ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

ふきめし

2016年05月02日 | 男の料理
             
過日、一見新鮮そうな福岡産のたけのこがあったので“旬の味”と買い求めて「たけのこご飯」を作ったが、新鮮に見えても収穫後4~5日は経過していて、今回もまた香りの無い視覚だけの物だった。
原発事故後地物は未だに出荷停止で、今日はその代替に庭の隅に移植したふきで師匠直伝の「ふきめし」と「当座煮」を作った。
ふき料理は下処理の“板ずり”もあるが、たけのこの灰汁抜きとは異なり短時間で済み思い付いた直後でも直ちに“旬の味”が堪能出来る。当座煮は鰹と昆布出汁を作れば、唐辛子・油・醤油・酒・みりん・砂糖で煮詰めるだけの料理人からすれば簡単でふきの香りがそのまま味わえる。しかし、こんな逸品も愚息や孫達からは敬遠さる爺婆限定食は何とも残念。