kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

課題

2008-02-28 | 陸上競技
冬期が一段落ついたので、女子には体調を確かめるために病院に行かせました。自分の体調管理がしっかりできないと良い練習はできませんからね。かなり気を使っている者もいるのですが、それでも安心はできません。練習の質が下がると目指すモノに対して必要な負荷がかけられません。

で、昨日結果を聞きに行ったのですがなんと「全滅」でした…。マジか!?かなりショックを受けました。かなり気を使っているつもりだったし、何度も確認をしてきた部分なので信じられませんでした。本人達も気を配っていたはずなのでショックを受けていたみたいですね。しかし、現実は受け止めないといけません。何かが足りなかったのだと思います。冷たいかもしれませんが、努力をしても結果的に症状が出れば同じ事です。

冬期練習では練習量を増やしてかなり追い込んでいます。発汗は少ないですが走る量が多いのでかなり身体にダメージがあります。特に最後の2週間はかなり負荷をかけました。一時的に身体の抵抗力が下がることが考えられます。ある意味そこを狙って負荷をかけている部分もあります。

しかし、そのまま放っておくわけにはいきません。きちんとした「理由」を見つけていかなければまた同じ事を繰り返してしまう危険性があります。kida先生にアドバイスを求めました。同じくhirayama先生にも。まずは経験的にノウハウがある方に聞いてみるのが解決への近道だと考えます。様々な可能性の話を伺う事ができました。感謝。

加えて選手が勉強している間に私も様々な本やwebを利用して様々な情報を集めました。その結果、一つ思い当たる部分が出てきました。これは今のうちの取り組みとも大きく関わります。身体作りに対して「不足する要素」があったのです。身体作りをするためには「タンパク質」が必要です。ウエイトや走り込みをかなりやっているので、この部分に対しての回復させるための要素が足りなかったのではないかと。摂取したタンパク質が優先的に筋肉の回復に充てられるので、他の部分への供給が間に合わなくなっていた可能性があります。これはもう少し確認してみなければいけませんが、不足していたのは間違いないと思います。

この辺りは以前からかなり注意をしてきました。しかし、なかなか上手くいきません。高校生レベルでは難しいのかもしれません。血液検査をしましたがCPKの値に大きな差がありました。ここも「練習の質」に関わる部分です。予想した通りの結果が出ています。ラストの「スピード持続」の技術的練習をするためにもきちんと高い負荷をかける必要があります。

勉強会の最後に今回調べて私が思った事、感じている事を伝えました。誰のために言われているかをしっかり考えていかなければいけません。「これだけ言って分からないならもういい」と言いました。私の「想い」が分からないなら、他の部分も伝わらないと思います。

今の状態である程度のレベルまで来ていると思います。しかし、本当はもっと効果が出せたのかもしれません。この辺りは私の責任もあるのかもしれません。もっともっと「自覚」を持たせる必要があったかもしれません。まだ十分間に合います。「本気」になって取り組めれば質の高いトレーニングが積めます。「可能性」がある気がしています。もちろん、「全員」が「自覚」をすればの話ですが…。

やるのは選手自身です。本当に強くなりたければやるしかありません。自覚を持って欲しいと願います。
コメント (2)
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