ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

VK0EK(Heard Is)

2016年03月29日 | アマチュア無線
             
1997年のVK0IR以来19年ぶりにインド洋南極海にあるVK0EKのDXペデションが23日から開始されていたが、弱小局の自分にもそろそろ出番があるかなと27日夜から参戦を開始した。
幸運にも30mCWは20分程でGet出来たが、その後は意に反して空振りの連続だった。
実力相応なのだが、こんなに苦戦している原因は相手方にも多分にあって、これまでのチームにあったヨーロッパとかアジアなどのエリア指定は全く無く、常時バンドがオープンしている地域が対象となり、これがチームの方針本来の姿と理解出来ない訳でもないが、弱者の自分は大幅にチャンスが失われてしまうのだ。
しかし悪い事ばかりだけでもなく、今回初めて眼にした“DXA Real Time Logging”と云うソフトが使用されて、自分に応答があると受信機からJA7PLの音声信号とほぼ同時にコールサインと定型文も画面に現れて耳と眼で同時にQSO成立判定が即時可能になった。
DX(海外通信)を始めた頃の情報源は電波科学とCQ誌だけで、しかも短波の電波伝搬は気まぐれで思わぬ時に予想もしていなかった珍局との出会いがあって、そんな時は何にも代えがたい最高の喜びだった。
ライバルも何時の間にか友達になり、世界の情報が一番早く入手出来ていた東京首都圏の仲間からの伝達で効率良く楽しめたが、数年後には144MHzで東京を基地に西日本と東日本のネットワークループ回線が構築されて、PCによるパケットクラスターが不特定多数により利用されると各地の情報が短時間で入手出来て4~5年は続いたと思う。そして今や「インターネットの有線でリアルタイムで情報を入手して無線を楽しむ」事がごくあたり前になり、更にPCやスマートホンから自宅の無線設備をコントロールして仕事先や車で走行中でも電話する感覚で楽しめてしまう。
最新技術の急速な進歩には驚くばかりで、自分の運用体制もこれまでのWeb Clusterだけでなく二画面を交互に駆使しながら・・・・・アナログ人間にもうこれ以上の進化は能力と経済的にも限界だ。

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