ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

10周年記念パーテー

2015年09月12日 | 手打ち蕎麦打ち
             
  
平成17年9月福島社会保険センター青葉手打ちそば教室の卒業生有志でスタートした福島手打ちそば研究会発足10周年記念パーテーがホテル辰巳屋で開催された。
定例研究会場の吉井田学習センターの館長さんと青葉教室の吉成先生を来賓にお迎えして、研究会OB多数の参加者もあり円卓を囲みほぼ40人程で行われた。
定例研究会・そば打ち教室・そば打ち奉仕・研修旅行等活動の記録を編集した記念誌も配布され、そんな思い出話やそば談義のアッと云う間の2時間を過した。
みんなはどんな思いでそば打ちを始めたか改めて知りたかったが、隣席のWさんは転勤先の板下で、自分は仕事先で定宿にしていた下郷町の民宿で会津地方に残るお客を最大限にもてなす再三の“目の前で打つそば振舞い”だった。
そんな光景に魅かれて退職したら絶対自分もやると決めていたが、市内で教える所も知らなかったし、退職直後は他にも興味があった郡山の料理教室へ入ってしまいそばの事はすっかり忘れていた。
しかしその2年後の夏、本屋で偶然立ち読みした残間里江子の『それでいいのか蕎麦打ち男』の中で「最近の男達、特に業界の人間は馬鹿の一つ覚えで蕎麦打ちに走る・・・・もっとやるべき事は他にもある、そんな事でいいのか」と言う、間もなく定年を迎えようとしている団塊の世代に渇を入れるものだった。
これを機に蕎麦打ちの願望も再燃焼して“困った時のネット検索”で青葉教室10月期の募集を知り、8時から整理券を配ると云うので7時に並んだが、既に福島も大ブームでかなり前の列で締め切りになり、翌年4月期で6時に並び半年後に入校出来た。
修養年限2年も奥が深くて自信が持てず更に1年留年。この間に教室の特徴“マンツウマン指導”の講師陣(この教室の卒業生)により研究会が発足、誘いを受けて未熟なまま会員になった。
「更科のKさん」と称される特技を持った先輩も居て、自分もそんな先輩達を目標に福島市名産品の一つ信夫山の北限の柚子を使った変りそばの一品“ゆず切り”を追求していたが、病により挫折してしまった。
そば打ちの全工程作業も困難になり一時は完全廃業を決意したが、未練は捨て切れずに会員各位の理解に甘えて、これからも迷惑をかけない範囲内でそば打ちの雰囲気を楽しみたいと思う。


災害とワイン

2015年09月11日 | 男の料理
                
先ずは水害に遭われた各地の皆様にはお見舞い申し上げます。
昨日は堤防の決壊した様子やヘリコプターによる救助の様子をTVに釘付けになりながら、自分もS61.8.5集中豪雨で我が家の一階まで水没してしまった事やそんな災害現場にも何度も関わった事がつい先日の様に思い返された。
そして今朝は隣の宮城県大崎市で同様に堤防が決壊救助が展開されている。

             
こんな時不謹慎かも知れないが、ワインも料理の必需品だし、赤ワインは健康に良いと云われている事からここ数年は赤白を交互に婆さんと二人で毎晩飲み続けている。
昨晩で無くなったので買いに行って来た。
週一本空にするが、年金生活者の身分では常に一本1000円前後の輸入品の安物だ。購入先はもっぱら専門店の“やまや”、品数が豊富にあって「少しでも美味い物」と毎回選ぶのに困ってしまうが、値段相応で滅多に満足した物を手にした試しは無い。
先日TVで山形の赤湯温泉街にあるワイナリー“金渓ワイン”を偶然視聴した。
山形には高畠ワイナリーと朝日ワインに月山ワインしか無いと思っていたら何と12のワイナリーがあって、この“金渓ワイン”正式な社名は佐藤ぶどう酒(有限会社従業員6名)、1940年創業の老舗で自家のぶどう畑を持ち栽培から醸造まで行っている山形のワイン作りの先駆者だそうだ。
この“金渓ワイン”地元の愛飲者の多くは一升瓶を好み、その代表者格のインタビューを交えた晩酌風景シーンから、その言葉を真に受けて自分も飲んでみたいと思ってしまった。
先ずは今まで見過ごしていた一升瓶はどんな物なのか“やまや”にも輸入品と国産品が多数並べてあったので、輸入品と国産のブレンド物は除外して純国産品の白を買った。
値段は何時もの二本分よりも安かったが、品質は香り・味共にこれまでの値段以上のレベルで輸入品よりも美味いと感じたし、親の代から飲み続けていると自慢していた“金渓ワイン”も何とか入手して飲んでみたい。

招待状

2015年09月07日 | その他
             
遂に来るべき物が・・・一番恐れている閻魔様からではなく幸いだったが、町内会からの敬老会の招待状だ。
数日前の新聞には市主催の敬老会が各支所単位で77歳以上を対象にして実施されたと掲載されていたが、町内会では75歳からの様だ。
義父母達の時はもう20年も前になるが、確か65歳からだったから、近年の老人の増加と福祉予算の縮小を考えれば当然の事だろう。
既に健康寿命は尽きても精神年齢はまだ現役の不良老人と自負しているから、有難い招待ではあるが、喜んで出席する気持ちには何としてもなれないので、欠席に丸だけ付けて回答した。

栗ご飯

2015年09月04日 | 男の料理
  
今朝窓を開けると50m程先のお宅の庭からキンモクセイの心地良い甘い香りが早くもやって来た。
香りに誘われて早速撮影に行ったら五分咲きで、例年なら9月下旬頃の筈なのに、近年に無い酷暑と8月中旬からの低温と長雨による異常気象なのだろう。
そして開店と同時に入ったJAここら黒岩店には地物の栗が10袋程並べてあり、こんなに早く地物にお眼にかかった事は無く、珍しさのあまり迷わず手を出してしまった。
旬の栗は何と言っても栗ご飯に限る。
栗が少なめだったので、今回初めて同じ秋の味覚一年中ある養殖しめじを一緒に炊き込んだが、天然物とは異なり目先の保養だけで邪魔にもならず、美味い栗ご飯になった。