ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

月刊59最終号

2011年03月24日 | アマチュア無線
            
巨大地震、原発の大事故で停滞していた郵便も徐々に回復して今日待望の月刊59誌最終号が届いた。
世界でも恐らく類を見ないJA1ELY草野氏個人発行のDX(海外通信)愛好者の情報誌月刊59は3年前発行者が大病の入院中も病室にパソコンを持込み編集を続けて、休刊する事なく今日まで26年間発行されて来た。しかし、病後の回復状況や年齢を考えて廃刊する事にしたそうで、2~3ヵ月休養の後にはコンパクトな電子書籍として再発刊、インターネットで配信する予定だそうだ。
創刊号から欠かさず購読して来たが、これ以前から自分の所属するADXA(Akita DX Ass)では年に一度首都圏のDX'er達を招き交流はあったものの、当時地方のDX'erは海外の情報が極端に不足していて、自分もこの月刊59誌発刊以降は飛躍的にDXingの成果が得られる様になった素晴しい情報誌でもあった。
アナログ人間には電子書籍は何とも馴染が難く残念だが時代の流れでもあり仕方が無い事の様だ。また、時代の流れと言えば我がADXAのリーダーシップで毎年開催して来た東北6県持回りの第25回「DXを肴にして語る会」も情報化社会にあっては使命を果たして25年の四半世紀の歴史に幕を下ろす事になった。慣例で6月最終土日曜日に秋田で最終回を迎える事になり案内状も投函するだけになっていたそうだが、主催者は大地震と原発大事故で中止と即断したそうだ。
「月刊59」と「DXを肴にして語る会」は時の流れで納得できるが、原発は絶対に遭ってはならない想定外とは余にも無責任な大事故で、未だに回復の兆しも見えず悪化も懸念され何ともやりきれず、再びストレスが輪をかけて蓄積して来る。
『原発とはどんなものか知ってほしい』20年間原子力発電所の現場で働いていた人の生の声を無線仲間のブログで見つけた。現役時代原発の取材にも関わりこれらのいくつかの事は知り得ていたが、改めてどんなに恐ろしいものであるか、私達は皆騙されて来た。
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html を是非読んで参考にして欲しい。