“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

★科学技術ニュース★DNAチップ研究所など、間葉系幹細胞の再生医療実用化製品開発に成功

2015-10-13 12:31:00 |    生物・医学

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)プロジェクトの成果をもとに、DNAチップ研究所、ゼノアックリソー、大陽日酸の3社は、再生医療製品製造に貢献する製品開発に成功した。

 具体的には、DNAチップ研究所では、ヒト間葉系幹細胞の品質評価に特化したカスタムアレイCGH解析サービスの開始、ゼノアックリソースでは、Good Manufacturing Practice(GMP)に準拠した細胞凍結保存液の商品化、大陽日酸では、温度履歴情報統合管理システムの開発を実現したもの。

 これらの成果は、細胞を育て、保存し、届ける工程に貢献する製品および技術提供であり、再生医療の最終製品の品質を評価し、それらの品質を維持したまま各医療機関等へ供給するために必要な要素技術群として、間葉系幹細胞の再生医療実用化への貢献が期待される。

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●科学技術書<新刊情報>●「『日本の四季』がなくなる日」(中村尚著/小学館)

2015-10-13 12:30:31 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:「日本の四季」がなくなる日~連鎖する異常気象~

著者:中村尚

発行:小学館 

 異常気象の“なぜ?"を徹底的に解明。超大型台風、集中豪雨、ドカ雪、異常に短い春と秋など、いま日本列島には“異常"があふれている。こういった、日本人の季節感覚を狂わせてしまうような異常事態はなぜ起こるのか……東京大学先端科学技術センターの中村尚教授が、その仕組みを、図をふんだんに使いながら解説。ある場所で起きた小さな変化が、ずっと離れたところに大きな影響を及ぼす、気象の世界独特のメカニズムについて徹底解明し。

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