かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

田舎暮らし雑感2020(1)コロナの試練

2020-04-15 23:12:17 | 日記・エッセイ・コラム
予約したLCCのフライトが2度欠航になり、代替のフライトが全便欠航になって帰郷を一旦は諦めた。だが、家内の一言でLCC以外のフライトの半数はまだ運航中と分かり、昨日の昼の便で羽田から松山に飛んだ。運賃は5500円から3万円弱、多分この差が欠航数に反映されたようだ。私の座席H17より前の乗客は丁度10人、後ろ側は数人程度で20人弱、こんなの初めての経験だった。

羽田空港まで南武線から京急線を乗り継いで行ったが、通勤時間帯でも混雑がなく座れた。空港でチェックインして搭乗を待つエリアはガラガラだった。暇そうにしている隣の高知行き便の搭乗口に地上職員がいた。聞くと、彼女達は極端に客が減ったのは緊急事態宣言後からだそうだ。

これだけ少ないと搭乗手続きから離陸、着陸まで全て順調で、時刻表より早く飛び早く着いた。空港から松山市駅までのリムジンバスの運転手の後ろの席は感染を防ぐため座れない表示があった。だとしても半数以上が空席、その後乗り換えた宇和島行きの高速バスに至っては乗客はたったの3人だった。

こんなに順調な帰郷は初めてだ。バスを降りて実家に戻る途中の四国88ヶ所の寺の近くで元地区長に会った。「近づくな、東京からだ」と半分冗談ぽく言うと、彼は急に真顔になって止まり距離を置いた。多分、それが私の帰郷を皆に知らせることになったようだ。彼は直ちに市役所に伝えたと思う。

一夜明けて今朝、今度は現役の地区長が実家に来て、市の保健課の要請だと言って2週間外出を自粛するよう伝えられた。覚悟はしていたけど話が伝わるのが早い。更に困ったことに、私のミスで現金を入れた宅急便が、これまた代理店の手違いで私に届かず、昨夜から実家に残していた冷凍品を食べて凌いだ。

宅急便が今日の夕方やっと届き急いで食料を仕入れに行った。それまでは冷凍品で凌いだ。朝食は冷凍品のフェタチーニのボンゴレとインスタントスープだった。好物だが朝からパスタを食ったのは人生初めて。
昼食は担々麺とチョコレートや団子餅、全部好きだけど組合せが。

地区長によると松山市の隣の松前町にコロナ感染者が出ると、四国最大のショッピングセンター「エミフル」に客が来なくなったという。更に愛南町でも同じことが起こったという。田舎でもコロナの嵐が吹き荒れていた。東京より田舎の方が他人の目が気になり、自由に動けそうもない。

こうなると頼りは車だ。実家に置いている車のバッテリーを接続して起動すると動いた。安心した。今日はもう寝ることにしよう。実家の室温は外気と同じだった。昨夜は14度、今朝は10度。夜11時過ぎの今、16度。たった2度だけど暖かく感じる。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする