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世相を診る第14回

2022年03月13日 | ブログ
徹底抗戦の教え

 核大国が攻めて来て、核攻撃さえ辞せずの姿勢を見せられたら、「国外退去」これしかないという考え方もできるが、ウクライナの大統領は一歩も引かず頑張っている。それはそれで立派だとは思うけれど、国民の犠牲が増えるだけという意見もある。

 しかし、昔から「戦う民族は滅びない」という格言もある。侵攻側には敵地で戦う不利もある。21世紀に戦争を仕掛ける指導者への不満は不信となり、ロシア兵士の士気も上がらない。抗戦側に大いに分がある。

 もし、中共が核を片手に尖閣や沖縄諸島に上陸してきたら、米国バイデンさんも逃げ腰になったら。日本の媚中・親中政治家を中心に国家の明け渡しを提案するかも知れない。そこが中共の思う壺で、わが国の高度な民生技術、伝統文化、歴史的建造物を無傷で手に入れることができる。

 今こそ、わが国もウクライナを見習い、先の大戦の一億玉砕の精神を思い出す必要がある。もっと早く降参しておれば原爆の被害も主要都市の空爆も抑えられ、一般市民の犠牲ははるかに少なかったではないかという推測は確かにできる。しかしそれでは、戦後の経済復興、高度経済成長を成した原動力は生まれなかったかも知れない。

 敵はソ連や中共ではなく、米国であったこと、戦後ソ連の支援で北朝鮮が建国され、朝鮮戦争が勃発し、日本は米軍の兵站基地として経済復興のきっかけができたこと。米ソの冷戦がはじまり、米国側に日本重視の必要性が生まれたことも幸運の要因として挙げられる。

 いずれにしても「戦う民族は滅びない」滅びなかったのである。しかし、戦後の中韓の反日教育の一方、わが国は骨抜き教育で、民族を守るために戦うことなど命軽視の特攻精神の一部の様に考えるような人々が増えていった。そして経済重視で親中・媚中で、チベットもウイグルも他人事となった。儲ける企業、お金を持った人間が偉いのだとの拝金主義の価値観が浸透した。

 ロシアはまたまた10隻の艦艇に津軽海峡を通過させたそうだが、「ガタガタ言うなら貴様の国も侵略するぞ」との示威行為にも見える。もっとも安全な隠れ家で指令を出すプーチンご一行は、日本何するものとの思いであろうが、前線の兵士たちは日本の自衛隊の訓練の行き届いた様を知っており、いざ自分たちが刀を抜けば、居合切りに切り捨てられる恐怖があろうと思う。ロシア兵に交戦意欲が高いとは到底思えない。

 わが国は、今更核装備も核シェルターも間に合わず、抑止力または報復として、米国の核(日本は多くの米軍基地を有し、実質ニュークリア・シェアリング状態にあると診ている)に頼らざるを得ない。しかし、この国には、3000年の歴史を持つ天皇家、天皇陛下が居られ、もののふ(武士)の精神が未だ健在である。中共やロシアがわが国に武力侵攻してきたら、それこそウクライナを見習って最後の一人迄戦うしかない。



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