元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

3月3日やっぱりその二

2020年03月03日 | 鑑賞

午後は家に引きこもりw。


娘がいない隙を見計らって、手持ちのDVDを鑑賞。

 

1)

ボブ・ディラン:Master of Change(NHK-BSプレミアム/2016年)

 

ディランのノーベル文学賞受賞を記念しての特番。
彼のライブ映像てんこ盛りの、とても楽しい番組だった(^^)。


それにしても、デビューから半世紀以上経ってまだ歌い続ける彼のエネルギーはどこから来るのか?


ディランを聴いていると、変わらない事と変わり続ける事、その両方の大切さがよく分かる。


来年80になろうというのに、今春また新しい音源が発売されるという。
こんなことを書いていると、また聴きたくなるし、また買いたくなっちゃうんだよな(苦笑)。

 

BD:トラヴェリン・スルー(ブートレグ・シリーズvol.15)

 

BD:日本のシングル集(2020来日記念盤/日本独自企画)

 

 

2)

ドラゴン・タトゥーの女(ハリウッド版)


ここしばらくS.ラーソンの『ミレニアム・シリーズ』を読み込んたので、
映像が観たくなってDVDを手に取った。


『ドラゴン・タトゥーの女』についてはハリウッド版(英語)とスウェーデン版(スウェーデン語)の異なる映画があり、
個人的にはスウェーデン版の方が気に入っているのだが、今日はあえてハリウッド版を。


端的に言って、密度の濃い長編である原作に対して、ハリウッド版は物足りない。
150分という十分すぎる長尺を持ってしても、原作の魅力を超えることはできなかった訳だ。

それにヒロイン、リスベット・サランデルの造形が今イチ。
ルーニー・マーラーは確かに熱演なのだが、この点はスウェーデン版に遠く及ばない。


ということで、たぶん今週末はスウェーデン版を観たいと思っている(^^)。


PS

ディランのDVDを観ていたら、中島みゆきの事を自然と思いだした。

先日カミさんが買ってきた『ダ・ヴィンチ』の今月号に中島みゆき特集があったせいだ。

 

中島みゆきは、それこそ中一の時にデビュー曲『アザミ嬢のララバイ』を聴いて以来、
ずーっと気になっている歌手。

考えてみれば’70年代からこっち、いつの時代にも中島みゆきの歌があった気がする。

 

個人的には『3年B組金八先生』の2ndシーズンで、放送室を占拠して立てこもった生徒たちに対して
警官隊が突入するシーンにフルコーラスで被さった『世情』が忘れられない。

 

 

あの歌が聴きたくて、『大銀幕』を買ったぐらい。

 

 

気になる割には音源は数枚しか買っていないし、大分前に買った『夜会』のDVDもちゃんと観てない(^^;)。

でもやっぱり気になってしまうのだ。

 

彼女ももう半世紀近く歌い続けている。

日本で一番ディランに近い存在かもしれない。


アルバムは40枚以上出ているから、今更手を出すのはどうかとも思うけれど、
うーん、どうしようかな・・・(苦笑)?

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3月3日たぶんその一

2020年03月03日 | 鑑賞

卒業式の代休2日目。

 

つい先ほど、久しぶりに入念な洗車をしてきて、本日の主な外出は終了。
後は夕方買い物に出かけるぐらい。

 

暇なので、ブログでもw。

 

最近聴いた音源/ライブの感想をまとめて。

1)

2月29日、娘が昨年までお世話になっていたピアノのN先生のリサイタルへ。
このご時世開催が危ぶまれていたけれども、無事開催の運びに。

プログラム前半は、こんな感じ↓

スカルラッティ:ソナタ
バッハ:トッカータとフーガ d-moll(小林秀雄編編)
リスト:ラ・カンパネルラ
ショパン:マズルカ、英雄ポロネーズ 


個人的には、『トッカータ』を生で聴くのは初めてだったので、オルガン曲をピアノでどう料理するのか、
アレンジと演奏どちらも興味津々。

オルガンとは違うピアノならではの表現に違和感はなく、N先生がバッハに真摯に取り組んでいる姿勢も感じられ、
とても印象深い演奏だった。

一方で、リスト/ショパンというピアノ弾きにとってのマスターピースは、あまりピンと来ず、
自分にとっては、相変わらず縁遠い作曲家なのだと改めて自覚した次第(^^;)。


・・・ピアノピアノした作品は、どうも苦手(>_<)。


仕事のため後半途中で中抜けせねばならず、メインのLvB「熱情」を聴くことが出来ず残念至極。
カミさんによると、「ノリノリだったよ」とのことで、いい演奏だったらしい。


イベント自粛の風潮の中での開催、トークも自分で担当(いい出来!)、プログラムも重量級ということで、
終演後は大変お疲れだったことと思う。


N先生、リサイタル成功おめでとうございますm(__)m。


2)

3月1日、即ち卒業式午前中の空き時間に聴いた音源

DSCH:ヴィオラ・ソナタ(Vl:ユーリー・バシュメット)


一言、晴れの日に聴くべき音楽ではなかった(苦笑)。

 

躁状態のような、空元気のようなアレグロが時折挟まれる以外は、
何とも暗く、重い雰囲気のp/ppが作品を支配する。

先日聴いたピアノ・トリオもそうだったが、この何とも言えない暗い魅力も、
これまたDCSHを聴く醍醐味というべきなのか(苦笑)。

 


3)

シューマン:詩人の恋、ヴォルフ:歌曲集(Ten:ピアース、Pf:ブリテン)

 

ヴォルフをちゃんと聴いたのは初めて。
シューマンよりも、ロマン派の香りがより一層濃くなる印象。


正直、ピアースよりもブリテンのピアノの方が印象に残った。
上手い!

この上手さは、以前フィッシャー・ディースカウとバーンスタインのコンビでGMの歌曲集を聴いた時に
感じた上手さと同じものだった。
歌以上にピアノが積極的にドラマを構築していく感が強く、
これはやはり作曲を生業としている伴奏者だからこそなのだろうな、きっと。


そういえば、先日聴いたロストロ―ポーヴィチによるブリテンのチェロ・ソナタも作曲者自身の伴奏で、
こちらもチェロと同じぐらいピアノが印象的だった。


ブリテンがピアノを弾いている音源が他にもあったら、買ってみようかしら(^^)?


PS
検索したらこんなのが出てきたので、当然ポチっとw。

 


シューベルト:歌曲集(ピアース&ブリテン)

 

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