kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

大切なのは基礎

2008-02-10 | 陸上競技
ある本を読んでいて、トレーニングに関する記述があった。最近はこの手の本はあまり読まなくなっている(先月は月陸&陸マガどちらも買わなかった…)。ちょっと目についたので新しく購入して読んでみた本に今私が考えている事がいくつも書いてあって少し衝撃を受けました。私がやろうとしてた事はすでにやられている部分が多いと(笑)。逆にいうと方向性は間違っていないと思います。

繰り返し「基礎的な事」を実施していくのが一番の近道だと強く感じました。その中で選手にどれだけ「意識」させるかです。誰でもできる部分だからこそ、差を生むのは「意識」です。基礎的な動き、基礎的な筋力を高めていく中でどれだけ「意識」できるようになるかです。意識する部分が間違っていたり、意識が出来なかったら『よく似た形の全く違う運動』になってしまう。基礎筋力を上げるための補強などは同じ事の繰り返しになる。だから飽きてしまう。しかし、『強くなろうとする選手は手を抜くようなことはしない。その結果がどうなるかは自分でわかっている』。

本当に強くなろうという意識があるなら自分でやる。こちらが「きちんとやらないと強くならない」と言い続ける必要はないはず。そこまで意識が高くなって初めて、インターハイや中国の決勝という可能性が生まれてくる。

全員がこのレベルの力が付くかどうかはわかりませんが、やらなければ可能性すらありません。私が求めている「基礎的な部分」を本気で出来る者が可能性をつかむのです。たった一度しかない高校生活、後悔しないために取り組む姿勢を身につけさせていきたいですね。

こう考えたらこの本も、トレーニング内容云々ではなく、やはり考え方が参考になっている気がします。なかなか面白いですね。
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転勤について考える

2008-02-10 | 陸上競技
タイトル的にあまり良くないのかな~と思います…。こういう内容を書くというのはあまり認められないのかもしれません。まー思っている事があるので少しだけ書きます。

実は先日、授業で「来年の修学旅行について調べよう」というのをやった。来年度の修学旅行の予定表を配り、自分達の宿泊するホテルや行く場所を調べた。その中で「先生が一番楽しんでそう」と生徒に言われた。確かに言えてると思った瞬間、「その前に来年ここにいるのか?」と考えさせられた。

はっきりいってこればっかりは全く分からない。それどころか通常考えたら居られる可能性の方が少ないんじゃないかって。これがまだ赴任したばかりというのであれば関係ない話だが、もうここに来て6年が過ぎようとしている。同期採用の者は9割位はこの春までに転勤をしている。他人事ではない。いつ自分が「転勤ね」って言われても仕方ない状況にいる。その中で「来年度の修学旅行」というのは考えさせられる出来事だった。これはそれとなくblogにも書いていた気がします。

別に「転勤しよう」と積極的に考えているわけではありません。私の意志とは関係ない所で決まる部分ですから。しかし、ある程度の覚悟は持っておかなければいけないと思っています。

その時、「もし自分がいなくなったら」について漠然と考えた。いなくなった所で特に何も変わらないはずなんだよね。時間は過ぎていくので、いなくても関係なく物事は進んでいく。担任は別の人が持つだけだし、部活も顧問が代わるだけで活動はしていくだろう。そこに「感情」があるかどうかは別にして関係なく進んでいく。だから今まで問題なく学校は運営されている。

「3年間担任は代わらないでほしい」と言ってくれる生徒もいるが、逆に「担任が嫌だ」と思っている子もいるかもしれない。部活も同じ。「今の指導体制で強くなりたい」と思う者もいれば、「あれこれ言ってムカツク。代わればいいのに。」と考える者もいるだろう。10人いれば8人が私の考え方を受け入れて、「この人と一緒に全力で頑張りたい」と思ってくれればかなりの率だと思う。そんな世の中だから、転勤する事で2人は救われる可能性がある。8人のうち6人位は「誰と一緒でも頑張れる」タイプで2人が入れ代わるだけで結局8人は頑張れる。そんなもんだと思う。「この先生が良い」と思う者、「仕方ないから」と思う者、どちらもいる。今がどうかは分かりませんが、一般的に考えてそんなもんでしょう。

部活の2年生に対しては、あと数ヶ月見続けたいという気持ちはある。本人達がどう考えているかはわからないが、ここまで見て来たら良くても悪くてもあと数ヶ月は見ていきたいと。しかし、これは来年になっても同じ事が言える。今の1年生が2年生になり、この時期になれば「あと数ヶ月は…」と思うに違いない。結局はいつになっても踏ん切りはつかない……。いつかは必ず来る「転勤」という現実を受け入れないといけない。

こう考えると全く「ドライ」にはなれない…。かなり感情移入してしまう。この辺りが自分の良さであり悪さなのかな…と思う。割り切れない部分です。今年か来年か、それとももっと先なのか…、わかりませんがいつか来る「現実」を受け入れる事ができる準備をしておかなければいけません。

まだ経験した事のない「転勤」に対しての不安はあります。その時、何を思うのだろう…。いつかその時が来たら、感情を必ずblogに書きたいと思います。そうやって自分の中の感情をコントロールしていきたい…。

少しのきっかけで色々な事を考えました。微妙な文章かな…。
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