ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

旧友会定期総会

2011年06月25日 | その他
            
ここ汎用会議室は事故直後には全国から応援に駆けつけた取材スタッフの待機場所として満杯になり、現在は本来の汎用室として、応援者も60人程に縮小された事を耳にしながら、未だ収束の全く見えない原発事故取材最前線の雰囲気を肌で感じながら定期総会が進行された。
型通りの会議は通常もよりも迅速に終了して、その後は各自の震災直後の行動や現在の放射能汚染による深刻な生活への影響や被害などの報告に終始した。そんな中で「副会長のSさんが軽い脳梗塞で入院、麻痺した手も握手を交わし言葉もほぼ正常に回復した」と会長から報告された。
Sさんは退職後親から引継いだ農業を一年生からスタートして新米の百姓になったと話していたので、病は若しかして深刻な土壌汚染の心痛が引金ではなかったかと・・・・素人百姓の自分でさえ、原発は憎い!
  
                    
懇親会は近くの大衆寿司屋“うまか亭”で。ここでも話題の中心は原発事故と放射能汚染だったが、デレクター出身で数々のTVドラマの演出を手掛けたNさんから声がかかり「最近のドラマはツマラナイ!ろくな演技力も無いタレントを起用して編集で穴埋めしている。しかも絵作り(映像構図)も丸で一枚写真の張合わせだ」と、多分今の大河ドラマ『江』を暗に名指ししての事ではないかと思った。一部漫画チックに仕上げたとのプロデューサー談話をスタート直後の新聞で知ったが、そんなシーンや人気タレントが登場すると、確かに自分も「また学芸会が始った」と冷めた感覚で視聴していた。演出者の世代差による価値観の相違と技術革新による高度なビデオ編集も功罪の一因ではなかろうか。
来年の大河ドラマは会津を舞台にした、戊辰戦争時には男装して鶴ヶ城籠城戦で奮戦した会津女、新島八重を主人公にした『八重の桜』に決まったそうで、果たして我等老人達の意に添えるかが楽しみだ。