ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

QSLカード

2007年08月01日 | アマチュア無線
             
              旧版(浮き出し印刷)  新版(スタンダード印刷)
前回は3000枚印刷して約7年で消費した。5年後の先の事も考慮して再々版になるが今回は2000枚印刷した。と云うのも生後11~2年周期で大病(入院)をして来たので「次回の峠を越えられればもう十分かな?」と考えたからだ。
印刷屋の陰謀からか近年はカラー写真でなければQSLにあらずの様相で、初めの頃はとても新鮮だったが何時の頃からか“何とも味気が無い”と感じて来た。郷愁かも知れないが、個々人オリジナルデザインのQSLを受け取った時は何十倍もうれしく、そんな自分本位の価値判断で裏面を新たに、表面は印刷塗料が盛り上がった高級感あふれる浮き出しを改めて普通の印刷にレベルダウン、経費節約して発注、昨日納品された。
             
友人のJO7HAMさんのカードだ。
マルコ二ーが大西洋横断通信に成功して以来、当時はライセンスの必要もなく、科学愛好者がプロ(研究者)アマチュアを問わず自由に無線通信を楽しんでいたそうで、当時先進国ではアマチュア無線家をハム=Ham(英訳で大根役者)と呼ぶようになり、これが今日までアマチュア無線家がハムと呼ばれている語源のようだ。こんな意味あいもあってコールサインで“HAM”の称号は仲間内では貴重価値が大変高く、免許人の吉田さんは東北電気通信局から付与された偶然性を見事に捕らえて、シンプルだが実に素晴らしいデザインのカードを制作した。受け取った人は、交信中の状況も含めて多分生涯忘れ去る事はないだろうと少なくとも自分は思う。因みに自分のデザインは何の意味も無いエソップ物語のパクリで“ウソップ物語”なのだが、何が感じられるだろうか。