ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

信夫山ゆず

2008年11月24日 | 福島のうまいもの
              
福島市のシンボル信夫山、その中腹には樹齢400年とも云われている北限の柚子(現在は地球温暖化により更に北上している)があり、子供の頃、節の物としてごく自然におふくろが柚子みそやなます等を作って食べさせてくれた。近年“まちおこし”の切り札としてこの柚子を使った菓子を中心にした商品開発が行われ広く知れ渡る事になり、自分もそば打ちを始めて変わりそば(茶そば等)の“ゆず切り”を打つようになって、改めて信夫山の柚子が優れ物であった事を認識した。10月頃から高知産や熊本産が出て、11月になると県内産の矢祭や相馬地方の物が手に入り待ちに待った“ゆず切り”を打つのだが、何故か11月下旬頃から収穫の始まる“信夫山ゆず”に勝る物にあたった例が無いのだ。何故か分らないが下り物は多分未熟で出荷、県内産は土壌?何れにしても“信夫山ゆず”は完熟してからの収穫とおふくろの味として慣れ親しんだ味覚なのだろうが、とにかく一味も二味も異なる優れ物、美味なのだ。
   
                     
これまでは老舗の八百屋から購入していたが、先日そば打ち仲間のHさんが現地を訪ねて収穫している所から直接入手して来たとの知らせがあり、数日後自分も訪ねてみた。柚子畑は結構広範囲だが車の止められる場所は2~3台と限られ、訪ねた先は「こないだ(先日)もおもせい(面白い)そば打ちやってる親父さんが来たぞい」と偶然Hさんと同じ畑だった。梯子に乗って収穫していた人もいたが、こんなハイテクのクレーンに乗った同年輩の親父さんが相手をしてくれて、ここの先祖は山伏で柚子は6軒で栽培、先祖が残してくれた有難いこの宝は自分の誇りでもあり、家系が続く限り残したい等と熱っぽくたくさん語ってくれた。
   
                     



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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-05-11 20:09:50
信夫山のゆずの画像を使わせていただきたいのですが,許可をいただけますか?
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