kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

何と比べるのか

2016-09-08 | 陸上競技
思うことを少し。

前の記事にも書いていますが「練習量が多い」かどうかは正直わかりません。他のチームの練習を毎日見ているわけではありませんし、その練習の中身を理解して判断しているわけでもない。そうなると自分のところの練習量が「多い」か「少ない」のかは分からないのです。以前のチームと比べて少なくなっていると自分自身は感じます。が、ひょっとしたら「走る量」は減っているかもしれないですが「それ以外」の練習は増えているかもしれない。判断が非常に難しくなります。すべてが自分自身の感覚でしかない。

これはある大学での話です。冬季練習で「今日はトータルで2000m以上走る」というメニューがありました。この話を聞いて大きな疑問を感じました。「距離を走る」ことが大事なのか。ゆっくりとしたテンポ走で200mを10本走ればそれも2000mです。が、60m程度の全力練習で2000m走ろうと思えば33本走らないといけない。これは「地獄」のようなきつさだと思います(笑)。実際に33本走ったらヘロヘロになってしまうでしょう。先日「150m+120m+60m」をやりましたがこれなら6セットやることになります。無理ですね(笑)。

トータルで走る距離が重要なのかどうか。ここは考え方だと思います。最近は時々長い距離を走ってみることも必要かなと感じてはいます。100m選手であってもマイルがきちんと走れるようになるというのもいるのかなと。こういう部分は感覚でしかないのですが、200mでも勝負したいと思えばかなりの「スピード持続」が必要になります。そのためには250mなどのスピード持続系の練習も必要なのではないかと。もちろんテンポ走ではなく全力ですが。250mを走ることに意味があるのではなく「狙いとする部分」がどこにあるのかだと思っています。

比べるものの基準が異なればそこの比較は意味がないと思います。比較するもの自体が全く別物なのにそこの内容を比べても仕方ない。ここの部分は分かりにくいかもしれませんが。何となくやっているのであればそれは問題ないと思いますが「狙い」があるのであればそれに見合う練習をするしかない。「狙い」が明確でないモノと比較したところで出てくる答えは価値のないものになってしまいます。

過去の記録との比較。今到達したいのはそこの部分かもしれません。過去数年間の記録との比較をしても意味がないかもしれません。が、最低レベルの目標にはなります。例えば女子の4継でインターハイを賭けた勝負をしようと思えば最低でも「48秒5」が必要になります。これ以下の記録で中国地区を勝ち上がるというのは不可能に近くなる。だとすればまずは自分たちの力を「48秒5」までは上げないといけない。過去の記録との比較になりますがまずは「勝負できる可能性がある記録」と自分たちの今の記録を比較して足りない部分をどうするか考えていかなければいけないと思っています。

これは比較というよりは「基準値」を明確にするという意味合いが強いかもしれません。インターハイで予選を通過しようと思えば47秒2が必要になる。来年はもっと上がるかもしれない。それでも最低限のレベルまで達さないと戦う舞台に立つ可能性さえもなくなるのです。他のチームがどうだこうだと言っている場合ではない。相手が強いと嘆いているばかりで自分達が強くなるわけではない。相手がどうこうよりも自分達が強くなって戦える可能性を示さないといけないからです。他のチームと比較して「自分達の方が力がない」と愚痴っていても仕方ない。まずは必要な力まで自分達が上がっていく必要があるのです。

比較するというのは簡単かもしれません。「うちには選手が集まらないから」「あそこは選手が集まるから」という言葉。そういう部分があるかもしれません。私自身もそういう気持ちになることが何度もありました。しかし、その比較は実際のところ何も生み出しません。比べたところで何かを生み出すわけではないから。比べていたら寂しくなるだけだから。どうにならないことを比較するよりは「何とかできないか」という考え方でやっていく方が効果が高いと思っています。負けていることを嘆いても先には進めないからです。

うーん、何の話か分からなくなりました(笑)。比較する事の意味って何なんだろうと思ったところからスタートした記事ですがあちこち飛んでますかね。お許しください(笑)
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練習の増減

2016-09-08 | 陸上競技
とりあえず書いておきます。

水曜日、この日は朝練のみとしました。前日に強い負荷をかけたというのもあります。朝練では体幹補強をかなりやっておきましたが。投擲と棒高跳びはウエイトを実施。本当はしっかりと補強をさせたいのですがどうしても専門練習に時間がとられてしまって補強の時間が確保できません。うーん、いいことではない。

いろいろと考えることがあります。考える中であえて水曜日の午後練習は休みにすることにしました。8月にかなり練習をやっています。疲労もそれなりに蓄積していると思います。合宿後は疲れを抜きながら市民選を迎えある程度走れているな感じる部分もあったのでもう一度強化機関へ。ある程度のことはやっていきました。今年の夏は暑さもありこちらが思う以上に疲労が蓄積しているのではないかと思っています。見えない部分もあるので今回は意図的に練習を休みにしました。

ほかのチームの練習がどれくらいの量をやるのか正直わかりません。うちの練習が多いのか少ないのかの判断はできないのです。私的には以前に比べてかなり減っていると思っています。が、それでも多いのではないかと思っています。距離を踏む練習はそれほど多くないのですが「全力で走る」という機会が多いので負荷的にはかなり高いのではないかと思っています。加えてトレーニングも実施しています。そこの部分も身体には大きな負担になっているかもしれません。そう考えると「思っている以上に休ませる」ことも必要なのではないかと感じました。

もちろん、強化しているのですから休むと元に戻ってしまう危険性もあります。「休みすぎる」のはよくない。これは間違いのない事実です。しかし、通常の状態から「練習量が多い」のであれば「休ませる」ことも重要になってくるのではないかと思います。1年生が春先に「こんなに休んでもいいのか?」という話をしていました。中学時代は「ある程度の負荷」だったと思います。だからこそ毎日毎日同じような負荷をかけていても問題はない。試合前に体を休ませるということは必要としていなかったかもしれません。が、今は中学時代と比べるとかなりやっていると思います。少しずつ感覚もマヒしてきているのではないかという感じ(笑)。だとすると「休ませる」ことも必要な条件になってくるのだと思います。

国体練習会に参加した選手は火曜日の朝練を休みにしました。焼け石に水という感じかもしれませんが。聞いてみると「疲れていない」らしい(笑)。たぶん疲れてはいるのでしょうが。そういえば、春休みに「国体候補選手」の合宿があって受験勉強明けにそれなりに走ったことがありました。その時師匠に身体の調整をしていただいたのですが「疲れていない」と言われていました(笑)。筋肉の質なのかもしれません。ある程度の練習を久々にやっているから疲れてはいるはずです。それでも「筋肉が柔らかい状態」を保っていたとのこと。うーん、これはこれ面白いなと思います。タイプもあるのだと思いますね。

本当は少しやろうかなと思っていたのですがあえて休みました。完全に休みにするのもどうかと思ったので朝の段階で少し練習をしたという感じですね。これがいいことなのかどうなのかはわかりません。が、前日にかなり走っていますから少しずつ練習の質を上げるためにも休ませることも必要かなと。私がこのようなことを言うと周りが「大丈夫か?」「何かあったのか?」と不安になるかもしれません。ここ最近の練習は10年前と比べるとずいぶん優しくなっています。マイルチームをやっていた時のイメージで話をされます。が、今は「優しい」と思います。自分でも甘くなったのではないかと思うことがあります。選手がどのように思っているかは知りませんが(笑)。

まだまだ幼い部分が残っています。これをどう克服していくか。ある程度の結果を伴った時に突き付けなければいけない現実もあると思います。さまざまな視点から育てていくことが必要になると思います。「立派な選手」とはどのようなものなのか。これに関しても考えていかなければいけないと思っています。まだまだやることがあります。育つまで多少の我慢も必要。迷惑をかける部分もあると思いますが・・・。

一応記しておきます。中身はないですが(笑)。
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