ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

料理教室23回目

2007年04月12日 | 男の料理
                  ふきの治部煮     ふき当座煮
                        ふきの佃煮
修業期限も特にない出入り自由の教室でも、自分はやはり4月は世の習慣で新たな気分になり更に上を目指して二年目を迎えた。向上なんて言ってしまったが、一年皆勤しても24回と高が知れているものの、月二回の遠距離電車通学(そば打ち修行も二回)は生活に緊張感を取り戻す絶好の妙薬となっている。
継続者4人と新入生3人の7人でスタートしたが今回の3人も“男の料理教室”定番の定年退職者で「田舎暮らしがしたくて郡山へ、この先自分も台所へ入って女房孝行」「子供の世話になる事は考えられないので、いざと云う時自分が困らない為に」「閑になったので何かを見つけたい」がそれぞれの理由だった。今回も決心した理由はみんな切実なのに道楽で始めた不謹慎者自分が残って、あまり長続しないのは何とも理解し難いが、理由は案外方便で、現役時代はみんな仕事一途で今遊びの模索真っ最中なのかな?と思ってしまう。
今日の旬の味は“ふき”とは云っても地物は一ヶ月も先で愛知県産の養殖物で調理した。“ふきの治部煮”は北陸地方の煮物だそうで、豚肉を使ったが正式には鴨肉との事。ふき・わかめ・豚肉はそれぞれ別鍋で煮込み、特に豚肉(3~4cm角薄切り)は醤油をかけ、片栗粉をかけて混ぜ合わせ、出し汁・調味料を入れて沸騰した鍋に少量ずつ加え、肉しゃぶ感覚で煮込み取り出す事で柔らかさと一味異なった食感が得られる様だ。
少し面倒でもちょっとした気使いで、同じ器に盛られた煮物でもそれぞれ単品の味が堪能出来る日本料理の基本。初めから混ぜて煮込んで総合の味を食する物もあるから難しい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿