kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

できること

2016-09-13 | 陸上競技
月曜日、この日は雨予報。前日から練習をどうするかかなり考えていました。可能であれば走りたいという気持ちもあったのですが予報では10mm以上の雨が降るということ。これでは走るどころではありません。少しの雨なら走ってもいいかなと思っているのですが、気温も低くなり風邪をひいたら元も子もない状態。更には先週はインフルエンザが発生していましたからここで体調を崩すわけにはいきません。まーインフルエンザ患者は増えていないのでもう大丈夫ではないかと思うのですが・・・。

朝練では軽く体幹補強。身体を締めるという感覚でしょうか。腹筋背筋を中心に行ってからバランスディスクでのスクワット。トレーニングをこの時期に増やしてもあまり意味がないので必要最低限の内容に絞りました。動きはじめなどのスピードだけ意識ですね。

ちょっと考えさせられることがあり昼食とれず。うーん。基本朝食をとりませんから若干のエネルギー不足。本当は何が何でも食事をしておかなければいけないのでしょうが・・・。食欲も気持ちの部分で大きく左右されます。良くないですね。選手には食事のことを話しますが自分自身ができていない。私は走らないのでどうでもいいといえばそうなのですが。多少なりと自分のことにも目を向けたほうがいいのかもしれないですね。

この日は7時間授業。ありがたいことに6時間授業でした。7分の6授業。これは想像以上にハード(笑)。様々な用事があって授業を抜けることになりますから振り替えてもらっています。あいている時間自体がそれほどないので無理やり詰め込む形になり結果1日の授業時数が5時間とか6時間とかになってしまいます。こういうのもあり食事どころではないというのもあったのですが。

練習は考えた結果、軽く動いて終わりにしました。雨がひどくなるのでその前に帰宅させたほうがいいかなというのもありました。室内練習です。スプリント系はドリルをやってスピードスキップ、並走まで。ポールは踏切の練習。やり投げはメディシンの壁当て。限られたスペースでできることをやる。それしかできません。土曜日のことがあるので少しだけでも走っておきたいなという感じはありました。重い感じがあって上手く走れなかったという部分があったので「走れるよ」という感覚を確認して欲しい。

シューズでの動きでしたから本人たちは「スピードが出ているのかどうか」を判断できなかったかもしれません。客観的に見て動きがよかったので私は問題ないと思っています。スパイクを履けば自然にスピードレベルが上がるのではないかと。シューズであっても動きが鈍いのはすぐにわかります。かなり動くようになっているなと思って見ていました。

40分程度で終了。すぐに帰るように指示をしました。翌日の練習に備えて早めに休ませたい。次の日にやりたいことがあるのでその部分も同時に指示をしました。チームとしてどうするのか。その部分です。雰囲気を盛り上げるためにやるべきことがある。そういう工夫をしていきたいと思います。

40分程度で終わったのですが結局18時過ぎに電車が「運転見合わせ」になったようです。確かに17時過ぎには尋常ではないくらいの雨が降っていました。学内の側溝から水があふれて川のようになっていた。が、電車が止まるとは思いませんでした。異常気象ですね。というかもうこれが「当たり前」のようになっていくのかもしれません。

とりあえず思うことがたくさんあります。それでもできることをやっていきたいなと思っています。それ以外にはないですから。自分にできることは何か。しっかりと考えていきたいと思います。
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いろいろと・・・

2016-09-13 | 陸上競技
私としても思うことがたくさんあるなという感じです。今自分がやろうとしていることに対してどれだけ理解を得ることができるのか。表面的な理解ではなく「本当に意味のあること」として理解してもらうことができるかどうか。

実は前日に子供の運動会に行きました。行ったのはいいですが自分の息子が何色の組にいてどのあたりでやるのかも確認していなかったので発見することもできず。午前中はずっといましたが子供の姿は見ることができませんでした。自業自得と言えばそれまで。幼稚園の運動会、小学校の運動家は見たことがありません。試合と重なっていてみれない。これも価値観の問題だと思いますが、こういう場面では「自分の子供よりも選手優先」だと思っています。理解してもらえないかもしれませんが。子供たちには「いつも来てくれない」と思われているかもしれないですね。

運動会の場面で保護者と会いました。前任校で指導していた選手の保護者。今でも試合などで会えばかなり話し込みます。ありがたいことに「指導してもらってよかった」と言っていただける。これは本当に支えになります。当時の話をしたりこれからの話をしたり。子供たちの現状について聞いたり。そういう「つながり」があるというのは本当にありがたいなと思っています。これだけ好き勝手にやっていますから応援してくれる方もいれば批判的にとらえられる方もいると思います。それでも関わってきた選手の保護者が「指導を受けられてよかった」と言ってくださるのは本当にエネルギーになるなと思います。形式的な話ではなくざっくばらんに話をしています。距離が近い。結構バカ話もします。それでいいと思っています。

以前、話をしたときに「下の子も先生に見てもらいたい」と言ってくださる保護者がいらっしゃいました。姉を指導していてその弟が前任校に入学。野球をやっていたのですが「先生と一緒に陸上をやれ」と勧めてくださったとのこと。これが何を意味するのかは分かりません。姉のほうにはかなり厳しく指導していました。もちろん理不尽な厳しさではなく「必要な厳しさ」の中での指導。結局は卒業してからも何度も会いに来てくれていましたし一緒に食事に行くことも多々ありました。弟も一生懸命にやってくれました。3年生の時には周りの選手が「Nを中国大会に連れて行きたい」と真剣に競技に取り組んでくれました。あと一歩のところで届きませんでしたが「みんなが一つになる」ほどの人望を持った男子でした。

比較はできません。この子たちが私以外の指導者の下で競技をしていたらどうなっていたのか。もっと強くなっていたかもしれませんし伸びなかったかもしれない。保護者としては「記録を伸ばして欲しい」と強く望まれるでしょう。私の指導を受けたからといって100%強くなるとは言えません。そんな指導ができるとは思っていませんから。しかし、一生懸命に選手と向き合うことだけはします。グランドに立ち一緒に前を向いて取り組んでいく。その中で喜びも悔しさも共有していく。本気で怒ります。同時に本気で喜びますし本気で悔しがります。「クールで客観的な指導者」にあこがれますが実際に私にはできないと思っています。近くで一緒にやることしかできない。

それを前任校の保護者は見てくれていたのだと思います。上述の姉Mの時には中国大会終了後私も泣き崩れました。保護者がいたと思います。が、それは視野に入っていませんでいs多。泣き崩れて動けなくなっている選手の姿しか見えませんでした。私の競技人生の中で最もショックだった出来事かもしれません。あれだけ本気でやっていた選手たちに「笑顔」で向き合ってあげられなかった。どのような言葉をかけたらいいのかも分からない状況。自分自身が情けなくて仕方なった。それでも「やってきたこと」に関しては誇りに思います。この子達と向き合ってきたことは間違っていないと思うから。

そんな姿を保護者がどのように思われるのか。もちろん全てが上手くいったわけではありません。「こんな練習をしていて本当に強くなるのか」と直接言われたこともあります。「こんな学校に行きたいと言い出したからどうしようかと思った」「Tokushoは陸上強いんですか?」と批判的にとらえられることも少なからずありました。当然のことだと思います。万人に好かれるような生き方はしていません。一挙手一投足が見られているかもしれない。発言の一つ一つが批判の的になる可能性だってある。それでも自分自身が何をするかだと思っています。

保護者と話をして「この方たちと出会えて良かったな」と本当に思いました。こちらの「想い」を理解してくださっている。学校が変わっても応援してくださる。こういう部分は本当にありがたないなと思っています。当時の選手たちは今のチームを応援してくれているのではないかと思います。現役でやっている大学生は一緒に練習をしたりします。「想い」というのはつながっていてそれをどう「形」にしていくかだと思っています。

選手たちと時間を共にすることが多い。間違いなく自分の子供よりは多いと思います。それがいいことなのかどうなのか。それでも今は選手と一緒に前に進みたいなと思っています。それが良いことなのか悪いことなのかは判断はできません。それでもやるしかないと思っています。

前任校の保護者と話をして「前に進まないとな」と思えました。見守ってくださっていることに心から感謝したいと思っています。進みます。
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