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ゴーン元会長事件、仏の批判に違和感

2018-12-23 10:12:19 | ニュース
日産自動車元会長のゴーン氏を巡る疑惑で、東京地検特捜部の容疑者長期拘束の手法が厳しく批判されているという。私はフランス語は全くダメなので日本で引用された報道しか見てない。だが、その範囲では批判は間違っている、本筋を外したもので違和感を禁じ得ない。

本筋は何か、それはゴーン氏が日産を食い物にして私腹を肥やしていたという疑いだ。それがこの事件のメインテーマだ。特捜部の捜査手法が国際常識に反すると非難するのは良い、だとしても彼のやったことは(容疑が事実なら)犯罪であり、これが議論されるべきメインテーマだ。

彼の容疑が事実なら日産に送り込んだ人材(容疑者)の「ルノーの人を見る目と責任」が問われるし、「日産内部でトップの不正を正せなかった機能不全」を厳しく追及されるべきだ。捜査手法のみを問題にするが如き報道は、核心となる犯罪の追及を曖昧にする全く筋違いなアプローチだ。

日本にとっても企業コンプライアンスは更なる改善が求められる最重要テーマの一つで本筋である。検察のやり方を改善すべきだとしても、日仏の経済界もマスコミ報道もこの視点から自らの反省と改善が求められる。的外れな追及で自らの責任を逃れさせようとするのは間違っている。寧ろ不正を追及しようという姿勢が求められていると私は考える。

仏マスコミがどう認識しているのか、趣旨がどう伝わるか分からないが、君たちの報道は愛国的だが何が重要なのか分かっていない、本筋を外れていると言いたい。それでフランスは大丈夫かい?■

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