筑波大学、九州大学、システムインフロンティアは、JST(科学技術振興機構)先端計測分析技術・機器開発プログラムの一環として、世界に先駆け、圧縮センシング法による画像再構成アルゴリズムを搭載した電子線CT(Computed Tomography、断層撮影)用ソフトウェアを開発し、製品化した。
このソフトウェアにより、三次元再構成に必要な撮影枚数を従来の1/10から1/20程度に減らすことが可能となり、撮影時間の短縮のみならず、電子線CT観察のネックとなっていた、電子線照射による試料の損傷や汚れの誘起といった問題の解決が期待される。
このソフトウェアは、画像収録に使われた電子顕微鏡のメーカーを問わず対応が可能。2014年11月1日より試用版の提供および既存ユーザーに対する無償アップグレードを開始することにしている。