かぶれの世界(新)

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豪雨の呪いはどこに

2023-07-01 21:39:33 | ニュース
朝3時頃に窓の外から聞こえて来る豪雨の音で目が覚めた。雨が降る音で目が覚めたなんて余り記憶がない。ラジオのニュースで土砂災害避難指示が発令されたと何度も通常番組を中断して報じていた。暫くするとスマホから緊急ニュースが轟音で流れた。

異常な音の大きさでぶったまげ眠気がぶっ飛んだ。しかもそれが何回も繰り返されるものだからもう眠れない。廊下に出ると凄い雨音で、このまま雨が降ると家が何とかなってしまうのではと怖くなった。40-50年前に土砂崩れで実家が半壊したのを思い出し、避難指示を実感した。

だが、窓から見える集落の道には避難する人影は見かけなかった。西日本豪雨の時は私は東京の自宅におり、氾濫で集落の入口辺りまで浸水し数軒は被害したと2週間後に帰郷時に聞いた。川沿いの堤防の遊歩道には緊急対応する消防車などが数台停車し警報ランプが点滅していた。

それから何度も目を覚ましてラジオのニュースを聴いた。ふと時計を見ると6時過ぎで雨音は少し静かになって、窓から見える集落に続く道に異常はなかった。テレビのローカルニュースでは松山市内の石手川は今にも氾濫しそうで、浸水した道路や住宅や電車やバスが停まっていた。

西日本豪雨では西予から大洲に雨が集中した。だが、今回は松山から今治辺りの集中豪雨が襲ったようだ。松山市内の交通網がズタズタになり、今治から大洲までJR予讃線が運航中止、高速道路も松山から大洲まで通行停止してた。

朝食を済ませた頃は雨も小降りになり大洲市内の被害は報じられず、私自身もやっと落ち着いた気分になった。だが、テレビは愛媛県の東から南まで避難指示が何度も繰り返し報じられていた。青島の3所帯が避難指示されたと何度も報じられていた。

午後3時頃にはすっかり雨が上がり、帰京の準備の為の買い物に出掛けた。矢落川の河川敷が土色の水に覆われ支流の水門が閉じられていた。それ以外、どこにも豪雨の跡を感じなかった。その頃になってやっと避難指示が解除された。土砂崩れは雨が止んだ頃に呪いのように起こるが今回は大丈夫のようだ。■

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