって話ができませんでした。タイミングを逃す。そのためこの日の練習開始時に少しだけ話をしました。県新人が終わったことで次なる目標は「県総体」となります。中国新人もありますが上につながるものではありません。最大目標はやはりインターハイ路線。この県新人から来年のインターハイ路線の戦いが始まっていると思っています。今回の大会で勝ち上がった者もいます。が、今のままでは中国では勝負にはなりません。そのことを理解しておく必要があります。また、「戦えなかった者」もいます。自分の力を出す前に自滅してしまった者、戦う舞台に立てなかった者。そこで止まるわけにはいきません。現実を受け止めて前に進まなければいけないのです。中国新人に参加したところで「戦えない」のであれば結果的にそれほど意味がありません。他県で戦える力をつけることが重要なのです。

チーム作りと競技力向上。この両輪をきちんと噛み合わせていく必要があります。どちらか一方ではダメ、こちらが話している内容を信じてもらって取り組んでもらうしかないのです。その言葉が信じられない、付いていけないというのであれば一緒に練習する意味はないと思っています。そういえば県新人2日目、3年生がわざわざ応援に来てくれていました。この春卒業した選手も。気にかけてもらえるというのはありがたいなと思います。この子たちが作ってくれた「土台」があるからこそ少しずつ進むことができているのです。「チーム」として何をするか。これまでとの違いに「全てにおいて違和感を感じる」ところだったと思います。それが1年経過してある程度県内で認識されるようになってきました。少しずつですが。

「応援してもらえるチームになる」という部分。見えない力が働きます。どれだけ練習を一生懸命にやったとしても他の部分で適当にやっていたらやはり「何なんだあいつらは」と言われます。競技を一生懸命にやりたいのであれば周囲の理解も必要です。これは私自身にもいえることなのですが。競技だけやっているといわれないようにそれ以外の部分も気は抜けません。完璧に何かをやることはできませんが「できる限りやる」というのは重要。

0.01秒、1cm。ここにこだわってやっていかなければいけません。たった0.01秒。たった1cm。そう思うかもしれませんがこれにより県総体で7位になることだってある。7位になればその時点でそれから上はありません。中国には進めないのです。こういう感覚を常に持つ必要があります。少しのことにこだわってやる。最後の1回までやる。フィニッシュラインを走り抜けるまでスピードを緩めない。そういう感覚です。そのためにも勉強や日常生活で「細かいこと」を求めていく必要があります。

そんな話をしました。結果が悪いからといって激怒するつもりはありません。怒っても意味がないからです。最終的には自分自身に返ってくること。その感覚があるかどうか。結果に対してではなく「そこにたどり着くまで」が重要です。

練習についても書いておきたいのですがこれはまた別に書きます。
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