またもハードル

練習はまたもハードル。こちらも繰り返す事で身につくと思っています。基本的な部分もやりながら、意識する部分を強調する。意識する事で実際の走りに結び付く。

練習前に全く違う部分でかなりキレました…。これはうちの選手とは全く関係ありません。「遊び」ではないのだから他の団体に迷惑をかけるのは間違っていると思います。やれる事をやらずに「遊んでいる」人間にどこまで気を使う必要があるかはわかりません。これで文句を言われるなら私はいくらでも聞きます。何故なら１００％間違っていないから。これがうちの選手だったら、完璧にキレてます。というか、練習に参加させません。意味がないから。これも選手はわかっているはずです。ここが分からない選手は私の指導を受ける意味がないはずです。考え方が全く違うのですから…。

なんだかんだあって、本練習はハードル走。人数が足りない（１人余る）ので私も参加して走ることに。さっきのキレまくりもあり、身体を動かさないと落ち着きませんでした。しかし、選手と一緒に走ったら２台目を引っ掛けてこけてしまいました…。有り得ん…。ハードルでこけるなんて(-.-;)。それもさっきのキレ具合を選手は見ています。全員が大爆笑…。半端なく笑い転げてました（涙）。あー。情けない。

私の転んだ事はさておき、最後の１２０ｍはやはりきちんと走れました。感覚的に悪くないと思います。全体的に走れるので、上手く走れても「勝つ」という「勝敗」の部分では納得できない部分があると思います。大切なのは勝った負けたではなく、きちんと走れたかだと。納得はできないかもしれませんが、結構走れているのは間違いないと思います。

考え方を変えるのも、技術を変えるのも、やはり繰り返ししかないと思います。時間はかかりますが、繰り返し繰り返しやっていくことで力が上がる。意識してやっていって欲しいですね。

またもミーティング

今日も練習開始時にミーティングをしました。本当に良く話をします（笑）。こちらの考え方を伝えていくには繰り返ししかないと思いますし、今の現状にあった話をしていく必要はあると考えています。上手く行っている行っていないは関係なく、きちんと話はしていかなければ考え方は変わらないと思います。これが「考え方の押し付け」といわれたらそれまでですが…。言われても客観的にみて間違っていないと思うので問題はないと思います。伝え続けていきたいですね。

今日は先日野球部の顧問に渡した新聞の記事を紹介しました。１月２３日の朝日新聞に記載されていた桑田投手の話です。

高校時代、「自信を持って入学したが、清原君をはじめ、体が大きく力のある選手がたくさんいた。レギュラーになるのは難しいとあきらめかけた。母にやめたいと話すと、『大事なのは最後までやり通すこと』と言われ、我に返った。自分の出来ることを精いっぱいやろう、と。その意識で３年間を駆け抜けた。」

高校時代スーパースターだった桑田選手ですら、周りとの差を感じてやめようと思った。毎年強い選手が入って来る強豪校だからかなりストレスを感じるはずです。その中で「自分の出来ることを精いっぱいやろう」と思って取り組んで成長していったのです。明日は推薦入試。ひょっとしたら自分よりも力のある選手が入学してくるかもしれない。その時何を考えるか？メンバーに入れなくなって凹むのか、昨日の自分よりも強くなろうと考えて取り組むのかで結果は全く違うと思います。

よく走ると言われるが、「常に頭に置いているのは、このランニングに何が必要か、ということです。例えば２０分のジョギングでは、疲労を除去する。１００ｍダッシュの時は、１本目は野球の１回、７本目は７回のつもりで走る、という具合です」

これもいつもいうことです。練習に「意味を持たせる」という部分がきちんと出来れば、練習の質も上がります。この練習は「○○を意識する」と思ってやれば、何も考えずにやるときと比べて間違いなく質が高まります。

ケガをしてしまったら、「ショックです。ただ、スポーツにはつきもの。落ち込むのではなく、プラスに変えて欲しい。」

ケガをしても体調不良でも練習が十分できません。その時何を思うのか？できないといって落ち込んでいても何も変わりません。回復したときに何もプラスにはならないなら、全く意味のない時間になります。出来ることは必ずあるはずです。落ち込んでいて何もしないで、後で「やっておけば良かった…」と思う時にはもう遅い。出来ることをやるべきです。これもよく話す内容ですね。

最後に「野球を通じて自分を磨く」。

これは説明する必要なし。一番大切な事です。分からなければ何も変わりません。

日頃から話している内容が記載されていたので紹介しました。私だけが言っているわけではありません。大切な事です。少しでも選手にプラスになれば良いと思います。